シラバス情報

授業科目名
プロジェクト研究A
学年
3年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
新谷 理、鈴木 勝浩
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 この授業はアクティブラーニングとPBL(問題解決型学習)を中心に展開し、資格試験の受験や会計的な行事を企画運営する能力及び、自己啓発を目指すプロジェクトです。
具体的には、株式会社の意義と成立要件を理解した上で、現行の会計制度を中心に学んでいきます。特に会計は法律と深い関係性があるため、会社法、金融商品取引法及び法人税法も取り上げます。
 授業の後半では、企業を分析する能力と情報技術の向上も勘案し、Microsoft Excelの分析ツールを使った演習も取り入れていきます。
 この授業で最も重視することは、学生の皆さんが中心となって、各自の設定した目標を達成すべく協力しあうことにあります。

授業紹介の動画は以下のリンクから視聴してください。
https://youtu.be/1u3tvCuigZU
授業の概要
 この授業はできるだけ学生が主体となって運営できるような体制に近づけていきます。簿記会計の資格取得を第一の目標として授業を進めていきますが、上級生あるいは上級資格取得の学生が先生役になるような機会を作ることを考えています。このように授業では、学生の皆さんには「教える立場」に立って他の学生をサポートする役割を持ってもらうことも考えています。このような機会を通じて、同学年のつながりだけでなく、上級生と下級生のつながりが構築することも授業の重要な目的でもあります。当然のことですが、担当教員が丁寧に指導していきますので学生の皆さんが目標を高く掲げて、実現に向けて学習を進めることができるようにしていきます。
 学生の皆さんが、現行の企業会計制度を支えている会計諸則の体系的な理解を通して、企業や社会の問題点を把握する数値の考察と、資格試験等の受験に役立つことを意図し、財務諸表作成の要点を丁寧に示すとともに諸規則における規定に相違がみられる部分については、理由を明確にし、実践的な解決能力を養うために、コミュニケーション能力の充実と高度な理論性を深めていきます。

※ この授業は簿記会計を中心とした資格取得を念頭に置いています。この授業を履修するには、初級簿記・中級簿記(または簿記論Ⅰ・簿記論Ⅱ)を履修済み(あるいは今年度に履修中)であること、簿記検定の受験を真剣に考えていることを
  条件とします。

授業計画
1回
第1回 プロジェクト研究の概要
到達目標:各自が資格取得目標を設定し、それに向けた計画書を作成することができる。
事前学習
[1h]自己の現状分析をし、目指したい資格を調べておくこと。
事後学習
[3h]目標に掲げた資格取得に必要なことを整理し、綿密な計画を立てる。

2回
会計と法律の関係
到達目標:会社法・金融商品取引法・法人税法と会計の関係性を理解することができる。
事前学習
[1h]会社法・金融商品取引法・法人税法の目的を調べておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

3回
株式会社の仕組みと純資産の会計
到達目標:株式会社の性質を理解し、純資産に関連する会計処理を理解することができる。
事前学習
[1h]株式会社の歴史と特徴を調べておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

4回
株主資本等変動計算書の基本
到達目標:株主資本変動計算書の意義を理解し、正確に作成することができる。
事前学習
[1h]前回の内容(特に純資産に関する会計処理)を復習しておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

5回
株式会社に関係する税金と計算構造を調べておくこと。
事前学習
[1h]株式会社に関係する税金と計算構造を調べておくこと。
事後学習
株式会社の税金・課税所得の算定
到達目標:株式会社に関係する税金の意義・基本的処理と課税所得の算定ができる。

6回
税効果会計の基本
到達目標:税効果会計の必要性を理解し、基本的な処理ができる。
事前学習
[1h]課税所得の算定を復習し、税法と会計の違いを確認しておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

7回目
連結会計制度の概要と支配獲得日の連結(連結貸借対照表の作成)
到達目標:親会社・子会社の関係を理解し、支配獲得日に必要な資本連結の処理ができる。
事前学習
[1h]親会社と子会社の意義を調べ、株式発行時の処理を復習しておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

8回
支配獲得後の連結(連結財務諸表の作成)
到達目標:支配獲得後の資本連結の資本連結の処理と必要な手続きを理解し、連結財務諸表を作成することができる。
事前学習
[1h]前回の内容(支配獲得日の資本連結)を復習しておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

9回
連結財務諸表の分析(Microsoft Excelを使った演習)
到達目標:連結財務諸表から得られる情報を基に、財務分析を行うことができる。
     Microsoft Excelの分析ツールを使って財務分析を行うことができる。
事前学習
[1h]興味のある企業の有価証券報告書を準備しておくこと。
事後学習
[3h]選択した企業の有価証券報告書を使って財務分析をし、理解を深める。

10回
CVP分析の基本(Microsoft Excelを使った演習)
到達目標:損益分岐点分析を中心に、基本的なCVP分析を理解し、計算・分析ができる。
     Microsoft Excelの分析ツールを使って財務分析を行うことができる。
事前学習
[1h]変動費と固定費の意義を調べ、違いを確認しておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

11回
最適セールス・ミックス(Microsoft Excelを使った演習)
到達目標:最適セールス・ミックスの意義を理解し、基本的な事例を計算・分析ができる。
     Microsoft Excelの分析ツールを使って最適セールス・ミックスの分析を行うことができる。
事前学習
[1h]最適セールス・ミックスの意義と種類について調べておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

12回
設備投資意思決定の基本(Microsoft Excelを使った演習)
到達目標:意思決定の意義と種類を理解し、基本的な設備投資意思決定の事例を計算・分析ができる。
     Microsoft Excelの分析ツールを使って最適セールス・ミックスの分析を行うことができる。
事前学習
[1h]設備投資意思決定の意義と種類を調べておくこと。
事後学習
[3h]配布された資料・問題を解いて、理解を深める。

13回
総まとめ
到達目標:自分が定めた目標が実現できたのか検証し、次の目標に対する計画を立てることができる。
事前学習
[1h]最初の授業で設定した目標を確認し、次の目標を考えてみること。
事後学習
[3h]目標に掲げた資格取得に必要なことを整理し、綿密な計画を立て、実行に移す。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業に対する貢献度(70%)
 与えられた役割(サポート役か受験者か)をどの程度忠実に果たしたかを評価する。
 
 ※ サポート役とは教員を補佐し授業をサポートする役割を担ってもらう(他の学生に教える立場にある)学生です。

授業に関連する成果(30%)
 簿記に関する会計系資格の受験状況
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
原則として次回授業内で行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配付する
参考文献・推薦図書
『みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級商業簿記』滝澤ななみ著(TAC出版/ISBN-10:4300100098)
『みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級商業簿記』滝澤ななみ著(TAC出版/ISBN-10:4300100101)
『合格するための本試験問題集 日商簿記3級』TAC簿記検定講座著(TAC出版/ISBN-10:4813288502)
『合格するための本試験問題集 日商簿記2級』TAC簿記検定講座著(TAC出版/ISBN-10:4813288510)

研究室
1号棟3階
オフィスアワー
新谷
S1・S2:月曜日4時限・水曜日4時限
W1・W2:月曜日4時限・水曜日4時限

鈴木
S1・S2:火曜日3時限・木曜日3時限
W1・W2:火曜日4時限・木曜日4時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
 https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001