シラバス情報

授業科目名
観光地経営
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
寺原 譲治
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
テーマ:日本の観光産業は、リゾート法の失敗、インバウンドの増加、コロナ禍などにより、大きな変革を経ている。この中で地域の観光資源を発掘し、磨き上げ、発信し、地域のおもてなしで観光客をお迎えする観光地経営の概念が多くクローズアップされている。本稿では、「観光地経営」や「観光まちづくり」の概念とその現状を理解することをテーマとしている。
到達目標:講義及び地域の事例分析等を通じて、「観光地経営」や「観光まちづくり」の概念とその現状を理解する。また、課題等を通じて、地域の問題解決へ向けた提案能力を身に着けることも目標とする。
観光学部DP5【倫理観・連携・協働】と大きくかかわり、DP1【知識・理解】とDP2【教養・異文化理解】にも関連する。

授業説明動画
https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=6868451e38d650f7bec0860a8c5c75da
パスワード: M5kPNqPKq46
授業の概要
①科目名(英語名) 観光地経営(Destination Management)
②授業形態 講義
③内容
 13回分の授業は、S1のみで行う。授業は大きく分けて、以下の3つの部分からなる。
 1:講義により知識を身につける。
 2:事例分析により、具体例を知る。
 3:時事により、進行中の問題に直面する。

授業内容は下記のように想定しているが、受講生の理解度等にあわせて内容を変更する場合がある。(変更する場合は事前に確認する)
なお、事前授業で調べたり考えておくことになっている内容については、授業中に受講生の意見を聞くことがあるため、きちんと準備しておくこと。

授業計画
1回
◆第01回 ガイダンス/アウトライン/概念の説明
ガイダンスをおこなう。授業概要と「観光地経営」の概念定義を説明する。
●課題Aについての説明。
到達目標:授業の概要を理解する。「観光地経営」の概念を理解する
事前学習
[2h]地域名で知られる観光地を、国内3つ、海外3つ列挙する。
事後学習
[2h]説明された用語を理解する。

2回
◆第02回 日本の地方行政システム 国と地方
地方行政制度、国と地方の関係について学ぶ。
到達目標:地方行政制度を理解する。
事前学習
[2h]高校の「政治・経済」教科書から「地方自治」の部分を読む。市町村役場に行ったことがあれば、その用件を考える。
事後学習
[2h]県・市町村の機能を復習する。

3回
◆第03回 観光行政1 国
国の観光行政を学ぶ。
到達目標:国の観光行政を理解する。
事前学習
[2h]「観光白書」を読む。
事後学習
[2h]観光行政における、国、県、市町村の役割分担について整理する。

4回
◆第04回 観光行政2 地方
県市町村の観光行政を学ぶ。
到達目標:県市町村の観光行政を理解する。
事前学習
[2h]県市町村の観光部局のHPを見る。
事後学習
[2h]観光行政における、国、県、市町村の役割分担について整理する。

5回
◆第05回 県市町村の計画
県市町村の開発計画・観光計画について学ぶ
到達目標:開発計画・観光計画について理解する。
事前学習
[2h]自らの出身市町村の長期まちづくり計画を読む。(「XX市都市計画マスタープラン」など。)
事後学習
[2h]出身市町村での生活感覚と、都市計画マスタープランや土地利用計画に相違があるか考える。

6回
◆第06回 事例分析1 国内1
国内の事例を示す。
到達目標: 観光分野の課題に地域としてどう対応しているか理解する。
事前学習
[2h]あらかじめ事例分析対象地について自分のイメージをまとめる。
事後学習
[2h]イメージと違う点についてまとめる。

7回目
◆第07回 観光まちづくりの組織1 公的機関 民間企業
公的機関と民間の組織を理解する。
到達目標: 法人格について理解する。
事前学習
[2h]行政の観光部門と民間企業(宿泊業、観光施設)は、どのような組織や場を通して、何を調整しているか考える。
事後学習
[2h]調整が必要な事項についてまとめる。

8回
◆第08回 事例分析2 国内2
国内の事例を示す。
到達目標: 観光分野の課題に地域としてどう対応しているか理解する。
事前学習
[2h]あらかじめ事例分析対象地について自分のイメージをまとめる。
事後学習
[2h]イメージと違う点についてまとめる。

9回
◆第09回 観光まちづくりの組織2 DMO1
DMOの発生と役割について学ぶ。
到達目標:DMOの機能と役割を理解する。
事前学習
[2h]鴨川のDMOについて調べる。
事後学習
[2h]DMOの必要性と機能についてまとめる。

10回
◆第10回 時事1
IR(統合型リゾート)の進捗状況を把握する。
到達目標:地方行政とIRの関係を理解する。
事前学習
[2h]あらかじめIRについて自分のイメージをまとめる。
事後学習
[2h]IRに関するニュースを調べる。

11回
◆第11回 県市町村の観光プロモーション 
県市町村の観光促進を学ぶ。
到達目標:県市町村の観光促進について理解する。
事前学習
[2h]県や市町村の観光プロモーションビデオを探して、見る。何がテーマになっているか、考える。ビデオを見て、実際に行きたくなるか、考える。
事後学習
[2h]実際に行ってみた印象とプロモーションにどのような違いがあるか考える。

12回
◆第12回 事例分析3 国内3
国内の事例を示す。
到達目標: 観光分野の課題に地域としてどう対応しているか理解する。
事前学習
[2h]あらかじめ事例分析対象地について自分のイメージをまとめる。
事後学習
[2h]イメージと違う点についてまとめる。

13回
◆第13回 ●課題Aの発表
これまでの授業内容から、国内の観光地経営事例について発表する。
到達目標:国内外観光地経営の事例について、他者に説明できるようになる。
事前学習
[2h]課題Aを取りまとめ、発表準備をする。
事後学習
[2h]質疑などがあれば、対応点などを修正しておく。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
●課題A 80%
●授業内での取り組み 20%
【教室内での期末試験は実施しない。】
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題発表時にコメントする。
授業期間中に問い合わせがあれば、点数の内訳を説明する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
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参考文献・推薦図書
日本交通公社編著 『観光地経営の視点と実践 第2版』2019年 ISBN978-4621303849  

片木淳・藤井浩司 編著『自治体経営学入門』一藝社 2012年ISBN978-4863590403
高橋一夫著 『DMO 観光地経営のイノベーション』学芸出版社 ISBN978-4761526467 
藻谷浩介・山田桂一郎著 『観光立国の正体』新潮選書 2016 ISBN978-4106106927
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