シラバス情報

授業科目名
戯曲ライティング
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
加藤 一浩
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
自ら戯曲を書こうとしてみることでその構造を知り、ときに古典や現代戯曲を参照しながら、設定・構成・台詞や物語の考え方や、俳優の動き・舞台美術・音響・照明等を指示する「ト書き」の書き方などの戯曲ライティングの基礎を習得する。
また総合芸術である舞台作品の台本執筆のプロセスは、演劇の基本的な知識や教養を深めるのみならず、現代社会の分析や個人的な体験の掘り下げなど多種多様な思考と発想を模索することにつながり、今後多様化する社会で活躍することができる視座と能力を養う。

授業紹介動画:https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=f39c9cdc155d964467753703db3bdea8
パスワード:Media2022
授業の概要
・科目名(英語名):戯曲ライティング(Play Writing)
・授業形態:講義、実習
・内容:まず、戯曲ライティングの基本となるテーマごとに段階を追って講義を行い、ときに既成の戯曲を参照し表現方法を学びつつ、全授業を通して各回に必ず設けられる執筆時間に講師が個々にアドバイスを与えながら、学生一人一人が戯曲を書き進めていく。

授業計画
1回
ガイダンス&戯曲の書き方の概要
到達目標:戯曲執筆方法の概要を理解する
事前学習
[2h]好きな「戯曲」を読み、冒頭の「ト書き」に注目しておく
事後学習
[2h]書きたい戯曲について様々な観点からメモをしてみる

2回
設定を考える(1)「登場人物」について
到達目標:創作する登場人物の背景と状況を把握する
事前学習
[2h]登場人物の詳細を考えておく
事後学習
[2h]登場人物の相関図、作品中に起きる変化を考えておく

3回
設定を考える(2)「場所」について
到達目標:シーンの舞台となる場所を定める
事前学習
[2h]舞台となる可能性の場所を複数あげておく
事後学習
[2h]場所の情報を詳細にメモしておく

4回
戯曲における物語について
到達目標:物語をつくる
事前学習
[2h]考えた設定に関連して物語の可能性を複数考えてみる
事後学習
[2h]作品の「テーマ」を精査する

5回
戯曲の持つ「趣向」について
到達目標:作品の特徴を成している部分を理解する
事前学習
[2h]執筆作品固有のアイデアを複数あげてみる
事後学習
[2h]執筆作品の持つ趣向を明確化する

6回
舞台装置と戯曲のディテールについて
到達目標:舞台上の世界を具体化する
事前学習
[2h]劇場の舞台を念頭に置いて執筆作品の世界を考えておく
事後学習
[2h]執筆作品に必要な舞台装置を明確にする

7回目
小道具について
到達目標:物語における小道具の持つ可能性と重要性を理解する
事前学習
[2h]人物の状況と物語から小道具のアイデアをストックしておく
事後学習
効果的な小道具を定める

8回
構成について(1)序・破・急
到達目標:大雑把な構成を決める
事前学習
[2h]始まり方と展開と終わり方を考えておく
事後学習
[2h]これまでに考えた戯曲の要素を整理する

9回
構成について(2)構成の完成
到達目標:構成を理解し、細部まで仕上げる
事前学習
[2h]エピソードを順番に並べておく
事後学習
[2h]構成を見直し、新たなアイデアを検証する

10回
戯曲の「台詞」について
到達目標:台詞をつくる考え方を理解する
事前学習
[2h]登場人物の状況を細かく把握しておく
事後学習
[2h]執筆した場面が「対話」になっているか精査する

11回
既成作品の参照・比較(1)古典戯曲について
到達目標:古典戯曲を読解する
事前学習
[2h]配布する戯曲をよく読んでおく
事後学習
[2h]執筆において古典戯曲の参考となる部分を明文化する

12回
既成作品の参照・比較(2)現代戯曲について
到達目標:現代戯曲を理解する
事前学習
[2h]配布する戯曲をよく読んでおく
事後学習
[2h]執筆において現代戯曲の参考となる部分を明文化する

13回
推敲について
到達目標:執筆している戯曲を様々な観点から見直し、推敲して戯曲を完成させる
事前学習
[2h]執筆している作品の問題箇所を明確にしておく
事後学習
[2h]執筆の過程で得た知見や疑問をもとに、好きな戯曲を分析する

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・試験無し
・作品提出50%
・授業中の課題発表25%
・授業への取り組み25%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布します
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
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参考文献・推薦図書
授業時に適宜紹介する
研究室
オフィスアワー
※授業についての質問はmanabaを活用してください
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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