シラバス情報

授業科目名
【別科】自律学習プロジェクトE
学年
1年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
塩出 浩和
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
アカデミックな内容の受容と・産出の力を身につけることを目標とする。
授業の概要
 この授業では、アカデミックな内容の受容・産出を目指す。アカデミック・ライティングにおいては、主教材(総合科目)で学んだ知識を個人化し、レポートとして提出する力を身につける。レポートの書き方をしっかり理解し、参考文献リストの書き方、引用の仕方、概要の書き方を学ぶ。また、パソコンの使い方、図書館の利用方法なども学ぶ。さらに教職員とのメールの書き方・読み方、留学生センターや別科事務室からの配布物についての読解、授業概要についての理解などアカデミックな状況で必要とされる読む力と書く力を身につける。
 一方、アカデミック・スピーキングでは、主教材(総合科目)で学んだ知識を個人化し、プレゼンテーション する力とコミュニケーション力を身につける。また、オフィスアワーの利用の仕方、研究室での教員とのコミュニケーションの仕方、職員とのコミュニケーションの仕方、掲示板の見方、出席確認・成績確認のための教員とのコミュニケーションなどアカデミックな状況で必要とされる口頭産出の力を身につける。

授業計画
1回
 問題の見つけ方と課題の設定。
事前学習
 関心ある課題を見つける。
事後学習
 課題の設定が間違っていたらどうするか。

2回
 分野の設定と研究方法について。
事前学習
 学問の諸分野を確認する。
事後学習
 隣接分野や学際的研究について確認する。

3回
 引用のルールと注の付け方について。
事前学習
 引用のルールを調べる。
事後学習
 各国語、各国の引用ルールを比較する。

4回
 経営学の手法と著述方法。
事前学習
 経営学の諸分野について調べておく。
事後学習
 経営における今日的課題について調べる。

5回
 日本におけるESG経営の諸側面を論じる。
事前学習
 ESG経営とは何かについて調べておく。
事後学習
 自分の国の課題は何か。

6回
 歴史学の方法と著述方法。
事前学習
 歴史学の研究にはどのような潮流があるか調べておく。
事後学習
 新しい歴史学の分野は何かについて検討する。

7回目
 口述歴史・ライフヒストリーとライフストーリー。
事前学習
 現代史における新しい研究方法とは何かについて考える。
事後学習
 ライフヒストリーの欠点について考える。

8回
 社会調査のデータの意味について。
事前学習
 社会調査とは何かについて考える。
事後学習
 有効な調査の意味を考える。

9回
 経済学の研究方法について。
事前学習
 経済学の研究分野を確認する。
事後学習
 身近な経済問題についてエッセイを書いてみる。

10回
 環境に関する諸分野について。
事前学習
 自国の環境問題について考え。
事後学習
 最も深刻な環境問題は何かについて考える。

11回
 福祉に関わる諸分野について。
事前学習
 自国の福祉問題について考える。
事後学習
 福祉に関するエッセイを書いてみる。

12回
 国際関係にかかわる諸分野について。
事前学習
 自国と日本の関係について考える。
事後学習
 自国をめぐる国際関係について考える。

13回
 文化についての著述のしかた。
事前学習
 日本文化の特徴について考える。
事後学習
 一番興味がある日本文化は何かについて考える。

14回
・自分の意思をわかりやすく説明する。別科で学ぶことの意味を理解する。
  日本に留学した理由や別科卒業後に希望する進路等について
  希望を実現するために別科でどのような勉強が必要になるかについて
・本授業の目的と最終授業ではプレゼンをする予定であることを認識する。
到達目標:別科卒業後の希望を説明できる。別科で勉強する意義を理解できる。
事前学習
自分の将来について考える。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

15回
・自国の高校や大学の図書館の施設について紹介する。
・日本(例えばJIU)の施設について調査し、結果を報告する。先生や日本人学生に質問やアドバイスを受ける場合の話し方を考える。
到達目標:調査方法を選び、調査できる。結果をわかりやすく説明できる。相手に応じた話し方で疑問点等を質問できる。
事前学習
課題の読み物を読む。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。


