シラバス情報

授業科目名
国語科教育法IV
学年
4年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岡田 美也子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
国語科教育法I〜IIIで学んだことを総括し、教育実習に向けて国語科指導の能力を養うこと、実習後は、中学校・高等学校の国語科教員となるために自身に不足していると思われる能力を把握して補充することを目標とする。
授業の概要
教育実習と並行して国語科の教科指導に関する事前・事後の指導を行う。履修生は、実習の予定を踏まえて教科書教材の研究を行い、学習指導案を作成して模擬授業と批評を行う。また、実習後に、実習中の教科指導を振り返り授業改善を試みる。最後に、国語科の新しい授業方法について学ぶ。

授業計画
1回
本授業の目標設定 学習指導要領および学習指導案を中心とした復習
到達目標:国語科教育に関する学習内容をふまえて、教育実習での学習指導を含む、本授業の目標設定を行う。
事前学習
[2h] シラバスを読み、また「国語科教育法I、II、III」の復習をしておくこと。中学校および高等学校の国語科学習指導要領を見直しておくこと。
事後学習
[2h]設定した目標に従って、重点的に学びたい事項、実践したい事項をまとめておくこと。

2回
学習指導計画立案 発問の組み立て方を中心に
到達目標:学習者の主体性を引き出す発問を考えることができる。
事前学習
[2h]配付資料を読んで、前学期に作成した模擬授業案を見直しておくこと。
事後学習
[2h] 学習内容を踏まえ、自身が選定した教材について発問を考えておくこと。

3回
国語科アクティブラーニングとICT
到達目標:主体的な学習を展開するためのICT活用について考えることができる。
事前学習
[2h]  配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容を踏まえ、ICTの活用について考えておくこと。

4回
研究授業(精錬実習)の録画視聴と参観メモ、批評
 到達目標:授業参観のポイントを理解する。教壇授業のイメージを持つ。
事前学習
[2h] 配付資料(教材)を読み、学習指導の全体像を理解しておくこと。
事後学習
[2h]視聴と討議の内容をもとに、観察記録と改善点をまとめること。

5回
教育実習で扱う単元と教材の研究
到達目標:選定した教材について、教材としての可能性を的確に分析できる。
事前学習
[2h]教材を読み、教材研究の下準備(意味調べ、場面の確認、表現分析など)をしておくこと。
事後学習
[2h] 授業内での議論を踏まえて、教材観をまとめ、指導観につなげておく。

6回
教育実習で扱う単元/説明的・論理的文章: 模擬授業と振り返り
到達目標:模擬授業を実践し、改善点を見つけることができる。
事前学習
[2h]模擬授業の準備をすること。
事後学習
[2h] 実施後に改善点を整理すること。

7回目
教育実習で扱う単元/説明的・論理的文章: 改善と模擬授業
到達目標:改善点を生かして、模擬授業を向上させることができる。
事前学習
[2h] 改善点を踏まえて再度、学習指導計画を立てておくこと。
事後学習
[2h] 改善がなされたか確認し、今後の課題を整理しておくこと。

8回
教育実習で扱う単元/物語的・文学的文章: 模擬授業と振り返り
到達目標:模擬授業を実践し、改善点を見つけることができる。
事前学習
[2h] 模擬授業の準備をすること。
事後学習
[2h] 実施後に改善点を整理すること。

9回
教育実習で扱う単元/物語的・文学的文章: 改善と模擬授業
到達目標:改善点を生かして、模擬授業を向上させることができる。
事前学習
[2h]改善点を踏まえて再度、学習指導計画を立てておくこと。
事後学習
[2h] 改善がなされたか確認し、今後の課題を整理しておくこと。

10回
新しい国語科の授業実践:読書能力を育成する授業
到達目標:読書能力の育成を目指した新しい学習指導の方策を知る。
事前学習
[2h] 配布資料を読んで、基本的な事項を調べておくこと。
事後学習
[2h]  学習内容をまとめて、実践案を考えておくこと。

11回
新しい国語科の授業実践:メディアリテラシーを育てる授業
到達目標:メディアリテラシーの育成を目指した新しい学習指導の方策を知る。
事前学習
[2h]配布資料を読んで、基本的な事項を調べておくこと。
事後学習
[2h] 学習内容をまとめて、実践案を考えておくこと。

12回
新しい国語科の授業実践:ディベート・スピーチの授業
到達目標:ディベート・スピーチに関する学習指導の方策を知る。
事前学習
[2h] 配布資料を読んで、基本的な事項を調べておくこと。
事後学習
[2h] 学習内容をまとめて、実践案を考えておくこと。

13回
新しい国語科の授業実践:古典の読みを深める授業
到達目標:ICTを用いた古典のアクティブラーニングの方策を知る。
事前学習
[2h]配布資料を読んで、基本的な事項を調べておくこと。
事後学習
[2h] 学習内容をまとめて、実践案を考えておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験を実施する(出席が2/3に満たない場合は、受験を認めない)。
学習活動案および模擬授業50%
期末試験50%

※教職課程の科目であり、やむ得ぬ事情のないかぎり、すべて出席することが前提である。
休まずに出席し、学習できるということは、教員になるために必要な資質の1つである。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
教材分析や指導案については、講義の中で提出されたものに対して、授業内でコメントする。
試験結果へのコメントを希望する場合は、学期末成績発表時に担当者の研究室に来ること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編〈平成29年7月〉
文部科学省
東洋館出版社
978-4491034706
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 国語編
文部科学省
東洋館出版社
978-4491036403
参考文献・推薦図書
『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校国語科教育研究』全国大学国語教育学会 編(東洋館出版社/2019/\2,420/978-4491037677)
『あたらしい国語科指導法--六訂版』柴田義松・阿部昇(学文社/2021/¥2,310/978-4762030444)
『教育実習生のための学習指導案作成教本国語科【改訂版】—中・高教育実習用』教育実習を考える会(蒼丘書林/2012/¥1,320/ 978-4915442858)
その他、授業内で適宜紹介する。
研究室
東金キャンパス H棟5階 H513
オフィスアワー
月曜日4限目 水曜日2限目
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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