シラバス情報

授業科目名
しゃべりのスキルUp I
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
和田 奈美佳
授業形態
授業で主に使用する言語
同時双方向・オンデマンド共に
日本語で授業を行う。
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
コミュニケーションや対話の基盤をなす言語能力は、生きていく上で欠かせないスキルである。加えて目まぐるしく変化を続ける状況を的確に言葉に変え説明する力、自身の意見を魅力的に表現する力は、仕事の効率を高めそのクォリティーを上げる。社会生活のために必要な「言語能力」を今一度見直し、より正しい情報収集力、その情報を元に繰り広げる思考力、そしてそれらを的確に伝える有効な表現力を身に付ける事をこの授業の最終目的としている。プレゼンや面接等でいかに説得力のある言葉を選び、自身の中にあるイメージや考えを言葉にするか。すべての学部生にとって必要な「しゃべりのスキル」向上を目指す。  
授業の概要
この授業では、プレゼンや面接などで活用できるスキルを同時双方向型とオンデマンド型を併用して習得する。同時双方向型では、授業内の議論は勿論、有志の公開レッスン生が学習したスキルを発揮してプレゼンを行う。一方向の指導だけでなく学生からのフィードバックを含めることにより、情報収集力(インプット)と情報発信力(アウトプット)の必要性を更に効果的に学ぶ事が可能となる。オンデマンド型授業は、座学を中心により深い知識の習得を図る。授業で理解した内容を用いて課題に取り組むことで「話し方」の方法手段を短期間で効率よく習得できる。また理解度を確認するため、授業後3日以内にGoogleフォームによる意見の提出を求める。訂正・再提出を求められた場合は同じく3日以内に提出すること。質問等などは随時manabaを通して受け付けその都度回答する。「しゃべりの基礎全般」を習得したい学生はもちろん、メディア学部の学生にはより効果的な上級スキルを身に付けるための授業(しゃべりのスキルアップⅡ)を併せて受講することを推奨する。自身のキャリアをデザインするだけでなく作品を生み出すに当たっての知識を取得し、クリエイティブな活動に取り組む向上心とチャレンジ精神を磨く事も併せて行う。

Webex: しゃべりのスキルアップⅠ
パスワード: hScNhNg6
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=7c1393e225c01267cc80ac87db84bed4

授業計画
1回
1.
〇相手に伝わる話し方とは①—対面・オンラインの相違点—(同時双方向型)
「伝える」ことがゴールではなく「伝わる」話し方を身に付けるための心構えを習得する。
また対面とオンラインでの見え方、言葉の受け取り方の違いを学習する。

〇到達目標:実践で使用可能なスキルを習得するための方法・手段を学ぶ。
事前学習
伝える話し方・伝わる話し方の違いを言語化出来るよう、各自調べてノートに書き出しておくこと。また、自身の話し方はどちらに当てはまるのか考える時間を設けること(2時間)
事後学習
授業で得た内容を踏まえてどのような話し方を目指すのか、個々の到達目標を「話し方」「文章構成」の2つに分け書き出しておくこと。より具体的なゴールをイメージできるようノートに記しておくことが望ましい。(2時間)

2回
2.
〇相手に伝わる話し方とは②—文章構成のポイント—(オンデマンド型)
「伝わる」話し方を習得するためには言葉の選択と文章構成が重要となる。
言葉を順序良く組み立てていくためのポイントを抑える。

〇到達目標:文章構成の知識を身に付ける事が可能 。
事前学習
前回の授業で学習した学びや気づきは勿論「伝わる話し方」「対面・オンラインの相違点」について、今一度復習をしてから授業に臨むこと。また日常会話において、クセになっている話し方や言葉があればすべて書き出しておく。文章構成における自身の考えも併せて書くことがポイントである。(2時間)
事後学習
授業内で挙げた例を参考に、自身でテーマを設定し課題に取り組む。文章構成のポイントである3つのブロックを意識しながら、言葉による説明を具体化出来るよう工夫をする。3〜5題やっておくことが望ましい。(2時間)

3回
3.
〇会話の種類を学ぶー会話の特徴—(同時双方向型)
面接やプレゼンテーションなど、普段の生活においてコミュニケーションを強いられる事は多々ある。
各場面に応じ適切な言葉選びをする為の考えを取得するのは勿論、より実践的なものへと落とし込む作業に
導くための方法を学習する。