16回
・第6課をインタラクションの中で復習する。
・自国の場合についてグループで話し合い、結果を発表する。グループで考え、説明の仕方を改善する。
 例えば、お金、お札の行方、使い方、お金をあげる際の方法等について
到達目標:第6課の復習をし、既習の表現が使えるようになる。グループで話し合い、説明の仕方の工夫をし、発表ができる。
事前学習
第6課を復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

17回
・第6課までに学んだ中から一つのテーマを取り上げ、意見を述べ合う。
 例えば、ゲーム、子どもの遊び、電子マネー等の問題点、いい点など
到達目標:ディスカッションができる。結果をまとめ、発表できる。
事前学習
第6課までを復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

18回
・第7課で学んだ内容をインタラクションの中で復習する。
・第7課で得た情報を発展させ、「環境」「水」について全体、グループで自由に話す。意見を述べる。話し合った結果を発表する。
・最終プレゼンのトピックを考える。
到達目標:意見を述べ、ディスカッションができる。結果をまとめて、発表できる。
事前学習
第7課を復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

19回
・第7課のプラスアルファ「資源やエネルギーの無駄遣い」について、グループで考え、発表する。調査の仕方を考える。準備できたところまでを報告する。
・最終プレゼンのトピックを報告する。
到達目標:言葉を駆使し、話し合う。話す順序(プレゼンテーションの原稿を参考にする)に注意し、発表する。
事前学習
第7課で学んだ内容を復習する。
事後学習
グループプレゼンテーションの原稿を書く。

20回
・プレゼンテーション原稿をグループで完成すし、発表する。
・聞き手は質問をし、発表の仕方や内容について評価し、コメントをする。
・評価の基準をつくる。
・最終プレゼンの進捗状況を報告する。
到達目標:プレゼンテーションの原稿を協力し作成できる。発表内容について評価し、コメントできる
事前学習
プレゼンテーション原稿を完成させる。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

21回
・第8課をインタラクションの中で復習する。
・第8課で学んだ情報についてテーマを決め、分かりやすく説明する。
  例えば、遺伝、血液型、民族、移動等、関連付けながらわかりやすく説明する。
  堀江さん、アイスマンなどについて説明する。
・最終プレゼンの進捗状況を報告する。
到達目標:既習の言葉を駆使し、設定したテーマについて説明できる。
事前学習
第8課を復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

22回
・掲示板を読んで内容を第三者に伝える。
・不明なところを友人、先生他に相手に応じた話し方で聞く。
到達目標:掲示板が読み、わからないところは相手に応じた話し方で質問ができる。

事前学習
課題を読む。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

23回目
・第9課をインタラクションの中で復習する。
・第7課で学んだプレゼン原稿を意識して、発表する。
  例えば自国の昔話、自国の擬音語・擬態語、自国でよく読まれている本等
到達目標:構成を考え、発表できる。
事前学習
第9課を復習する。自国の昔話、擬音語、読まれている本他について考える。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

24回
・第9課「座談会」を参考にし、座談会を行う。
  自国から世界に広がったもの、他国から入ってきたものを紹介し合う。
・最終発表の原稿について確認する。
到達目標:自国について紹介しながら、座談会ができる。
事前学習
自国から他の国へ伝わったものを調べる(第8課の応用)。
第9課を復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

25回
・第10課をインタラクションの中で復習する。
・最終プレゼンテーションの原稿を完成させる。
・グループで練習する。
事前学習
第10課を復習する。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

26回
・最終プレゼンテーションを行う。質問に答える。
・お互いに評価をし合う。
到達目標:プレゼンテーションができる。
事前学習
最終プレゼンテーションのリハーサルをする。
事後学習
授業中に発表した内容を再度声にしたり、書いたりして復習する。

試験及び成績評価
日本語アカデミックスピーキングB
小テスト・20%/発表・30%/まとめテスト1・15%/まとめテスト2・15%/取り組み(課題を含む)・20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中級を学ぼう 中級中期
平井悦子・三輪さちこ
スリーエーネットワーク
978-4-88319-509-1
2,400円
参考文献・推薦図書
『トピックによる日本語総合演習 テーマ探しから発表へ 中級後期』安藤節子他(スリーエーネットワーク/2,001/1500円)
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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