シラバス情報

授業科目名
英語科教育法II
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
磐崎 弘貞
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本授業の目標は英語授業の「型」を学ぶことである。その過程で、英語教育において特に問題となる文法事象を理解しながら、Focus on Formの考え方に沿って文法知識を英語でのミュニケーション活動に生かす指導法について理解していく。また、重要語彙(単語・フレーズ)の提示方法、読解活動タスク、ワークシートの作成、そして何より英語で英語を教える授業運営方法についての理解も深めていく。

授業紹介動画
https://youtu.be/6O7sbojNFnM
授業の概要
まず授業の流れを概観し、その「型」を学んでいく。その上で、実際に中学・高校の英語教科書で扱われる文法事項を、学習者用文法指導書も参考にしながらその理解を深めるとともに、英語を使って(一部日本語)どのように文法指導をしていくかを学習していく。授業実践については、実際の授業ビデオも利用して、どうした点がうまくいっているか、どのような改善点が必要かについてもクラスで議論をし、模擬授業も行う。また、英語での授業運営のために、教室英語等についての小テストを行う。

授業計画
1回
学習指導要領と文法指導
 到達目標:学習指導要領の内容と文法指導の関連を理解する。
事前学習
[2h] 新指導要領に関する第1章とコミュニケーションにつなげる文法指導に関する第2章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

2回
英語で表現するための基礎:be動詞と一般動詞
 到達目標:be動詞と一般動詞の違いを理解し、自分自身について表現できるように指導できるようにする。
事前学習
[2h] 教科書でbe動詞と一般動詞指導の章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

3回
相手に質問する、内容を否定する:疑問文と否定文
 到達目標:疑問文と否定文を使ってコミュニケーション活動を指導できるようにする。
事前学習
 [2h] 教科書で否定文と疑問文指導の章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

4回
動詞に意味を添えて表現する:助動詞
 到達目標:canやwillを用いて表現ができるように指導できる。
事前学習
[2h] 教科書の助動詞関連章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

5回
義務を表す表現を指導する:must とhave to
  到達目標:mustとhave toの異同を理解し、身の回りにある義務を表す事象の表現指導できるようにする。
事前学習
[2h] 教科書のmustとhave toに関連する章、および様々なタスクの形式例についてを読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

6回
理解を深める質問とその形式
 到達目標:事実質問、推量質問、個人化質問の違いを理解し指導できるようにする。
事前学習
 [2h] 教科書にある内容質問の型に関する部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

7回目
同じ動詞で型を変えて表現範囲を広げる:様々な動詞型
 到達目標:同一動詞でも動詞型・文型を変えることで表現の幅が広がることを指導できるようにする。
事前学習
[2h] 教科書の様々な動詞型の部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

8回
これまでに指導方法のまとめ:小テストと解説
 到達目標:小テストによりこれまでの学習内容を定着させる。
事前学習
[2h] 教科書とハンドアウトでこれまでの内容を復習しておくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと解説内容で小テストを復習しておくこと。

9回
動作について表現する、目的を表現する:to不定詞の名詞用法と副詞用法
 到達木曜:to不定詞の名詞用法と副詞用法について理解し、身の回りのことが表現できるよう指導できる。
事前学習
[2h] 教科書のto不定詞(名詞用法・副詞用法)の部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

10回
名詞を詳しく修飾して表現する:to不定詞の形容詞用法
 到達目標:to不定詞の形容詞用法を理解し、名詞修飾の指導ができるようにする。
事前学習
[2h]教科書のto不定詞(形容詞方法)の箇所を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

11回
事物・人の存在を伝える:there構文
 到達目標:英語の情報構造、定名詞・不定名詞の違いを理解し、存在文を適切に指導できるようにする。
事前学習
[2h] 教科書のthere構文に関連する部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

12回
眼前で起こっていること、または一時的に生じていることを表現する:現在進行形の指導
 到達目標:現在進行形が表す一時性を理解し、指導ができるようにする。
事前学習
[2h] 教科書の現在進行形に関する部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

13回
未来について語る:未来表現とまとめ
 到達目標:未来についての表現を理解し、指導ができるようにする。また、これまでのまとめによって授業内容を振り返す。
事前学習
[2h] 教科書の未来を表す部分を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
模擬授業、小テスト、期末試験を実施し、評価配分は以下とする。
1) 模擬授業:40%
2) 小テスト: 10%
3) 期末試験:50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題内容のフィードバックについては、当該週、または次回授業内で解説を行う、または解説コメントをmanaba上で配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
英語授業の「型」づくり
語学教育研究所
研究社
978-4469246520
参考文献・推薦図書
望月正道他『英語で教える英語の授業』大修館.
卯城祐司『英語で教える英文法』研究社.
金谷憲 『英語授業ハンドブック中学校/高校編(DVD付)』 大修館書店.
高梨庸雄他『教室英語ハンドブック』研究社. 
石黒昭博他 『総合英語エバーグリーン』いいずな書店. 
研究室
オフィスアワー
木曜昼休み(その他は要相談);電子メールでアポイントメントを取ること。
iwasaki.hirosada.gm@u.tsukuba.ac.jp
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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