シラバス情報

授業科目名
基礎栄養学
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
酒井 健介
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
食事や栄養素の生体内での役割を理解するとともに、さまざまな健康状態やライフステージにおける他者の食行動を変容させるための基礎能力を養う。
授業の概要
生命の維持に必要な物質が食事から摂っていることを理解し、食物に含まれる栄養・非栄養成分を列挙し、それらの消化管での吸収、生体での役割について正しく理解する。また、健康的な食生活の実現に必要な各栄養素等の摂取量の基準やその過不足により起こりうる健康障害などを理解し、自らのそして他者の健康を栄養学的側面から支援できるスキルを身につける。

コアカリキュラム:C6-(2)-⑥、C6-(2)-⑦、D1(3)-①、薬学準備教育ガイドライン(3)-①、薬学準備教育ガイドライン(3)-②
種類:必修科目

本授業は「対面授業」になります。
出欠確認はmanabaのresponを使用します。

授業についての質問はmanabaを活用してください
担当者: 酒井 健介 
研究室:K棟4階 K404
メールアドレス: ksakai@jiu.ac.jp
オフィスアワー:月曜1限・木曜2限

授業計画
1回
1回 食物とヒトの身体について
  担当教員:酒井 健介
ヒトの身体を構成する物質が食事に依存していることを理解する。一方で、食事に含まれる成分は、ヒトの身体の構成物質のみならず、生理機能において重要な役割を担うことを理解する。
到達目標:食事や栄養、ヒトの身体に興味を持つ
該当SBOs:D02201、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
シラバスを読み、教科書に目を通す(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習する。課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)(1時間)

2回
2回 五大栄養素について① 食物に含まれる栄養素
  担当教員:酒井 健介
食物に含まれる成分とヒトの身体を構成する成分の関連性について学ぶ。また食品構成、食事バランスガイド、食事摂取基準等、ヒトの身体に必要な栄養素を列挙し、それぞれの役割をイメージすることができる。
到達目標:身体を構成する栄養素について理解する
該当SBOs:D02200、D02700、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)(1時間)

3回
3回 五大栄養素について② エネルギー収支を中心に
  担当教員:酒井 健介
主要栄養素について、エネルギー消費の観点を併せてイメージすることができる。エネルギー摂取と消費、それらがBMIにもたらす影響について理解する。併せて活動的な生活習慣を普及啓発する各種指針について理解する。
到達目標:エネルギーの収支や摂取すべき栄養素の種類や量について理解する
該当SBOs:D02200、D02700、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。自らの食生活を振り返り、望ましい食生活が実現できているのかを考える。(1時間)

4回
4回 各栄養素の消化と吸収
  担当教員:酒井 健介
食物の消化と吸収について、消化管各部位の特徴を挙げ、それぞれの部位で食物がどのように消化され、吸収されるのかについて理解することができる。
到達目標:摂取した食物の消化管での分子レベルでの変化を理解する
該当SBOs:D02300、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。解剖生理学での消化管の構造や機能を復習し、その形態や機能が食物の消化吸収にどのようにかかわっているのかを統合的に理解する。(1時間)

5回
5回 炭水化物・糖質
  担当教員:酒井 健介
炭水化物や糖質の化学的特徴を理解し、生体内への吸収プロセスや生体内での代謝について理解することができる。
到達目標:炭水化物・糖質の消化・吸収および生体内での動態について説明できる
該当SBOs:D02400、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。基礎生物学や解剖生理学での学びにおける糖質の生体内での役割について、細胞内での糖質酸化(解糖系やTCA回路など)の基質の由来の多くが、食事からであることを理解する。(1時間)

