シラバス情報

授業科目名
イノベーションマネジメント
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
松本 茂
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義は、イノベーションの本質を経済発展の原動力、そして企業の競争力という2つの視点から理解することを目的とする。
授業の概要
本講義の前半は、企業家による新結合の遂行こそが経済の発展をもたらすと説いたシュンペーターの『経済発展の理論』、そしてクリステンセンによる破壊的イノベーションなど、イノベーションに関する代表的な理論や概念を学ぶ。講義の後半は企業経営におけるイノベーションマネジメントを多面的に解説する。まず、企業の組織設計の視点から、既存事業の深化と新事業の探索を追求する両利きの経営を学ぶ。次に、イノベーションの普及について新製品やサービスのライフサイクルをキャズムやトラクションといった言葉とともに説明し、市場の両面性とネットワーク効果について概観する。さらに、イノベーションを創出する手法として、オープン・イノベーション、特に昨今、日本企業が本格的に取り組み始めたコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の役割と可能性についてディスカッションを行う。

授業計画
1回
イントロダクション
イノベーションマネジメントを学ぶ意義を理解する
事前学習
テキスト『海外M&A 新結合の経営戦略第2章を読む。
事後学習
講義資料を復習する。

2回
イノベーションとは何か(1)シュンペーターの『経済発展の理論』からイノベーションの本質を理解する。
事前学習
テキスト『海外M&A 新結合の経営戦略第2章を読む。
事後学習
講義資料を復習する。

3回
イノベーションとは何か(2)新結合の遂行 5つの場合

事前学習
リーディングアサイメントを読む
事後学習
講義資料を復習する

4回
イノベーションの概念を理解する(1)持続的イノベーション
事前学習
参考図書 『イノベーションのジレンマ』を読む。
事後学習
講義資料を復習する。

5回
イノベーションの概念を理解する (2)破壊的イノベーション ローエンド型
事前学習
参考図書 『イノベーションのジレンマ』を読む。
事後学習
 講義資料を読む。 

6回
 イノベーションの概念を理解する(3)破壊的イノベーション 新市場型
事前学習
参考図書『イノベーションのジレンマ』を読む。 
事後学習
講義資料を読む。

7回目
破壊的イノベーションのケースディスカッション(1) 中国スマートフォンおけるおける小米とサムスン
事前学習
リーディングアサイメントを読む。
事後学習
講義資料を読む。

8回
破壊的イノベーションのケースディスカッション(1) デジタル広告市場におけるグーグルの寡占
事前学習
『海外M&A 新結合の経営戦略』 第5章を読む。
事後学習
講義資料を復習する。

9回
中間プレゼンテーション 企業の破壊的イノベーションについて調査し発表する
事前学習
中間プレゼンテーションの準備をする。
事後学習
プレゼンテーションでの指摘事項に関する復習

10回
イノベーションを創出する企業の組織設計(1)両利きの概念
事前学習
リーディングアサイメントを読む
事後学習
講義資料を読む

11回
イノベーションを創出する企業の組織設計(2)両利きの手法、能力の罠と失敗の罠
事前学習
リーディングアサイメントを読む
事後学習
講義資料を復習する。

12回
イノベーションを生む投資 オープンイノベーションとコーポレートベンチャーキャピタル
事前学習
リーディングアサイメントを読む。
事後学習
講義資料を読む。

13回
市場の両面性とネットワーク効果、講義の総括
事前学習
リーディングアサイメントを読む。
事後学習
期末リポートの準備をする。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
中間プレゼンテーション50%
期末リポート50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題のフィードバックは講義の中で行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『海外M&A 新結合の経営戦略』
松本茂
東洋経済新報社
‎ 4492534377
2021年4月
参考文献・推薦図書
『イノベーションのジレンマ』 クレイトン・クリステンセン 翔泳社 2001年 
『イノベーションへの解』クレイトン・クリステンセン 翔泳社 2002年
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