シラバス情報

授業科目名
日本の文学(古典)
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岡田 美也子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
到達目標
・古典文学の表現上の特徴を理解し、主体的に楽しむことができる。
・古典文学が、言語文化だけでなく、ジャンルや時代を超えて種々の日本文化の基盤となっている様を理解し、古典とされるものの意義について考えようとする姿勢を持つ。

授業紹介動画
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=c033971c55f7c758116ced3e3df1c999
パスワード: jMAj74Hq
【訂正】開講曜日時限は、水5・金5
授業の概要
テキストと補足資料を用いて、古典文学の形式や表現上の特徴を考える。テキストの各章には、古典の特徴や面白さに関する解説と実践をとおして理解を深めるためのレッスンが設けられているので、予習に活用し、古文と現代文の相違点や共通点について考えておくこと。補足資料により、古典文学の表現や作品のありよう、時空を超えた古典文学の享受のされ方について更に深く考えていく。

〇授業形態
・本授業は同時双方向型とオンデマンド型を併用したオンライン授業として開講する。

〇履修者への連絡及び教員への連絡方法
・履修者全体への連絡は、manabaで行う。
・教員への質問などは、manabaの掲示板を利用すること。
・個別の連絡が必要な場合、個人的な内容を含む場合は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。

〇学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法
・オンライン(同時双方向型)授業を行う時は、その時間内にやりとりを行う。
・時間割上の授業時間外の履修者との議論は、manabaの掲示板を用いて行う。学生相互の議論にもmanabaの掲示板を利用する。

〇出席確認方法
・Webexミーティング参加記録、動画視聴記録、及び授業終了後に実施する理解確認テスト(manaba「小テスト」)の受験で確認する。
・得点が低い場合はJIUメールで個別に連絡・指導する。場合によっては、再度テストを行う

〇設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導
・レポートはmanabaに提出すること。提出されたレポートは1週間以内に添削して返却する。

授業計画
1回
ことばを選ぶ 助詞の働き:和歌や俳句【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:和歌や俳諧における語句選択の重要性を理解する。
事前学習
[2h]テキスト「ことばの力1」「ことばの力2」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

2回
文章を動かす:『徒然草』の叙述を例に【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:叙述順序の意味について理解する。

事前学習
[2h]テキスト「編集1」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

3回
3回. 読む: 句読点とカギカッコ:『枕草子』を例に【同時双方向型・オンデマンド型併用】 
 到達目標:句読点と会話文・地の文をめぐる本文校訂について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「読む1」を読んでおくこと
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

4回
読む:「すむ」と「にごる」: 原文表記と解釈学【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:清音濁音をめぐる本文校訂について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「読む2」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

5回
文体: さまざまな文体:仮名日記、漢文日記、歴史物語【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:ジャンル・文体と叙述内容との関係について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「文体1」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

6回
6回.文体: 漢字とカナ:原文表記と本文批評【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:日本語の様々な表記と、本文批評について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「文体2」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

7回目
翻訳する: 三段階で訳す:逐語訳・内容訳・翻案【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:古文の訳し方のあり方と意義について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「翻訳する1」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

8回
編集: 配列を考える:和歌集、説話集の配列【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:和歌集、説話集の配列と編纂意図との関連について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「編集2」を読んでおくこと
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

9回
レトリック: 隠されたメッセージ:折句・沓冠【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:短歌の技法(折句・沓冠)とその意義について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「レトリック1」を読んでおくこと
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

10回
レトリック: だじゃれと掛詞:『竹取物語』、和歌の技法【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:言語遊戯・短歌の技法(掛詞)とその意義について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「レトリック2」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

11回
レトリック: 比喩を楽しむ:物語・随筆の比喩表現【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:古文に特徴的な比喩表現について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「レトリック3」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

12回
共有: パロディで遊ぶ:川柳、狂歌、近世小説【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:パロディ作品の様相と意義について理解する。
事前学習
[2h]テキスト「共有1」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

13回
共有: 文学をイメージする:古典作品を素材としたデザイン・絵画【同時双方向型・オンデマンド型併用】
 到達目標:古典文学世界の他分野への広がりを理解する。
事前学習
[2h]テキスト「共有2」を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小課題・レポート・期末試験を実施する。
○期末試験:60%
○授業中に実施する課題及びレポート:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて:
小課題については、授業内で解答と解説をします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
大学生のための文学レッスン 古典編
蔦尾和宏・中野貴文・平野多恵・渡部泰明
三省堂
978-4385364292
参考文献・推薦図書
『大学生のための文学トレーニング 古典編』今井上・中嶋真也・光延真哉・吉野朋美 著(三省堂/2013/¥2,160/978-4385365527)
『古文の読みかた』藤井貞和(岩波書店/1984/¥907/ 978-4005000760)
『古典の読み方』藤井貞和(講談社/1998/¥1,036/978-4061593152)
その他、授業で紹介する。
研究室
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