シラバス情報

授業科目名
薬学基礎物理
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
扶川 武志、西口 慶一
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
物理学は自然界で起きる現象を説明するための学問である。現象を調べて法則を見つけ、数式などを使って説明することができれば、起こりうる現象を予測することができるようになる。薬も人も物質からできているので、2つは物理法則に従った挙動をとる。従って、物理学がわかるようになれば、薬の人体への作用をよく理解できるようになる
<全授業>
科学、医療に関連する英語の代表的な用語を列挙し、その内容を説明できる。(H03800)
自然科学各分野における基本的単位、数値、現象の英語表現を列記できる。(H04100)
科学、医療に関連する英語の代表的な用語、英語表現を列記できる。(H04200)
授業の概要
物理学は、物理系薬学(物理化学、分析化学)を理解する上で必要となる。講義内容を理解し、基本的な問題を解くことにより、薬学を学ぶ上で必要な物理学・数学の基礎的な知識・技能や考え方を身につけていく。
講義、確認試験
担当:扶川 武志, 西口 慶一

授業計画
1回
物理の基本概念
物理量を表す単位、特にSI単位系について理解する。(H04900)
基本単位を組み合わせた組立単位を理解する。(H05000)
事前学習
テキスト(物理)のp3-5を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

2回
数値の扱いと有効数字
薬学では、大きな数や小さな数をひんぱんに扱うが、SI 接頭語や10のべき乗で表すことを理解する(H11500)。
薬学で扱う測定値にはさまざまな誤差が含まれていることを理解し、測定値の精度を表す有効数字の概念を理解し、有効数字を含む値の計算ができる。(H11600)
事前学習
テキスト(数学)p3-10を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

3回
種々の関数とグラフ(比例・反比例、一次関数)
比例および反比例、一次関数の関係を、式およびグラフを用いて説明できる。またそれを用いた計算ができる。
事前学習
テキスト(数学)p17-30、(化学計算)p22-25を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

4回
指数関数・対数関数
指数関数および対数関数を、式およびグラフを用いて説明できる。またそれを用いた計算ができる。(H11700)
事前学習
テキスト(数学)p31-39, p43-48、(化学計算)p14-15, p40-41を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

5回
溶液の濃度
薬学で扱う溶液の濃度計算ができる。
事前学習
テキスト(数学)p31-39, p43-48、(化学計算)p14-15, p40-41を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

6回
溶液の性質−酸と塩基, pH−
酸と塩基の基本的な性質および強弱の指標を説明できる。(H07800)
溶液のpHを計算できる。
事前学習
テキスト(化学計算)p40-51, p93-95を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

7回目
振り返り
第6回までの学習内容を振り返る。課題を出すので、指定した方法で期限までに提出すること。課題の内容・提出方法・期限については、第6回の授業内で案内する。
事前学習
第1回-6回の授業の復習を行う(3h)。
事後学習
課題の復習を行う(1h)。

8回
三角関数・微分
三角関数を、式およびグラフを用いて説明できる。(H11800)
極限の基本概念を概説できる。(H11900)
導関数の基本概念を理解し、代表的な関数の微分ができる。またそれを用いた計算ができる。(H12000)
事前学習
テキスト(数学)p49-52,p55-65を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

9回
積分
原始関数の基本概念を理解し、代表的な関数の不定積分および定積分ができる。またそれを用いた計算ができる。(H12100)
事前学習
テキスト(数学)p66-77を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

10回
運動の法則-速度・加速度の関係-
直線運動などの運動を、数式を用いて説明できる。距離、速度、加速度の相互関係を説明できる。(H05200)
事前学習
テキスト(物理)p16-23を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

11回
運動の法則-力と運動の関係-
運動の法則について理解し、力、質量、加速度の相互関係を説明できる。(H05200)
事前学習
テキスト(物理)p24-26を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

12回
運動の法則-力・仕事・エネルギーの関係-
運動の法則について理解し、仕事について説明できる。仕事の原理を説明できる。(H05200)
エネルギーと仕事の関係について説明できる。力学的エネルギー(運動エネルギーと位置エネルギー)保存の法則を説明できる。(H05500)
事前学習
テキスト(物理)p30-37を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

13回
運動の法則-熱力学
熱と温度を原子や分子の熱運動と関連づけて説明できる。熱と仕事について説明できる。(H05600)
エネルギーの種々の形態(熱エネルギー、化学エネルギー、電気エネルギーなど)の相互変換について、例を挙げて説明できる。(H05600)
事前学習
テキスト(物理)p33-37,45-49を読んでくること(1h)。
事後学習
上記テキスト範囲と授業で配布した資料を読み、理解を深める(3h)。

14回
期末試験
事前学習
第1回-13回の授業の復習を行う(4h)。
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験を実施する。 期末試験:80%、授業への取り組み(課題):20%
上記の総合評価で合格基準点を超えなかった学生には、再試験(試験80%, 課題20%)を行う。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で、解答解説を実施する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
薬学の基礎としての物理学
日本薬学会
東京化学同人
978-4-8079-1652-8
(物理)
薬学の基礎としての数学・統計学
日本薬学会
東京化学同人
978-4-8079-1656-6
(数学)
薬学系の基礎がため化学計算
和田重雄/木藤聡一
講談社
978-4-06-156323-0
(化学計算)
参考文献・推薦図書
(物理)わかりやすい薬学系の物理学入門、編集 小林堅ら、講談社、2,800円+税、薬ゼミリメディアル参考書 数学・物理、編集・発行 薬学ゼミナール 2,000円+税
(数学)わかりやすい薬学系の数学入門、編集 都築稔、講談社、2,800円+税
(化学計算)基礎分析化学演習、菅原正雄、三共出版、1,900円+税
研究室
扶川武志(東金キャンパス・K棟4階・K410号室)
西口慶一(東金キャンパス・K棟5階・K501号室)
オフィスアワー
扶川武志(S1火3・4限 )
西口慶一(S1火1限、水1限)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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