シラバス情報

授業科目名
人類とモノづくり
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
倉林 眞砂斗
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
 「ヒトがいつ、どのようにしてサルから分かれ、社会を営み、変化させてきたのか」について理解を深めることは、人類史の一端にふれるだけではなく、自己理解の第一歩となる。この授業では、幅広く学際的な視点から人類や社会の変化、技術の進歩等について考え、各自が関心を持つ分野の学びに資する視点の獲得を目指す。

概要紹介:https://youtu.be/g9ZfZlxj3_M
授業の概要
 いわゆる【衣】【食】【住】に、【埋葬】【移動】【想像-創造】という主題を加えて大きな切り口とし、それぞれの中で設定した個別具体的な主題を通して、講義形式にて人類の「これまで」と「これから」について考える材料を提供する。各回において、考古学や歴史学に基づく情報をもとに、自らが生きていく時代について考える要点を示すこととする。

授業計画
1回
 ヒトとは何か【双方向型】
・「人類史」という視点を意識する。
・ヒトがいつ、どのようにしてサルから別れたのか、他の哺乳類とは異なる集団としてどのような特性があるかを理解する。
事前学習
 サルとヒトの違いについて考えてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

2回
 「道具」とは何か【双方向型】
・【食】という切り口から「道具」について知る。
・ヒトが道具として生み出した「石器」「弓矢」「落とし穴」等について理解を深め、厳しい自然環境の中で生きていくための必要条件について考える。
事前学習
 なぜヒトが石器を必要としたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

3回
 「農耕」とは何か【双方向型】
・【食】という切り口から「農耕」について知る。
・ヒトが農耕を始めるまでの道筋について理解を深め、農耕社会の発展や変容等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「農耕」を必要としたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

4回
 農耕社会における分業【双方向型】
・【食】という切り口から「分業」について知る。
・「道具」としての土器、銅器、青銅器、鉄器等について理解を深め、それぞれが果たした役割について考える。
事前学習
 なぜヒトが「分業」を始めたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

5回
 居住環境と定着生活【双方向型】
・【住】という切り口から、ヒトの居住の変遷について知る。
・洞窟、日干し煉瓦、煉瓦、竪穴式住居等について理解を深め、それぞれの特性や果たした役割について考える。
事前学習
 ヒトの居住環境について考え、自分にとって要点だと思うことをまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

6回
 特定機能を持つ非日常的空間【双方向型】
・【住】という切り口から、ヒトが必要とした「特別な機能空間」について知る。
・都市、神殿、宮殿等について理解を深め、それぞれの特性や果たした役割について考える。
・宗教儀式に使われた道具−祭器
事前学習
 自分が生まれ育った場所をイメージしながら、都市空間としての特色をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

7回目
 都市生活と「文字」の発明【双方向型】
・【住】という切り口から、都市生活が生み出した「文字」について知る。
・「文字」の種類と特性、果たした役割等について考える。
・文字の支持体−粘土板、石、骨、紙、竹等の活用。
事前学習
 なぜヒトが「文字」を使い始めたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

8回
 「製塩」と「酒造」【双方向型】
・【食】や「祭祀」という切り口から、欠かせないものとされた「製塩」「酒造」について知る。
・「製塩」「酒造」について理解を深め、それぞれの果たした役割等について考える。
事前学習
 自分の食生活において、欠かせないと考えるものを列挙して優先順位をつけてみる (90分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (150分)。

9回
 ヒトならではの「埋葬」という行為【双方向型】
・【埋葬】という切り口から、各種の「墓制」について知る。
・「墓制」を構成する諸要素について理解を深め、それぞれの果たした役割等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「埋葬」するようになったかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。 
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

10回
 副葬された物品【双方向型】
・【埋葬】という切り口から、「墓制」の一部として副葬された物品について知る。
・どのような物品を、どのように副葬したかを知り、それぞれが果たした役割等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「埋葬」に合わせてモノを副葬したかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。 
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

11回
 ヒトの移動手段【双方向型】
・【移動】という切り口から、ヒトが発明した手段や物品について知る。
・車輪、馬具の発明、舗装道路の敷設。
・動物の馴化と活用。
事前学習
 なぜヒトが当たり前のように「移動」するようになったかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。  
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

12回
 機械化されたヒトの移動手段【双方向型】
・【移動】という切り口から、ヒトが発明した手段や物品について知る。
・自動車、(高速) 鉄道、飛行機の発明と活用。
・ドローン、AI認証。
事前学習
 自分の主たる移動手段を念頭において、1日の移動距離を算出してみる (90分)。
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (150分)。

13回
 ヒトの空想とモノづくり【双方向型】
・【想像-創造】という切り口から、ヒトが発明するプロセスについて知る。
・イノベーションについて理解を深める。
・写真フィルム、デジカメ、ウォークマン等の誕生プロセス。
・IoTの可能性。
事前学習
 自分の日々の生活をイメージしながら「あったらいいな」「できたらいいな」と思うことについて考え、要点をまとめてみる (120分)。  
事後学習
 授業で言及した要点をまとめておく (120分)。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
 下記の配分にて成績評価を行う。
○期末試験:60% 
○授業中に課す課題:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
 課題については、次回以降の授業時に解説する、あるいは解説コメントを配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
各回で事前に資料をアップしておくので、必ずダウンロードして授業に臨むこと。
参考文献・推薦図書
○『人類の歴史をつくった17の大発見』 コーディー・キャシディー <梶山あゆみ 訳>(河出書房新社/2021年/1,620円)
○『世界史の発明』 タミム・アンサーリー <花田知恵 訳>(河出書房新社/2021年/3,900円)
研究室
○東金キャンパス:本部棟6階
オフィスアワー
○水曜日:1時限/昼休み、金曜日:1時限/昼休み
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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