シラバス情報

授業科目名
観光メディアリテラシーA
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐滝 剛弘
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語で行う
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義は、観光に果たすメディアの役割について、様々なメディアの基本的な特徴を学修しながら、メディアを正しく受容するためのメディア・リテラシーを身につけることが目標です。観光は、基本的に自分が知らない土地へ出かけていく行為であるため、「道しるべ」が必要であり、その役割を果たすのが「メディア」です。江戸時代の「道中案内」、明治以降鉄道会社などが競って作った「沿線観光案内」、そして現代では、雑誌やガイドブック、パンフレットなどの紙媒体、テレビ番組やYoutubeなどの映像ソフト、インターネットにあふれる旅情報など多岐にわたる観光メディアがあふれています。講義では、観光に果たすメディアの役割について理解を深めていきます。

授業紹介動画URL; https://youtu.be/KyaSvks68P4
授業の概要
科目名;観光メディアリテラシーA Media Literacy for Tourism A
授業形態;講義(対面を原則とする)
授業内容;
授業の前半では、新聞、雑誌、書籍、ガイドブックなどの活字メディア、テレビ、ラジオなどの放送メディア、ブログ、インスタグラム、You Tubeといったオンラインメディアなどの「メディア」の概要について、観光の視点から学ぶ。後半ではメディアの制作側の意図をくみ取りながら、今後自身がメディアコンテンツの制作に携わっていくうえでの様々な視点や基本的なスキルを学んでいく。なお、この授業は、2021年度までは「観光メディア基礎a」として開講されていたものであり、この授業を受講した学生は履修できない。

〇「履修者への連絡及び教員への連絡方法」
(例)
・履修者全体への連絡は manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへの個別の連絡、および学生から教員への連絡は、原則としてJIU メールを利用する。
〇「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」
・授業内容について、学生の皆さんとの議論、学生相互の議論は、原則として manaba の掲示板を用いて行う。
〇「出席確認方法
・授業中のミニ課題をGoogleFormで提出して確認することを基本とする。
〇「設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導」
・レポートは JIUメールなどで提出すること。提出されたレポートは 後日、評価とコメントを返却する。

授業計画
1回
第1回:ガイダンス 講義内容の概説、成績評価についての説明など
到達目標;授業のイメージを確実に掴む
事前学習
<2時間>「観光」についての自分なりのイメージを発表できるようにしておく




事後学習
<2時間>今後の授業の内容を正確に理解し、受講するモチベーションを高めておく

2回
第2回:「メディア」とは何か?
到達目標;「メディア」の本義的な意義と役割を理解する
事前学習
<2時間>自分が一番よく接するメディアは何か、それはなぜかを説明できるようにしておく

事後学習
<2時間>これまで自分がメディアだと考えなかったもので、メディアにあたるものを「発見」する

3回
第3回:メディアの「受け手」について
到達目標;「メディア・リテラシー」の概念とその変容についての基本的な知識を修得する



事前学習
<2時間>メディアに接しておかしいと感じたり、疑問に思うことを整理しておく
事後学習
<2時間>講義を受けて、改めて事前学習で感じてた疑問がどう変わったか確認する

4回
第4回:「観光」とメディア
到達目標;観光という行為におけるメディアの役割を理解する




事前学習
<2時間>自分がどこかに旅行に行くときに何を最も参考にするか確認する
事後学習
<2時間>観光とメディアの役割を理解したうえで、あらためて自分が最も今利用するメディアは何かを再確認する

5回
第5回:観光メディアの歴史Ⅰ
到達目標;近世以前の観光メディア 中世ヨーロッパや江戸時代の観光メディアについて考察する
事前学習
<2時間>マルコポーロの「東方見聞録」について概要を調べておく
事後学習
<2時間>授業で紹介された当時の「メディア」を熟読し、その役割をまとめる

6回
第6回:観光メディアの歴史Ⅱ
到達目標;近代(19〜20世紀前半)の観光メディア 主に活字メディアについて学ぶ

事前学習
<2時間>活字メディアについてできるだけ多くの種類とその特徴を調べておく
事後学習
<2時間>戦前の小説の中で「観光メディア」といえるものを探す

7回目
第7回:観光メディアの歴史Ⅲ
到達目標;20世紀後半の活字・放送メディアの全体像を掴む




事前学習
<2時間>いわゆる「旅行ガイドブック」をどれか1冊ひと通り目を通しておく
事後学習
<2時間>「旅行ガイドブック」の隆盛と衰退の理由について考えをまとめる

8回
第8回:現代の観光メディアⅠ
到達目標;テレビの「紀行番組」の系譜を知る
事前学習
<2時間>現在地上波、BSで放送されている「紀行番組」をどれか一つ必ず視聴しておく
事後学習
<2時間>現在放送中の「紀行番組」の特徴とその影響力についてレポートにまとめ、次回に提出する

9回
第9回:現代の観光メディアⅡ
到達目標;「紀行番組」以外の観光に資する「放送コンテンツ」を把握する


事前学習
<2時間>紀行番組のジャンルに含まれないテレビ番組で観光メディアの役割を果たしているものを探す
事後学習
<2時間>テレビメディアの影響力について自分なりの意見をまとめる

10回
第10回:現代の観光メディアⅢ
到達目標;オンラインメディアのうち、文章と画像(オンライン情報、ブログ、Facebook、Instagramなど)について学習する


事前学習
<2時間>自分が最もよく利用するオンラインコンテンツと観光について体験を発表できるようにする
事後学習
<2時間>自分がオンライン上でやり取りした写真などで、「観光メディア」と呼べるものがあるかどうか考察する

11回
第11回:現代の観光メディアⅣ
到達目標;You Tubeの隆盛の状況について学ぶ
事前学習
<2時間>You Tubeの中で、観光に影響を与えているものを確認する
事後学習
<2時間>一市民がメディアの送り手になる時代の功罪について、自身の体験も交えて意見をまとめる

12回
第12回:現代の観光メディアⅤ
到達目標;映画、アニメなどの聖地巡礼が観光に与える影響について知る
事前学習
<2時間>いわゆる「聖地巡礼」の対象となっている場所の状況を1か所調べておく
事後学習
<2時間>もし自分が「聖地巡礼」を仕掛ける側だとすれば、どのようなコンテンツでどこをターゲットにしたいか具体的に考え、リポートとして提出する

13回
第13回:まとめ
到達目標;観光メディアの概要が身についたか確認する
事前学習
<2時間>1〜12回の授業内容を復習しておく。
事後学習
<2時間>あらためて観光に果たすメディアの役割の大きさを確認する

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内のミニ課題、発表等  25%程度
課外の課題         75%程度
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で講評を共有する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
使用しない
使用しない
参考文献・推薦図書
授業内で適宜指示する
研究室
授業内で伝える
オフィスアワー
水曜3限、金曜2限の予定(事前の連絡が望ましい。)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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