〇到達目標:しゃべりに対しての興味と理解を深めると共に、各会話の違いを頭で理解する。
事前学習
授業で扱う「コミュニケーション・ディスカッション・プレゼンテーション」3つの違いを言語化出来るよう一言でまとめておくこと。また自身が得意としているものから順位付けを行い、得意不得意の理由まで明記しておくこと。(2時間)
事後学習
授業内で得た内容を実践で生かせるよう復習を行う。また強化したい会話の種類は何か今一度考えること。日常会話でも意識づけ出来ることが好ましい。(2時間)

4回
4.
〇しゃべりのスキル向上①—語彙を増やす為の方法とコツー(オンデマンド型)
会話力を向上させるために必要な「語彙」にスポットを当て、より丁寧に説明するためには
どうしたら良いのか題材を用いながら実践で学んでいく。
また第二回で学んだ内容と併せて、文章化させるところまで学ぶ。

〇到達目標:語彙力を増やす為の方法を習得出来れば、各段に会話力は上がる。
事前学習
語彙の定義を考えると共に、題材を3つほど用意し「色・形・大きさ・特徴」など、具体的に説明できるよう工夫をする。(2時間)
事後学習
ここまでの復習(授業内で得た情報の整理)を行う。特に文章構成に関しては、今一度テーマを設定し課題に取り組むこと。(2時間)

5回
5.
〇授業内容:しゃべりのスキル向上②—丁寧な説明とはー(同時双方向型)
面接やプレゼンテーションなどで求められる具体的かつ丁寧な説明。ここに焦点を当て、
実際に学んだスキルを用いながらテーマに対しての文章構成や語彙の選択などを総合的に学ぶ。

〇到達目標:ここまでの授業で得た知識と自身の強化ポイントを見つけることが出来る
事前学習
「丁寧な説明」とは一体何なのか?どのような説明であれば相手により的確かつ簡潔に伝わるのか、ノートに記しておく。またここまで学習してきた会話のスキルをどう活かせるか、簡潔に言語化すること。(2時間)
事後学習
実践を想定した内容なので、実際に声に出して課題に取り組むこと。(2時間)

6回
6.
〇しゃべりのスキル向上③—自己紹介・自己PRの作成—(オンデマンド型)
面接や就職試験などで必ず必要になる「自己紹介・自己PR」の組み立て方やポイントを今一度学習し、
自信をもって人前で話せるレベルの内容に仕上げていく。
また、長所・短所・性格など多岐に渡って自己分析を行い、キャッチフレーズを付けるところまで目指していく。

〇到達目標:個性を引き出すための、方法手段を学んでいくことが可能。
事前学習
前回学んだポイントを実践に落とし込めるよう復習をするだけでなく、自己紹介・自己PRにおいて今まで意識してきた事を5〜10個書き出しておく。また30秒・1分バージョンの自己紹介を発表出来るよう準備をする。(2時間)
事後学習
文章の組み立て方やポイントを抑えた上で新たに「自己紹介」を作成すること。(30秒・1分の2種類)またここまで学んだ事を実践に落とし込めるよう必ず声に出して練習する時間を設けること。(2時間)

7回目
7.
〇しゃべりのスキル向上④—自己紹介の発表と評価—(同時双方向型)
前回の授業で学んだスキルを用いながら、代表学生に自己紹介の発表をしてもらう。
学生からのフィードバックをもらい重点的にスキルアップを目指していく。
また、言葉を簡潔にまとめられるスキルを身に付けた後は、「他人との差別化」がポイントになる。
その辺りの話も併せて授業を行う。

〇到達目標:差別化(オンリー1を目指す)ことの重要性と自身の価値を見出せる。
事前学習
自己紹介のbefore/afterの変化をノートに記しておくこと。また、自己紹介作成だけでなく「他人との差別化」を図るためにはどのような要素が必要か各自考えておくこと。(2時間)
事後学習
代表学生の発表を踏まえて、自身に活かせることは何なのか具体的な表現で書き出すこと。また自己紹介で1番伝えたい内容を的確に表現できるよう、言葉の抑揚なども考慮しながら声に出して練習を行うこと。(2時間)

8回
8.
〇面接採用試験対策①—基礎問題に取り組む—(オンデマンド型)
面接採用に用いられている題材を元に、時間内で完成度の高い内容を目指す。
文章構成・語彙力・他人との差別化、この3点を抑えつつ会話力向上を図る。

〇到達目標:言葉一つで相手の捉え方が変わる事を体感する事が出来る。
会話での注意点や実戦での活用方法など様々なことに応用出来る。
事前学習
ここまでの授業で学んだ事(特に、文章構成・自己紹介作成の方法手段)を復習し新規課題に取り組む。基礎問題に関してはこれまでの学習で全てカバー出来る為、完成度の高い内容を目指すこと。(2時間)
事後学習
文章構成・語彙力・他人との差別化。この3点の復習を重点的に行うこと。また日常会話でも1つずつ改善していく努力をすること。(2時間)

