シラバス情報

授業科目名
地域・在宅看護概論
学年
1年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
鈴木 明子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
①科目名:地域・在宅看護概論(Introduction to Community health and Home care nursing)
②授業形態:講義(またはオンライン授業)

人々が住み慣れた環境で、自分らしく生きることを支援するための看護の基礎能力を養う。看護の対象者には、さまざまな健康状態、ライフステージにある人がいることや、個人だけではなく家族や地域も対象とすることを理解する。看護実践のために必要な地域包括ケアシステムや、法制度に関する知識を学ぶ。多職種の中で看護の専門性を発揮させることができる。地域で暮らす人々の健康を支援するための情報を収集・分析・統合する能力を身につける。
授業の概要
病院だけではなく、人々が住む「地域」という場でも必要とされる看護があることを理解し、看護師に求められる態度・知識・姿勢を身につける最初の一歩となる科目である。

授業計画
1回
1回.人々の暮らしと地域
担当:鈴木明子
授業に関するオリエンテーションと講義
視点:人々の暮らし、暮らしと健康、地域の捉え方、暮らしと地域、地域・在宅看護とは、地域包括ケアシステム
到達目標:人々の暮らしと地域・在宅看護の関係、暮らしの基盤としての地域を理解できる。
事前学習
該当する教科書のページ(第1章・第2章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

2回
2回.在宅看護の歴史から考える在宅看護の役割 
担当:鈴木明子
視点:イギリス、アメリカ、オランダ、日本の在宅看護活動の原点および在宅看護の歴史から、在宅看護の役割を考える。
到達目標:国内外の在宅看護の歴史から、在宅看護に通底する考え方と、社会背景の変化に伴い求められる看護実践の変化について理解できる。
事前学習
講義資料を読み、講義内容を把握する。教科書には該当するページはない(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

3回
3回. 地域・在宅看護の対象者
担当:鈴木明子
視点:地域特性と人々の健康、ライフステージ、疾患を持ちながら生きる、家族
到達目標:地域の特性が健康に影響していること、ライフステージの特徴、家族を含めた対象者について理解する。
事前学習
該当する教科書のページ(第3章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

4回
4回. 地域・在宅看護の対象者(ゲストレクチャー)
担当教員:NPO法人ピュア代表 藤田敦子、鈴木明子
視点:家族の立場からみた在宅療養と家族支援、緩和ケア、ACP、グリーフケア、多職種連携 
到達目標:家族の立場からみた在宅療養を知る。
事前学習
該当する教科書のページ(第3章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
家族の思いについて、思ったこと、考えたことをまとめ、看護職者が行う家族への看護について学習する。多職種連携について興味のあることについて調べ学習する(2h)。

5回
5回.暮らしを支える看護
担当教員:鈴木明子
視点:暮らしを支える看護、暮らしに関連する環境、看護師に求められる態度・知識・姿勢
到達目標:暮らしを支える看護についてイメージできる。環境を整える看護の役割を理解できる。
事前学習
該当する教科書のページ(第4章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

6回
6回.地域・在宅看護の実践の場と連携
担当教員:佐藤愛
視点:地域・在宅看護実践の場、住まい、訪問サービス、通所サービス、短期入所サービス、施設サービス、多職種連携
到達目標:地域・在宅看護の場を人々の暮らしと結び付けて考え、さまざまな看護実践の場があることを学ぶ。多職種で連携する中で看護師に求められる役割を理解できる。
事前学習
該当する教科書のページ(第5章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

7回目
7回. 地域・在宅看護に関わる法例・制度
担当教員:鈴木明子
視点:地域での暮らしにおけるリスク、災害への事前の備え、介護保険・医療保険制度、医療提供体制、地域保健にかかわる法制度、権利保障に関連する制度、訪問看護制度
到達目標:暮らしの中にあるリスクに対する看護の役割を理解できる。在宅看護の関わる法例・制度として、医療保険と介護保険が理解できる。また、在宅看護に関連する法制度および在宅・住まいの場について理解できる。
事前学習
該当する教科書のページ(第4章の一部と第6章)と講義資料を読み、講義内容を把握する(2h)。
事後学習
講義のポイントを整理し、興味のあることについて調べ学習する(2h)。

8回
事前学習
事後学習

9回
事前学習
事後学習

10回
事前学習
事後学習

11回
事前学習
事後学習

12回
事前学習
事後学習

13回
事前学習
事後学習

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末試験を実施する。評価配分は以下のとおり。
〇期末試験:50%
〇小テストおよびレポート:30%
〇授業への取り組み、発言:20%
総得点の60%以上かつ期末試験の正解率60%以上を合格とする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題に対するコメントは、次回授業中に口頭で解説する。
履修者への連絡方法は、全体に向けてはmanabaで、個人に向けてはメールで行う。
教員への連絡は、manabaの掲示板またはjiuメールを活用すること。メールアドレスは、授業初回で伝達する。
授業への質問は、manabaまたはjiuメールを活用する。メールアドレスは、授業初回で伝達する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
地域・在宅看護の基盤
河原加代子、他
医学書院
978-4-260-04689-3
2022年 第6版 2,200円
参考文献・推薦図書
授業中に適宜紹介する
研究室
東金キャンパス・H棟・H206
オフィスアワー
火曜日3時限・木曜日2時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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