シラバス情報

授業科目名
企業と社会
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
松田 世治
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 経済活動の中心的な役割を担う企業をさまざまな角度(視点)からアプローチし、理解を深めていきたい。また経営学が対象とする幅広い専門領域への導入教育としても、それぞれの興味関心を踏まえ、学ぶ意欲の高揚に繋がるようなテーマやトピックをできるだけ多く扱いたい。
 本講義を通じて、経営やビジネス全般に関わる専門用語などを正しく理解し、社会における経済事象を客観的に捉え、主体的に分析・考察ができる力を養成したい。あわせて自分の考えや意見をまとめ、発信できる力とスキルの養成も目標としたい。

 本講義では、企業が私達の社会においてどのような役割を担っているのかについて考える。社会のなかで経済活動の主たる担い手である企業をさまざまな視点(後述「授業の計画」を参照のこと)から分析・考察し、理解を深めていく。

授業紹介動画:企業と社会オリエン動画_-20220322 0357-1
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=0d2eae237e33703c65a6d5499a112601
パスワード: Ygpwacx5
授業の概要
①科目名(英語名): Business & Society
②授業形態:講義
③授業内容:
 企業は、単に社会の経済基盤やシステムを構成するだけではなく、その活動を通じて社会の仕組みに影響を 与えている。社会と企業の相互関係を複眼的に捉え、基本的な知識を身につけながらも、学生個々の社会人としてのあり方について考える機会にしてもらいたい。日本社会に限らずグローバリゼーションが進展する世界が、どのような仕組みであるかについて理解を深め、これから何を学び、いかに学び、いかに生活していくのかを個々の講義のテーマやトピックを通じて主体的に考えてもらいたい。
 今、世の中で何が起きているのか? 昨今の企業や経済にまつわるカレント・イシュー(時事問題など)も広く取り上げ、学生個々と社会との接点作りに繋げていきたい。
*授業では、教員による一方的な講義ではなく、質疑応答、グループワーク、学生同士のディスカッションなどを通じて、自身の理解や考えを深め、自分の意見として積極的にコメントカードなどで発信してもらいたいと考えている。

授業計画
1回
オリエンテーション〜講義の概観と流れ、成績評価について
到達目標: 「企業と社会」での学びの概観を理解すること。

【注意事項】
「授業形態」について
・本講義は、教室での対面型講義として開講される。

「履修者への連絡及び教員への連絡方法」について
・履修者全体への連絡は manaba で行う。
*個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は、JIU メールを利用のこと。連絡先メールアドレスはオフィスアワーの案内を参照すること。

「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」について
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は manaba の掲示板を用いて行う。学生相互の議論にも manaba の掲示板を利用する。

「出席確認方法」について
・各回の授業毎にコメントカード(googleフォーム)の提出を学生に義務付けている。期日内に提出された場合のみ出席確認とする。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

2回
企業とは何か 1?〜「働く」ことの意味を考える〜
到達目標:社会を構成するアクターの一つとして経済学のおける「家計」に着目し、その役割について理解を深める。合わせて「働く」ことの意味などについて考えを整理する。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

3回
企業とは何か 2?〜「株式会社」制度とその仕組み〜
到達目標:株式会社制度の基本的な知識や考え方について理解を深める。特に、株式会社制度に関係する機関とその役割と制度全体の仕組みについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

4回
企業とは何か 2?〜「株式会社」制度の重要ポイント〜
到達目標:株式会社制度の基本的な知識や考え方について理解を深める。特に、経営支配権と持ち分比率の関係性、株主の経済的な権利などについて理解を深める。
 

事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

5回
企業とは何か 3?〜「日本的経営」について考える〜
到達目標:「日本的経営」に関する基本的な知識や歴史的経緯などについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

6回
企業活動と経済の繋がり 1〜生産と消費、価値創造のプロセス〜
到達目標:基本的な経済活動である生産と消費について理解を深め、付加価値の意味についても理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

7回目
企業活動と経済の繋がり 2〜国民所得と経済成長〜
到達目標:経済学における国民所得に関する基本的な考え方について理解を深め、日本や世界の経済成長の歴史や実態について把握する。
 
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

8回
企業活動と経済の繋がり 3〜イノベーションと経済成長の関係〜
到達目標:経済成長の原動力としてイノベーションに着目し、企業におけるイノベーションの意味や関係する理論などについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

9回
経済活動のグローバリゼーション 1〜企業から見たグローバリゼーション〜
到達目標:多国籍企業を中心に進展する経済のグローバリゼーションについて理解を深め、実態を把握する。
 
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

10回
経済活動のグローバリゼーション 2〜グローバリゼーションとSDGs〜
到達目標:SDGsの基本的な考え方や実態について理解を深め、グローバル社会におけるSDGsの意義について考える。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

11回
企業と環境〜企業の社会的責任(CSR)とは?〜
到達目標:企業の社会的に責任(CSR)の基本的な考え方について理解を深め、その実態について把握する。
 
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

12回
シビル・ソサエティとは?〜社会起業家、NPO・NGOなどの役割〜
到達目標:社会を構成する多様なアクターのうちNPOやNGOに着目し、その役割や実態について理解を深める。また社会起業家の活動実態にも着目し、シビル・ソサエティの在り方について考えを整理する。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

13回
講義総括(まとめと振り返り)
到達目標: 「企業と社会」で扱った理論や知識、基本的な考え方を実践できるよう体系的に理解すること。
事前学習
[事前学習:2h]まとめ資料の総復習と期末試験の準備
事後学習
[事後学習:2h]学期末試験の出題範囲の復習など

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
-期末試験…40%
-課題レポート等…25%
-授業への参加(参加・発言・発表・質疑応答など)…15%
-授業への取組み(授業外の学び・取り組み、ワーク取り組み、プレゼンなど)…20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
中間レポート課題については、講義内にて解説やフィードバックなどを行う予定。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
*授業中に適宜プリントを配付する する予定
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参考文献・推薦図書
『ドラッカー名著集11』P.F.ドラッカー  (著), 上田 惇生 (翻訳)(ダイヤモンド社/ 2008/ 2,000円)
『日本の雇用−ほんとうは何が問題なのか(講談社現代新書)』大久保 幸夫(著),(講談社)/ 2009/ 800円)
『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』山岡 道男(著),淺野 忠克(著)(アスペクト)/ 2008/ 600円
『フラット化する世界(上)(下)』トーマス・フリードマン(著), 伏見 威蕃(翻訳),(日本経済新聞社)/ 2006/ 各1900円
*その他の参考図書については、講義毎にテーマ、トピックごとに、適宜案内したい。
研究室
松田: 東金キャンパスF棟 F212号室
オフィスアワー
火曜日:ランチタイム 金曜日: 2時限目
*上記以外での対応の場合は、教員までメール(連絡先: matsuda@jiu.ac.jp)を通じて日時調整をしてください。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001