シラバス情報

授業科目名
日中翻訳技法I
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
李 頴清
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語、中国語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
中級以上レベルの中国語学習者(中検3級以上)と日本語学習者(N2以上)を対象とする。翻訳作業の手順、日本語と中国語の間の翻訳の特徴を理解するとともに、様々な実践的トレーニングを通じて翻訳技法を習得し翻訳の基礎を固めること、及び総合的なコミュニケーション能力の向上を目標とする。
授業の概要
日中・中日翻訳をするための基本的な方法と技法を教授する。日本語と中国語の言語的相違点及びその背景となる文化的相違点を比較し、両言語の特徴を理解させた上、様々な実践的トレーニングを行って翻訳のプロセスと技法を考察する。

授業計画
1回
オリエンテーション、レベルチェック、翻訳概論
授業の進め方、日中翻訳の種類や特徴などを説明する。
到達目標:授業の内容や進め方を理解する。
事前学習
[2h] 事前にシラバスをよく読んでおくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解すること。 

2回
中日翻訳① 中日同形語、難訳中国語
翻訳実践をしながら、中日翻訳における中日同形語と難訳中国語の翻訳方法について説明する。
到達目標:中日同形語・難訳中国語の翻訳方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に中日同形語を調べておくこと。
事後学習
[2h] 日中同形異義語・中国語の4文字構造の言葉の翻訳を練習すること。

3回
中日翻訳② 省略する例、文章記号と表記ルール
翻訳実践をしながら、中日翻訳における省略する例、文章記号と表記ルールについて説明する。
到達目標:中日の文章記号と表記ルールが理解できる。
事前学習
[2h] 事前に中日の文章記号について調べておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解すること。

4回
中日翻訳③ 適訳を採用する、補って訳す
翻訳実践をしながら、中日翻訳における専門用語の翻訳方法と「加訳」という方法について説明する。
到達目標:補って訳すという翻訳技法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の中国語文を日本語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解すること。

5回
中日翻訳④ 日本語表現(連語・代名詞・人称名詞など)
翻訳実践をしながら、連語や代名詞、人称名詞の翻訳方法について説明する。
到達目標:連語・代名詞・人称名詞の翻訳方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の中国語文を日本語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解すること。

6回
中日翻訳⑤ 訳す順序
翻訳実践をしながら、訳す順序について説明する。
到達目標:訳す順序が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の中国語文を日本語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解すること。

7回目
日中翻訳① 拆訳/分訳(区切って訳す)
翻訳実践をしながら、日中翻訳における区切って訳すという方法について説明する。
到達目標:区切って訳す方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

8回
日中翻訳② 反訳(否定文を肯定文に、肯定文を否定文に)
翻訳実践をしながら、日中翻訳における反訳という方法について説明する。
到達目標:反訳という方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

9回
日中翻訳③ 減訳(省略する例)、文章記号と表記ルール
翻訳実践をしながら、日中翻訳における減訳という方法について説明する。
到達目標:減訳という方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

10回
日中翻訳④ 使令動詞“使”(使役文に訳すケース)
翻訳実践をしながら、日中翻訳における使役文に訳す方法について紹介する。
到達目標:日本語使役文の翻訳が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

11回
日中翻訳⑤ 加訳(補って訳す)
翻訳実践をしながら、日中翻訳における加訳という方法について説明する。
到達目標:補って訳すという翻訳技法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

12回
日中翻訳⑥ 巧用連詞,介詞(効果的な接続詞・介詞)
翻訳実践をしながら、日中翻訳における連詞などの効果的な使い方について説明する。
到達目標:効果的な接続詞・介詞の使い方が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に配布資料の中の日本語文を中国語に訳しておくこと。
事後学習
[2h] 講義の内容を復習し理解を深めること。

13回
講義のまとめ、期末テスト
到達目標:春学期の講義内容が理解され、応用できる。
事前学習
[2h] 期末試験のため、復習しておくこと。
事後学習
[2h] これまでの講義を振り返り、要点や疑問点をまとめておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験を実施しない。評価配分は以下の通りとする。
○授業への取り組み:50%
○課題:50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各回課題については次回の授業で解説する。
質問・意見などについては必要に応じてフィードバックを行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
『日中・中日翻訳トレーニングブック』 髙田裕子・毛燕 大修館書店 ISBN:9784469232561
『作文ルール66 日中翻訳技法』相原茂 朝日出版社 ISBN:4255451389
『日中中日翻訳必携 実践編—よりよい訳文のテクニック』 武吉次郎 日本僑報社 ISBN:4861851602
研究室
東金キャンパス・H棟・407
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月曜・水曜の昼休み
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