シラバス情報

授業科目名
臨床化学
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
合志 雅美
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
薬剤師は、病棟、薬局あるいは在宅において多様な症状を訴えてくる患者の問題点を発見しその問題点を解決に導くことが求められる。そのような臨床判断においてはまず、症候(症状)を正確に理解することも求められる。次に患者の体感や自覚、あるいは医療従事者の観察のみでは把握できない様々な症候を客観的に判断する上で、多種多様な臨床検査が実施されている。本講義では主な症候を正確に理解し、それらの状態を把握するために行われる臨床検査とその実施と情報の利用における薬剤師の役割について学ぶ。
授業の概要
大きく5分類し、講義を行う。
1. 臨床判断における症候の位置付けと薬剤師業務における意義について、
2. 身体の病的変化を理解するために代表的な症候の理解、
3. 病態の程度を数値として理解・把握するための臨床検査について、並びに
4. 薬物の副作用、副作用疾患と原因医薬品並びに薬害、薬物乱用と健康のリスクの理解を通じて医薬品の安全性を理解する。
5. 更に、臨床判断におけるバイオマーカーの位置づけを理解する。

全回の講義に関係するSBOs
H03800:科学、医療に関連する英語の代表的な用語を列挙し、その内容を説明できる。
H04100:自然科学各分野における基本的単位、数値、現象の英語表現を列記できる。
H04200:科学、医療に関連する英語の代表的な用語、英語表現を列記できる。

授業計画
1回
ガイダンスおよび臨床判断における症候の位置付けと薬剤師業務における意義。教科書52〜57ページ
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

2回
代表的な症候(42種)について、説明できるようになる。教科書59〜90ページ
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

3回
一般検査(尿検査、糞便検査および脳髄液検査)について説明できるようになる。教科書91〜97ページ
E01500:尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
E01600:血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
E02100:代表的な微生物検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

4回
血液学検査について説明できるようになる。教科書98〜113ページ
E01600:血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
E01900:動脈血ガス分析の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

5回
臨床化学検査について説明できるようになる。教科書114〜132ページ
E01700:血液性化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

6回
免疫的検査について説明できるようになる。教科書133〜150ページ
E01800:免疫学的検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

7回目
生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)について説明できるようになる。教科書151〜170ページ
E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

8回
病理組織検査について説明できるようになる。教科書171〜182ページ
E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

9回
画像検査 について説明できるようになる。教科書183〜192ページ
C10100:代表的な画像診断技術(X 線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。)
E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

10回
フィジカルアセスメントについて説明できるようになる。教科書193〜199ページ
薬物の副作用のモニタリングについて説明できるようになる。教科書202〜206ページ
F10400:身体所見の観察・測定(フィジカルアセスメント)の目的と得られた所見の薬学的管理への活用について説明できる。
F13200:医薬品の効果と副作用をモニタリングするための検査項目とその実施を提案できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

11回
代表的な副作用疾患と原因医薬品について説明できるようになる。教科書207〜223ページ
薬害、薬物乱用と健康リスクについて説明できるようになる。教科書224〜230ページ
E02700:以下の障害を呈する代表的な副作用疾患について、推定される原因医薬品、身体所見、検査所見および対処方法を説明できる。
A01400:薬物乱用防止、自殺防止における薬剤師の役割について説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。

12回
コンパニオン診断・医薬品について説明できるようになる。教科書246〜258ページ
E16800:遺伝子治療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を概説できる。
E24900:コンパニオン診療にもとづく薬物治療について、例を挙げて説明できる。
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
事後学習
授業にて指示。

13回
バイオマーカーについて説明できるようになる。教科書259〜268ページ
事前学習
教科書の対応するページを読んでおくこと。
講義表題にある語彙について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
授業にて指示。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
レポート、小テスト(100%)によって評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で解説、または解説コメントの掲載。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
薬物治療総論/症候・臨床検査/個別化医療(臨床薬学テキストシリーズ)
中山書店
9784521744506
参考文献・推薦図書
研究室
東金キャンパス、K棟4階
オフィスアワー
授業にて指示。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