シラバス情報

授業科目名
原価計算論I
学年
2年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
鈴木 勝浩
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 原価計算の主要な目的は、それぞれの時代の利害関係者の情報要求によって、大きく変化し現在に至っている。原価計算は実務に直結する学問である。しかし、計算ができればそれでよいというものでもない。算出した数字が意味するものを知らなければ、正しい意思決定を行うことはできない。数字が意味するものを知るためには、計算の根底にある理論も理解しなければならない。この授業では、さまざまな目的による原価計算の基本的な理論を理解し、具体的な計算方法を修得することを目標とする。学習するテーマは、原価概念・費目別計算・製造間接費の配賦・製品別計算を対象とする。

授業紹介の動画は以下のリンクから視聴してください。
https://youtu.be/ZnaGq0f4s9c
授業の概要
 原価計算は、企業の経営管理者が企業活動を計画し、統制するために不可欠なツールである。これは原価計算が単に製品原価に関する情報を提供するだけでなく、企業の経営管理にも対象を拡大してきていることを意味している。この授業では、製造業における製品原価の計算を対象とし、原価計算の一連の流れを理解していく。授業では、理論の修得だけでなく、実践的に問題を解き自分でなぜそうなるのかを理解できるように、講義と演習を織り交ぜながら学習を進めていく。

授業計画
1回
原価計算総論
到達目標:原価計算の必要性・種類・体系が理解できる。
事前学習
[2h]事前に原価計算の意義について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

2回
原価概念と原価の分類
到達目標:原価概念と原価分類の方法が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に原価概念について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

3回
原価計算の手続と種類
到達目標:製品製造の方法と製品原価計算の体系が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に製品製造の方法について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

4回
費目別計算の基本
到達目標:費目別計算の意義を理解し、基本的な計算を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に費目別計算について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

5回
個別受注生産と個別原価計算の概説
到達目標:個別原価計算の意義を理解し、基本的な計算を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に個別受注生産の特徴と個別原価計算について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

6回
製造間接費の概説
到達目標:製造間接費の意義を理解し、基本的な配賦計算を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に製造間接費について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

7回目
個別原価計算と原価計算表の作成
到達目標:個別原価計算の仕組みを理解し、個別原価計算表を作成することができる。
事前学習
[2h]事前に第5回と第6回の内容を復習しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

8回
見込大量生産と総合原価計算
到達目標:総合原価計算の意義を理解し、基本的な計算を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に見込大量生産の特徴と総合原価計算について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

9回
総合原価計算における仕掛品の評価
到達目標:月初仕掛品がない場合の月末仕掛品の評価方法について理解できる。
事前学習
[2h]事前に第9回の内容を復習しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

10回
総合原価計算における仕掛品の評価(平均法)
到達目標:平均法の考え方を理解し、基本的な計算を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に第9回の内容を復習したうえで、平均法の意義について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

11回
総合原価計算における仕掛品の評価(先入先出法)
到達目標:先入先出法の考え方を理解し、基本的な計算を行うことができる。
事前学習
[2h]第10回及び第11回の内容を復習したうえで、先入先出法の意義について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

12回
平均法と先入先出法の比較
到達目標:評価方法がどのような影響を与えるのか理解することができる。
事前学習
[2h]事前に第10回と第11回の内容を復習しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

13回
総まとめ
到達目標:製品原価の計算の必要性と、個別原価計算と総合原価計算の特徴が理解できる。
事前学習
[2h]事前に前回までの内容を概観しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末試験を実施する。評価配分は以下の通りとする。
○ 期末試験:60%
○ 授業中に実施する小テスト及びレポートの内容:40%




課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題提出後、manabaにて解説コメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配付する
参考文献・推薦図書
『詳細原価計算スタディ』清水孝著(中央経済社/ISBN-10:4502390917)
『テキスト原価会計(第2版)』高橋賢著(中央経済社/ISBN-10: 4502136417)
『原価計算(第6版)』岡本清著(国元書房/ISBN-10:4765810097)
『検定簿記ワークブック2級工業簿記』岡本清・廣下敏郎編集(中央経済社/ISBN-10: ‎4502835536)

研究室
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