シラバス情報

授業科目名
医療政策論特別演習
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
児玉 庸夫
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
フィールドワークを通じて医療政策に関する問題点を調査し、その解決法を提案し、解決法の実践を図る。一連の流れについて、発表・報告し、実務における実効性などについて討論する。
【主な学習方法】 演習、フィールドワーク、レポート
授業の概要
(選択必修科目)
①科目名(英語名):医療政策論特別演習(Special Practice for Medical Policy)
②授業形態:演習/フィールドワーク/レポート
③内容:
医療政策に関する問題点を調査し、その解決法を提案し、解決法の実践を図る。主な学習方法は、演習・フィールドワーク・レポートである。また、7回、11回、および15回では、まとめとしての詳細レポートを作成する。

授業計画
1回
1回 医療政策論特別演習オリエンテーション 
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・医療政策の検討や提言を行う場合には、医療政策に関連する法令や通達等の規制のワク組みを把握し、新たな医療政策の実行にあたり法改正が不要なものと、法改正が必要なものを区別する必要がある。このため、研究対象とする医療政策の範囲・項目とそれに必要な方法論を考察する。
【学習方法】 講義、演習
事前学習
[事前学習:2h]事前に、医療政策の範囲・所管部署等について調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、研究対象とする医療政策を選択する。

2回
2回 厚生労働省が開催する医療政策関連の審議会・研究会の調査 
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・厚生労働省ホームページから、医療政策関連の審議会・研究会を調査することにより、我が国の医療に存在する問題点の把握が可能となるため、これらの審議会・研究会の議事録等を入手して研究対象を選定する。選定にあたっては、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律による規制対象に係るもの(所管は医薬食品局、例えば、未承認薬問題検討会等)と、医療法、医師法、薬剤師法、助産師・看護師法等の医療と医療職に係るもの(所管は医政局及び医薬食品局、例えば、医師以外の他職種による医療行為を可能とするための検討会等)の2領域を設定する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、医療政策関連の審議会・研究会を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、研究対象とする審議会・研究会を選択する。

3回
3回 医療政策関連の審議会・研究会の傍聴計画
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・調査対象とした領域の審議会・研究会への年間の傍聴計画を作成する。なお、審議会・研究会が公開の場合には、傍聴申込書を提出する必要がある。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、研究対象の審議会・研究会の開催頻度、開催場所、委員名等を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、傍聴計画を作成する。

4回
4回 医療政策関連の審議会・研究会の第1回目傍聴
調査対象とした領域の審議会・研究会を傍聴する。会で配布された資料を基に、会での審議事項、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、および継続審議等をまとめる。
【学習方法】 フィールドワーク、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、議題等を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、会議での配布資料を読み、理解を深める。

5回
5回 医療政策関連の審議会・研究会の論点整理
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・会で配布された資料および厚生労働省ホームページに掲載された議事録等を基に論点を整理するとともに、次回以降の傍聴で注目すべき審議事項等を検討する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、次回会議で予想される審議事項を検討する。

6回
6回 医療政策関連の審議会・研究会の第2回目傍聴
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・調査対象とした領域の審議会・研究会を継続して傍聴する。会で配布された資料を基に、会での審議事項、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、前回会議からの変更点、および継続審議等から論点を整理する。
【学習方法】 フィールドワーク、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、議題等を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、会議での配布資料を読み、理解を深める。

7回目
7回 医療政策関連の審議会・研究会審議に対する第1回中間報告 
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・審議事項、議事録、会議での配布資料、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、継続審議、論点の推移、および薬剤師職能との関連性等をまとめることにより、今後の議論の方向性や論点の行方、および法改正や通達の必要性等を考察する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、これまでの配布資料を読み、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、今後の議論の方向性や論点の行方等を考察する。