6回
6回 タンパク質
  担当教員:酒井 健介
タンパク質の化学的特徴を理解し、生体内への吸収プロセスや生体内での代謝について理解することができる。
必須アミノ酸と制限アミノ酸を理解し、食物の栄養的価値を理解する。またヒトにおけるタンパク質栄養において窒素出納を概念的に理解し、計算問題等で正しい解答を導くことができる。
到達目標:タンパク質の消化・吸収および生体内での動態について説明できる
到達目標:アミノ酸スコアやタンパク質栄養価に関する計算問題を正しく解答できる。
該当SBOs:D02400、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。基礎生物学や解剖生理学での学びにおけるアミノ酸やタンパク質は、食事から摂取するタンパク質に由来するものが多いことを理解する。各アミノ酸の構造的特徴を理解する。窒素出納について、経口摂取、消化管吸収、糞便排泄、生体貯留、尿排泄の関係を理解する。また安静時(非摂取時)においても窒素排泄は行われていることを理解する。(1時間)

7回目
7回 脂質
  担当教員:酒井 健介
脂質の化学的特徴を理解し、生体内への吸収プロセスや生体内での代謝について理解することができる。
到達目標:脂質の消化・吸収および生体内での動態について説明できる。
該当SBOs:D02400、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。経口摂取の脂質のほとんどは中性脂肪であること。食事由来の脂質が生体内でどのように分布するのか、また生体内で生合成される脂質との関係、生体内を構成する脂質(細胞膜など)については解剖生理や基礎生物学での学びと統合的に理解する。(1時間)

8回
8回 脂溶性ビタミン
  担当教員:酒井 健介
脂溶性ビタミンの種類、構造、性質および生体内における役割を述べることができる。また各種ビタミンが豊富に含まれる食品を挙げることができる。
到達目標:脂溶性ビタミンの種類、構造、性質および生体内における役割を述べることができる。
該当SBOs:C23200、D02800、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

9回
9回 水溶性ビタミン
  担当教員:酒井 健介
水溶性ビタミンの種類、構造、性質および生体内における役割を述べることができる。また各種ビタミンが豊富に含まれる食品を挙げることができる。
到達目標:水溶性ビタミンの種類、構造、性質および生体内における役割を述べることができる。
該当SBOs:C23200、D02800、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

10回
10回 微量元素 ①
  担当教員:酒井 健介
微量元素の種類と生体内における役割を述べることができる。また各微量元素が豊富に含まれる食品を挙げることができる。
到達目標:微量元素の種類、性質および生体内における役割を述べることができる。
該当SBOs:C23300、D02800、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

11回
11回 微量元素 ②
  担当教員:酒井 健介
微量元素の種類と生体内における役割を述べることができる。また各微量元素が豊富に含まれる食品を挙げることができる。
到達目標:微量元素の種類、性質および生体内における役割を述べることができる。
該当SBOs:C23300、D02800、D02900、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

12回
12回 その他食品成分の生体における価値
  担当教員:酒井 健介
食物繊維や非栄養成分(ファイトケミカルなど)の生体における役割について説明できる。またそれら成分が豊富に含まれる食品を挙げることができる。
到達目標:食物繊維の機能性や抗酸化物質の特徴、プレ/プロバイオティクスの特徴を理解する。
該当SBOs:D02500、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

13回
13回 エネルギー代謝と食事摂取基準
  担当教員:酒井 健介
基礎代謝、安静時代謝や身体活動に伴うエネルギー消費など、エネルギー代謝について理解することができる。食事摂取基準の概念を理解することができる。また各栄養素等の基準値について、その策定根拠を理解することができる。
到達目標:主要栄養素のエネルギー産生の仕組みとエネルギー消費量の算出について理解する。
該当SBOs:D02600、D02700、H03800、H04100、H04200
事前学習
前回資料および小テストの復習をする(1時間)
事後学習
課題小テストの実施を通じて、授業内容を復習とともに、教科書の該当ページを読む(ただし、授業で習っていない部分については、割愛してもよい)。(1時間)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト20%、レポート10%、定期試験70%
追再試験  試験100%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
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講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
衛生化学詳解(上)
京都廣川書店
参考文献・推薦図書
衛生化学詳解(下) 京都廣川書店
衛生薬学 −健康と環境− 新井洋由、早川和一編 廣川書店
研究室
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