シラバス情報

授業科目名
日本語D
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
後藤 美和子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
・JLPT N2合格を目指して、聞き取りのスキルを学ぶ。具体的には、日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、要旨を把握したりする力をつけることを目指す。
授業の概要
①科目名:日本語D(Intermediate Japanese D)
②授業形態:講義
③内容:まず、聞くときに間違えやすい日本語の音声について学ぶ。次に、各問題のねらいに応じたスキルを学習し、問題を解く。オンデマンド授業では学んだスキルを使って練習問題を行う。問題が終わったら各自でスクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。それぞれのスキルは、問題を解くためだけでなく、日常生活や大学で講義を聞く際にも役に立つものなので、授業外でも意識して使ってほしい。


授業計画
1回
(対面授業)
オリエンテーション/音声の特徴に慣れる①似ている音の聞き分け
・講義の内容を理解する。
・間違えやすい音(小さい「っ」、「ん」、長音など)について学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.14-15
・到達目標:間違えやすい音に注意して、似ている言葉を聞き分けることができる。
事前学習
事後学習

2回
(オンデマンド授業)
・似ている音を聞き分けるための練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

3回
(対面授業)
音声の特徴に慣れる②音の変化や縮約形
・話すときに音が省略されたり、書いたものとは違った音になるパターンを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.16-17
・到達目標:変化した音や縮約形を聞いて、意味が分かる。会話体に慣れる。
事前学習
事後学習

4回
(オンデマンド授業)
・変化した音や縮約形を聞き取るための練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

5回
(対面授業)
即時応答のスキル①最初の文を理解する
・質問などの短い発話を聞いて、適切に応答するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.18-26
・到達目標:最初の発話を聞く際に、だれがそれをするか、その話題について話し手はどう思っているか、その出来事は起こったか、起こっていないか、などに注意して聞けるようになる。
事前学習
事後学習

6回
(オンデマンド授業)
・即時応答の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

7回目
(対面授業)
即時応答のスキル②返事の文を考える
・質問などの短い発話を聞いて、適切に応答するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.27-31
・到達目標:応答のパターンや間接的な答え方、音の高さや長さに注意しながら聞けるようになる。
事前学習
事後学習

8回
(オンデマンド授業)
・即時応答の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

9回
(対面授業)
課題理解のスキル①するべきことを理解する/最初にすることを考える
・具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当か理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.32-39
・到達目標:働きかけ、必要かどうか、同意するかどうかの表現に注意して、するべきことを理解したり、順序を表す表現などに注意して、最初にすることを考えて聞けるようになる。
事前学習
事後学習

10回
(オンデマンド授業)
・課題理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

11回
(対面授業)
課題理解のスキル②条件に合う情報を聞き取る/条件を聞き取って整理する
・具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当か理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.40-46
・到達目標:状況説明文の中で説明された条件に合うものだけを、話の中の情報から聞き取ったり、話の中で説明される条件を聞き取って、整理したりできるようになる。
事前学習
事後学習

12回
(オンデマンド授業)
・課題理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

13回
(対面授業)
ポイント理解のスキル①話し手の意図を考えて、必要な情報かどうかを判断する/言い換えに注意する
・事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.47-55
・到達目標:1)「〜から・〜けど・〜て」などの表現から話し手の意図を考えて、必要な情報かどうかを判断できるようになる。2)長い説明を、別の言い方で簡単に短くまとめるような言い換えに注意して聞くことができるようになる。
事前学習
事後学習

14回
・ポイント理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

15回
(対面授業)
ポイント理解のスキル②多くの情報の中から必要な情報を拾う
・事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト全体から話者の意図や主張などを理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.56-61
・到達目標:質問の中の言葉と同じ意味の表現や、最も大切な情報を示す表現に注意して、必要な情報を拾い出せるようになる。
事前学習
事後学習

16回
(オンデマンド授業)
・ポイント理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

17回
(対面授業)
概要理解のスキル①例と例をまとめる言葉を聞き分けて、話題をつかむ
・事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト全体から話者の意図や主張などを理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.62-69
・到達目標:例と例をまとめる言葉を聞き分けて、話題をつかむことができるようになる。
事前学習
事後学習

18回
(オンデマンド授業)
・概要理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

19回
(対面授業)
概要理解のスキル②キーワードを関連づけて、話の構造をつかむ/文を関連づけて、話の主題をまとめる
・テキスト全体から話者の意図や主張などを理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.70-78
・到達目標:1)キーワード(話の中で大切だと思われる言葉)を関連づけて、話の構造をつかむことができるようになる。2)キーワードよりもさらに大きなまとまり(文)を関連づけて、話の主題をまとめることができるようになる。
事前学習
事後学習

20回
(オンデマンド授業)
・概要理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

21回
(対面授業)
概要理解のスキル③表現を手がかりに意見や主張を聞き取る/表現を手がかりに意図を考える
・テキスト全体から話者の意図や主張などを理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.79-84
・到達目標:1)話し手が自分の意見や主張を、一般論や他の人の考えと対比させて述べるパターンに注意して聞けるようになる。2)表現を手がかりに、話し手の意図(謝罪・相談・お願い・断りなど)が理解できるようになる。
事前学習
事後学習

22回
(オンデマンド授業)
・概要理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

23回目
(対面授業)
統合理解のスキルを学ぶ①2人以上の人の話を整理する
・長めのテキストを聞いて、複数の情報を比較・統合しながら、内容を理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.85-89
・到達目標:2人以上の話を整理して聞くことができるようになる。
事前学習
事後学習

24回
(オンデマンド授業)
・統合理解の練習問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

25回
(対面授業)
統合理解のスキルを学ぶ②2種類の話を整理する
・長めのテキストを聞いて、複数の情報を比較・統合しながら、内容を理解するためのスキルを学び、練習問題を行う。
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.90-94
・到達目標:2種類の話(例:あることについての説明+それについての会話)を整理して聞くことができるようになる。
事前学習
事後学習

26回
(オンデマンド授業)
日本語能力試験N2の模擬問題
・テキスト『新完全マスター聴解N2』pp.96-103
・N2の模擬問題を行う。スクリプトを確認し、分からない語彙や表現を調べる。何回も繰り返して聞き、リピーティングやシャドーイングを行い、スピードに慣れる。新しい語彙や表現、気が付いたことを聴解ダイアリーに書く。
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回、課題(宿題)がある。小テスト、期末テストを行う。評価配分は次のようになる。

授業への参加度(態度、積極性、課題への取り組み) 10%
課題・宿題 30%
小テスト30%
期末テスト30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題とテストは添削結果を返却し、間違いが多かったところは解説を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『新完全マスター聴解日本語能力試験N2』
中村かおり・福島佐知・友松悦子
スリーエーネットワーク
4883195678
参考文献・推薦図書
『短期マスター聴解ドリル1 N2・N3レベル』凡人社 1,500 円+税
『N2聴解スピードマスター』Jリサーチ出版 1,400 円+税
『ドリル&ドリル日本語能力試験N2聴解・読解』ユニコム 2,600 円+税
『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解[中級]』スリーエーネットワーク 2,000 円+税
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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