8回
8回 医療政策の評価
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・医療政策をテーマに外部講師による講義・演習を行い、研究対象の医療政策関連の会議における議論・方向性と比較することにより、医療政策の問題点および限界を分析する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、会議での配布資料を読み、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、今後の議論の方向性や論点の行方等を新たな観点から考察する。

9回
9回 医療政策関連の審議会・研究会の第3回目傍聴
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・調査対象とした領域の審議会・研究会を継続して傍聴する。会で配布された資料を基に、会での審議事項、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、前回会議からの変更点、および継続審議等をまとめる。
【学習方法】 フィールドワーク、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、議題等を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、会議での配布資料を読み、理解を深める。

10回
10回 医療政策関連の審議会・研究会の論点整理 
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・会で配布された資料および厚生労働省ホームページに掲載された議事録等を基に、論点を整理するとともに、次回以降の傍聴で注目すべき審議事項等を検討する。また、審議結果を施策として実行するために必要な法令・通達等による規制の内容を考察する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、次回会議で予想される審議事項を検討する。

11回
11回 医療政策関連の審議会・研究会審議に対する第2回中間報告
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・審議事項、議事録、会議での配布資料、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、継続審議、論点の推移、および薬剤師職能との関連性等をまとめることにより、今後の議論の方向性や論点の行方、および法改正や通達の必要性等を考察する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、これまでの配布資料を読み、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、今後の議論の方向性や論点の行方等を考察する。

12回
12回 医療制度とこれからの課題
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・医療制度をテーマに外部講師による講義・演習を行い、研究対象の医療政策関連の会議における議論・方向性と比較することにより、医療制度の問題点および必要な施策を分析する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、会議での配布資料を読み、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、今後の議論の方向性や論点の行方等を新たな観点から考察する。

13回
13回 医療政策関連の審議会・研究会の第4回目傍聴
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・調査対象とした領域の審議会・研究会を継続して傍聴する。会で配布された資料を基に、会での審議事項、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、前回会議からの変更点、および継続審議等をまとめる。
【学習方法】 フィールドワーク、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、議題等を調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、会議での配布資料を読み、理解を深める。

14回
14回 医療政策関連の審議会・研究会の論点整理
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・会で配布された資料および厚生労働省ホームページに掲載された議事録等を基に論点を整理する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、論点を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、次回会議で予想される審議事項を検討する

15回
15回 医療政策関連の審議会・研究会審議に対する最終報告
担当教員:児玉 庸夫
到達目標
・審議事項、議事録、会議での配布資料、厚労省担当官による説明、委員の発言内容、決定事項、論点の推移、および継続審議等をまとめることにより、審議会・研究会でどのような議論を経て結論(医療政策への提言)が得られたか把握する。また、審議会・研究会による結論(医療政策への提言)について、国民はどのように思うか、実現可能性、法改正・通達の必要性、予算措置、および薬剤師職能との関連性等について考察する。
【学習方法】 演習、レポート
事前学習
[事前学習:2h]事前に、これまでの配布資料を読み、会議での結論の背景を整理しておく。
事後学習
[事後学習:2h]事後は、会議での結論を踏まえて、今後の議論の方向性等を考察する。

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
対面式の授業・試験が可能となった場合
〇授業への参加・取り組み・発表10%、
〇レポート(7回、11回、15回、それぞれ概ね20%、20%、50%)

定期試験を含めて対面式での授業が不可能である場合
〇授業への参加・取り組み・発表10%、
〇レポート(7回、11回、15回、それぞれ概ね20%、20%、50%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題に対する指導は、授業中もしくは授業後速やかに実施します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
厚生労働省ホームページ
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
医療法
医師法
薬剤師法
看護師・助産師法
各法の通達(局長通知、課長通知、事務連絡等)
医薬品医療機器総合機構ホームページ
配布資料
参考文献・推薦図書
医薬品製造販売指針(じほう)、
製造物責任法、医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度、予防接種法 等
研究室
東金キャンパス・K棟3階 K302
オフィスアワー
木曜日3時限・4時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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