9回
9.
〇面接採用試験対策②—円滑にコミュニケーションを取る方法—(同時双方向型)
主に面接採用でどういうところを見られているのかを学ぶと共に、日常生活でも使用できる
コミュニケーションを円滑に取っていく方法や手段を学習する。
また前回取り組んだ課題の発表とフィードバックを随時行う。

〇到達目標:今までに学んできた事の総復習を兼ねて、課題に取り組める。
事前学習
第三回の授業で学んだ「言葉の種類」の復習をしておくこと。自身が思う面接採用のポイントを話し方と魅せ方の2方向から考えノートに記しておくこと。(2時間)
事後学習
コミュニケーションを円滑に取る方法・手段を、今一度整理し書き出すこと。また、次回の応用問題に備えて基礎問題の復習をしっかり行うこと。(2時間)

10回
10.
〇面接採用試験対策③—応用問題に取り組む—(オンデマンド型)
難度を上げた課題に向き合う。メインテーマに対して、「言葉の選択」「文章構成」「オリジナリティー」
この3点を抑えられているかどうか、随時確認をしていく。
時間をかけて完成度を高めていくことで、より丁寧な言葉選び・言葉の選択が出来るようになる。

〇到達目標:達成感だけでなく、ここまでの成長度合いを体感できる。
事前学習
ここまでの授業で得た知識を実戦で使えるよう、日常会話の中から意識すること。また課題のテーマに沿った内容であるか、差別化が出来ているか、一番言いたい事は何なのか。この3点がぶれないよう文章構成を行うこと。(2時間)
事後学習
コミュニケーションを円滑に取る方法・手段を、今一度整理し書き出すこと。また、次回の応用問題に備えて基礎問題の復習をしっかり行うこと。(2時間)

11回
11.
〇面接採用試験対策④—面接で求められる会話術—(同時双方向型)
前回の課題発表を行うだけでなく、学生の長所を伸ばしながら更にスキルアップしていくための方法を伝授する。
重点的に技術を身に付ける事により、即実践出来る話し方が身につく。

〇到達目標:方法手段を学ぶことで、言語化の学びがさらに深まり自信に繋がる。
事前学習
基礎・応用問題を通して、自身が到達できた事・学びを深めたい事を今一度書き出しておく事。自身を俯瞰で見つめることにより、今後の目標が明確になる。(2時間)
事後学習
授業内で扱った「面接質問想定内容一覧」を踏まえてどのような回答が出来るか各自考えておくこと。ポイントは各質問に対して1分以内にまとめる事である。(2時間)

12回
12.
〇面接採用試験対策⑤—実践で活かすためにー(オンデマンド型)
授業を通して、何を学んだのか、学んだスキルをどう生かすのか改めて確認を行う。
また日常会話を始め面接やプレゼンテーションなど、それぞれの場面での心構えも踏まえて授業を進めていく。

〇到達目標:学習したことを、再度復習するきっかけになる。
事前学習
一つ一つの情報を正確に伝えるスキルを今一度確認しておく。特に面接採用を想定した基礎応用問題は、別の回答でも発表出来るようバリエーションをいくつか用意しておく。(2時間)
事後学習
「語彙」「文章構成」に関しては日常会話で意識できる事も多いので、より具体的な説明・会話力を目指して努力をする。特に語彙に関しては、単語だけでなく「色・形・大きさ」などの特徴を言えるよう工夫をする。(2時間)

13回
13.
〇総まとめ−この授業で伝えたい事—(同時双方向型)
授業を通しての総復習を行う。

〇到達目標:達成感だけでなく、実力が伸びたことを体感できる。
事前学習
「語彙」「文章構成」に関しては日常会話で意識できる事も多いので、より具体的な説明・会話力を目指して努力をする。特に語彙に関しては、単語だけでなく「色・形・大きさ」などの特徴を言えるよう工夫をする。(2時間)
事後学習
今後このスキルを忘れないよう、ノートにまとめいつでも見返せるようにすること。話し方のポイントを今一度まとめること。(2時間)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト及びレポートを実施する。評価配分は以下の通り。
〇課題への取り組み 60%
〇授業に対する姿勢 30%
〇小テスト及びレポート 10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題やレポート等提出が必要な場合は、Googleフォームを使用する。
(訂正・再提出を求められた場合は3日以内にGoogleフォームにて再提出すること)
質問に関しては、随時manabaを通して受け付けその都度回答する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
必要な教材は、授業前にタイトル又はURLを指示する
参考文献・推薦図書
必要であれば、授業内において紹介していく
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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