シラバス情報

授業科目名
生徒指導(進路指導の理論及び方法を含む)
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
目時 修
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
中学校・高等学校における生徒指導の意義や進路指導の考え方について理解できる。それらの理論を具体的な実践と結びつけて、教師としてどのような姿勢、どのような指導方針、方策で生徒に寄り添った支援及び指導をするべきか、という原理原則と具体的な手立てについて考えることを通して理解できる。
授業の概要
生徒指導の基本的なとらえ方、学習指導・進路指導・教育相談との関わりについて幅広く学ぶ。そして、学校における小・中・高校生の心理や状況を把握し、それらに応じた諸々の指導がどのようにおこなわれているのか、課題や対応の仕方等について理解を深める。特に、キャリア教育の視点に立った授業改善や体験活動、評価の改善や推進、ガイダンスとカウンセリングの充実について教師として知っておくべき知の枠組みや、その枠組みを援用する考え方に必要な素養について考え、学ぶ。
 具体的には、これからの社会を担う子どもに求められる資質と能力の育成するために必要な授業実践力を修得するために、教育の目的に適した授業実施時に役立つ指導技術とそれを実践する力を授業場面の事例を通して、生徒指導や進路指導、キャリア教育のあり方、その工夫と改善について検討することでより良い教育を創りだしていく基盤が習得できるように展開していく。

授業内容紹介動画URL
パスワード: qTqkAHP6
録画のリンク:
https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=7758b93723cb7abfd5d7ab247a8767c9

授業計画
1回
オリエンテーション、生徒指導の意義と原理について
[到達目標]教育の動向を踏まえ、生徒指導の意義と原理及び教育課程における生徒指導の位置付けについて理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.1-3」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

2回
生徒指導の教育観と指導観、集団指導と個別指導について
[到達目標]生徒指導の教育観・指導観及び集団・個別指導の原理を踏まえ、学習指導での生徒指導について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.10-16」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

3回
学級活動の特質と生徒指導との関連について
[到達目標]学級において生徒の自己の存在感が育まれるような場や機会の設定の在り方が理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.17-21」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

4回
道徳教育・特別活動と生徒指導との関連について
[到達目標]道徳教育・特別活動のおける生徒指導について理解するとともに、教科における生徒指導の意義を理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.22-24」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

5回
児童生徒の心理と児童生徒理解について
[到達目標]児童期の心理を踏まえ、基礎的な生活習慣の確立や規範意識の醸成等について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.43-49」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

6回
発達障害といじめや不登校などとの関わり理解について
[到達目標]自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症等の発達障害の特性を理解するとともに、いじめや不登校との関連について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.54-58」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

7回目
青年期の発達と学校における生徒指導体制について
[到達目標]青年期の発達の特徴や思春期の課題を理解するとともに、学校における生徒指導体制、学級担任の役割、組織的な指導の重要性について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.58-66」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

※これまでのまとめとして中間レポートを課します(指定された期日までに提出してください)。

8回
課題を抱える個々の生徒への指導について
[到達目標]校則・懲戒・体罰等の生徒指導に関する主な法令の内容、インターネットや性に関する今日的な課題について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.69-72、pp.156-158」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

9回
生徒の抱える主な指導における養護教諭等の教職員、外部の専門家、関係機関等との校内外の連携について
[到達目標]今日的な生徒指導上の課題に対する専門家や関係機関との連携の在り方について理解できる。
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べ、「生徒指導提要pp.99-105」を熟読しておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

10回
進路指導やキャリア教育の意義及び原理、その性格について
[到達目標]教育課程における進路指導及びキャリア教育の位置付け、教育活動全体を通じたキャリア教育の視点と指導の在り方ついて理解できる。
事前学習
[2h]事前に<ガイダンス、認知的能力、非認知的能力、陶冶、意味のある学び>などの各々の用語につい調べてまとめておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

11回
教育活動における進路指導及びキャリア教育の役割について
[到達目標]学ぶことと社会との接続を意識し、一人一人の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる環境整備について理解できる。
事前学習
[2h]事前に<教育課程、カリキュラム・マネジメント、学力、モラル、実践的な能力>などの用語について調べてまとめておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

12回
キャリア教育の視点を持ったカリキュラム・マネジメントの意義について
[到達目標]教育課程及び個々の教科において、キャリア教育の視点を持ったカリキュラム・マネジメントの視点からの授業改善について理解できる。
事前学習
[2h]事前に<学び合う関係性、協同的な学び、プロジェクト・ベース学習(PBL)>などの用語について調べてまとめておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

13回
まとめ、ガイダンスの機能を生かした進路指導及びキャリアカウンセリングについて
[到達目標]ガイダンス機能と個々の生徒へのカウンセリングの基本と手法、キャリア形成の視点に立った自己評価の意義について理解できる。
事前学習
[2h]事前に<ガイダンス、ヘルバルトの4段階教授法、多重知能(MI)理論、ゴールマンのこころの知能>などの用語について調べてまとめておく。
事後学習
[2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。

定期試験または期末レポート

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価の方法:以下の①から④までの評価配分に基づき総合的に評価する
①授業終了後の小テスト10回程度:30%
②中間レポート:20%
③期末試験または期末レポート:40%
④授業参加度:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業で解説、または解説コメントシートの配付をします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
生徒指導提要
文部科学省
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文科省ホームページからのダウンロードが望ましい(印刷不要)
参考文献・推薦図書
「学校」をつくり直す/苫野一徳/河出書房新社/ ISBN-10:4309631053
学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす/中山芳一/東京書籍/ ISBN-10:4487811546
学習環境のイノベーション/山内祐平/東京大学出版会/ ISBN-10:4130513540

※授業時にワークシートと必要資料を適時配付する。
研究室
F棟3階308
オフィスアワー
S1及びS2:火曜日昼休みと3限・水曜日の昼休み
F1及びF2:水曜日の昼休み・金曜日の昼休みと3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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