シラバス情報

授業科目名
観光メディアリテラシーB
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐滝 剛弘
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語で行う
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義は、メディア全般や観光メディアの特徴や課題について議論を深めることが目標である。特にネット社会が浸透し、情報の急速な拡散による誤った情報の流布やSNSの炎上などにつながる危険が増している現状から、安全で効果的なメディアとの付き合い方や観光における利用方法の概況を把握することを目指す。さらに、観光だけに限らず、広く社会事象がどうメディアで取り上げられているか、またそれを受け手はどのように受容しているか、そしてメディアとどう接すればよいのかといったメディア・リテラシーについて、具体的な事例をもとに多面的な考察を試みることが目標である。そして、自分がメディアの発信側になった際にどんなことに気をつければよいのかという点まで思考を深める。

授業紹介動画URL;  https://youtu.be/IS62A8GZsUg
授業の概要
科目名;観光メディアリテラシーB Media Literacy for Tourism B
授業形態;講義
授業内容;
「観光メディアリテラシー」で、メディアとの接し方の基本を身につけたため、本授業では実際のメディアに様々な形でアプローチしたり、簡単なポスターや動画等の作成なども試みつつ、メディア制作の難しさなども体感する。
授業は講義形式が基本だが、コロナウイルスの感染が鎮静化し、教室内で学生同士の議論ができるようになれば、ディスカッションの場も取り入れて、学生が主体となるような授業も試みる。
なお、この授業は、2021年度までは「観光メディア基礎b」として開講されていたものであり、この授業を受講した学生は履修できない。

〇「履修者への連絡及び教員への連絡方法」
(例)
・履修者全体への連絡は manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへの個別の連絡、および学生から教員への連絡は、原則としてJIU メールを利用する。
〇「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」
・授業内容について、学生の皆さんとの議論、学生相互の議論は、原則として manaba の掲示板を用いて行う。
〇「出席確認方法
・授業中のミニ課題をGoogleFormで提出して確認することを基本とする。
〇「設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導」
・レポートは JIUメールなどで提出すること。提出されたレポートは 後日、評価とコメントを返却する。

授業計画
1回
第1回:授業のガイダンス
講義内容の概説、成績評価についての説明など
到達目標;授業のイメージを確実に掴む
事前学習
<2時間>シラバスをシラバスを熟読し、疑問点を書き出す
事後学習
<2時間>今後の授業の内容を正確に理解し、受講するモチベーションを高める

2回
第2回:テレビ番組制作の「作法」
到達目標;テレビ番組制作の具体的な手法について学ぶ
事前学習
<2時間>テレビ番組、特に紀行番組の制作過程において疑問に思っていることをまとめておく
事後学習
<2時間>授業で学んだ知識を踏まえてあらためて自宅でテレビ番組を視聴し、画面に映らない「裏側」を想像する

3回
第3回:「スマホ世代」のビフォアー&アフター〜スマホが変えたデジタルライフ〜
到達目標;今やデジタル機器の中心に躍り出たスマホの功罪について説明できる

事前学習
<2時間>もしスマホがなかったらどんな生活になるか、何が一番不便かを考察する
事後学習
<2時間>スマホで、一番観光資源の売り込みに役立つ使い方やアプリを調べる

4回
第4回:「観光」における「地図」というメディア
到達目標;地図が観光において果たす役割を理解する
事前学習
<2時間>紙媒体の地図とデジタル地図との違いをリストアップする
事後学習
<2時間>手書きの地図が癒し効果を与える理由を考察する

5回
第5回:観光情報の発信を担うメディア その1
到達目標;観光情報のプロモーションにおけるメディアの機能を確認する

事前学習
<2時間>自分の故郷の観光情報がどのように発信されているか確認する
事後学習
<2時間>メディアの発信の仕方で印象ががらりと変わる例を調べる

6回
第6回:観光情報の発信を担うメディア その2
到達目標;YouTubeなど動画系のメディアの活用法を理解する

事前学習
<2時間>観光プロモーションの動画制作の成功例を探す
事後学習
<2時間>自分にゆかりのある自治体の動画コンテンツの作品を鑑賞する

7回目
第7回:観光ポスターの作り方の基本を学ぶ
到達目標;観光ポスターを自分で作れるようなセンスを覚える
事前学習
<2時間>自分の出身地の観光ポスターを作る際の材料を集める
事後学習
<2時間>実際に課題として自分の出身地の観光ポスターを作成する

8回
第8回:各自が作成した観光ポスターの鑑賞会を行う
到達目標;ほかの学生が作成したポスターの良い点を学ぶ
事前学習
<2時間>作成したポスターを発表できるように事前に送付する
事後学習
<2時間>自分が作成したポスターをどう修正すればさらに良くなるか検討する

9回
第9回:30秒動画の作成の基本を伝える
到達目標;課題として30秒動画作成できるスキルを身につける
事前学習
<2時間>自分が撮影したい動画のイメージを作成する
事後学習
<2時間>動画作成の準備をする

10回
第10回:動画の鑑賞会を行う
到達目標;ほかの学生が作成した動画を鑑賞し、その良い部分を学ぶ
事前学習
<2時間>動画作成を行う
事後学習
<2時間>自分が作成した動画をどう直したらよいか、検討する

11回
第11回:メディアが作る「ご当地」グルメ
到達目標;B級グルメの歴史やB-1グランプリが果たした役割を考察する「ご当地グルメ」の代表的なものをまとめておく
事前学習
<2時間>「ご当地グルメ」の代表的なものをまとめておく
事後学習
<2時間>メディアが形成する食のイメージと実態が乖離した実例を調べておく

12回
第12回:メディアそのものが「観光地」となる例〜博物館・美術館・図書館とテーマパーク〜
到達目標;資料やアートなどの「メディア」そのものが観光資源となる状況を理解する


事前学習
<2時間>身近な博物館・美術館などがどのように観光利用されているか調べる
事後学習
<2時間>メディアの発信力そのものが観光地として消費される実例を挙げて、中身を確認する

13回
第13回:まとめ
到達目標;観光メディアの概要が身についたか確認する
事前学習
<2時間>1〜12回の授業内容を復習しておく
事後学習
<2時間>あらためて観光に果たすメディアの役割の大きさを確認する

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内のミニ課題とその取り組み姿勢など  20%程度
課外に課す課題              80%程度
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内でコメントを付しつつ説明する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
毎回、プリントや動画コンテンツを教員が提供する
参考文献・推薦図書
授業内で随時紹介する
研究室
授業内で伝える
オフィスアワー
水曜3限、金曜2限の予定。(事前の連絡が望ましい)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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