シラバス情報

授業科目名
コミュニケーションの基礎
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
添野 勉
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語で実施する。
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
コミュニケーションは無色透明な行為ではなく、多様な要因によって変化・歪曲・断絶等が絶えず発生する行為です。特にメディアを介したコミュニケーションは、メディアが個人の身体から距離をとるほどに複雑な様態を示すものであり、コミュニケーションが変容する要因を知ることが難しくなります。本講義では、現代社会におけるコミュニケーションの多様な側面を学び、どのような論点が提起されているのかを学びます。

講義紹介動画:Webex ミーティングの録画: コミュニケーションの基礎紹介動画
パスワード: Media2022
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=0db15eb34c9e35ed971f8e6103e0a480
授業の概要
現代社会における「コミュニケーション」の重要性は日々高まっていますが、「コミュニケーション」とはそもそもいかなる概念・行為として定義できるのでしょうか。また、コミュニケーションはそれ自体単独で存在するものではなく、他者や「メディア」の存在を抜きに論じることはできません。本講義では、コミュニケーションを成立させる存在や情報環境を論じるとともに、各論としてうわさやフェイクニュース、映像の問題を取り上げることで、現代のコミュニケーションに対する基礎的な視点を獲得することを主眼とします。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します。途中、リアルタイムオンラインでの質問対応日を設けます】

授業計画
1回
イントロダクション(「コミュニケーションの基礎」受講の手引)
到達目標:「コミュニケーション」とは何かを把握する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:身の回りの「コミュニケーション」にどのようなものがあるかを観察してみる
事後学習
2h:各種事典類を活用し、「コミュニケーション」がどのように定義されているかを確認する。

2回
メディアとコミュニケーション
到達目標:コミュニケーションにおいてメディアの果たす機能を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:身の回りの「メディア」にどのようなものがあるかを観察してみる。
事後学習
2h:講義時の定義を元に、身の回りの「メディア」とその機能を分析する。

3回
アナログ・コミュニケーションの世界
到達目標:アナログ的なコミュニケーションの多様性・現代的特徴を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:アナログ的な情報伝達手段として何を利用したことがあるかを考察する。
事後学習
2h:アナログ・コミュニケーションの現代的な活用事例を探してみる。

4回
デジタル・コミュニケーションの世界
到達目標:現代におけるデジタル的なコミュニケーションの諸相を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:デジタル的な情報伝達手段として何を利用したことがあるかを考察する。
事後学習
2h:デジタル・コミュニケーションの活用事例を探してみる。

5回
うわさというメディア
到達目標:うわさ・流言飛語についてコミュニケーションの側面から理解を深める。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:自分が聞いたことのある「うわさ話」を想起し、箇条書きにしてみる。
事後学習
2h:自身が体験した「うわさ話」を分析してみる。

6回
デマ・フェイクニュースとコミュニケーション
到達目標:デマやフェイクニュースの構造や特性を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:自分が聞いたことのある「デマ」を想起し、箇条書きにしてみる。
事後学習
2h:自身が体験した「デマ・フェイクニュース」を分析してみる。

7回目
映像とコミュニケーション1
到達目標:記録写真の主観性について理解を深める。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:自分の身の回りで使われている報道・広告写真を調べてみる。
事後学習
2h:自身で写真を撮影し、その写真にどのような利用法があるかを考察する。

8回
映像とコミュニケーション2
到達目標:報道写真と編集の関係について理解を深める。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:複数の写真を使用し、どのような物語を構成可能かを考察する。
事後学習
2h:編集という行為とコミュニケーションの関係について考察する。

9回
授業学習9回目
情報環境とコミュニケーションの現代
到達目標:環境化したメディア・情報と個人の関係性を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:日本における現代の情報環境にはいかなるものがあるのかを調べてみる。
事後学習
2h:国内と海外では情報環境にいかなる相違点があるのかを考察する。

10回
システムとコミュニケーション
到達目標:容易に離脱不可能なシステムに埋め込まれた現代的なコミュニケーションのありようについて理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:自身が依存している情報環境の「ルール」について調べてみる。
事後学習
2h:システムから逃れ得ないことを前提とした場合に、システムを乗り越える方法はありうるのかを考察する。

11回
映像とコミュニケーション3
到達目標:現代の映像メディアがもたらすコミュニケーションへの影響を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:自身が利用している映像メディアにはどのようなものがあるか調べておく。
事後学習
2h:ストックフォトの課題について、実際にサイトを利用して調べてみる。

12回
リスクコミュニケーションを考える
到達目標:非日常的なコミュニケーションと日常のコミュニケーションの相違点を理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:災害時等、非日常のコミュニケーションについての事例を調べてみる。
事後学習
2h:リスクとコミュニケーションについての自身の考え方をまとめてみる。

13回
まとめ(「コミュニケーションの基礎」を総括します)
到達目標:現代のコミュニケーションの基礎知識として何が必要とされているのかを理解する。
【各回オンライン・オンデマンドで実施します】
事前学習
2h:これまで紹介された事例について振り返っておく。
事後学習
2h:講義を通じて得られた知識を基礎として、特にコミュニケーションの何に関心を持ったかを考察する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義中の課題への対応度(50%)、期末レポート・課題(50%)によって総合的に評価します。
課題はmanabaで回収予定です。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
manaba及びメッセンジャーにて随時フィードバックを行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
講義時に資料を配付
-
-
-
-
参考文献・推薦図書
『写真の読み方』名取洋之助(岩波書店/1963年/660円)
『フォト・リテラシー』今橋映子(中央公論新社/2008年/842円)
『流言のメディア史』佐藤卓己(岩波書店/2019年/990円)
『リスクコミュニケーション』福田充(平凡社/2022年/1034円)
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