シラバス情報

授業科目名
国際マーケティング論
学年
カリキュラムにより異なります。
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
七井 誠一郎
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
国際マーケティング論では、日本語を主に用いて(英単語はしばしば)、多国籍企業のマーケティング活動を考察、理解することを目指します。IT技術を駆使したマーケティング活動の動向を踏まえ、地球をひとつの大きな市場としてグローバルに捉えるマーケティング活動と国や地域、民族、文化、宗教などによって市場を区分して捉える国際マーケティング活動の大きく2つの領域を考察できるようになります。
留学生からみた日本市場の特殊性などについても、対話や討論を通じて、深く考えられるようになることが期待されます。

授業動画紹介: 国際マーケティング論S1月2 S1水2 担当七井 授業紹介-20220317 0721-1
パスワード: Dy6BQmCS
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=73deb5cc041ee1db8c6eaa0608cf2d5a
授業の概要
①科目名:国際マーケティング (International Marketing)
②授業形態:講義形式(ケーススタディもおこなう)
③授業内容:マーケティングの基礎を学び、国際マーケティングにおける諸問題を考察することを授業の狙いとしいる。そして、企業の経済活動と国際経済の関係について学び、国境を超えて活動する多国籍企業の動向を学ぶことを通じて、広い視野から物事を判断できるようになってもらいたい。多国籍にビジネスを展開する企業のマーケティングとは如何なるものなのかを考え、また企業はどのような問題に直面し、どのように問題を解決しているのかを学ぶ。国際マーケティングの思考方法を習得しながら、受講生のビジネススキルの向上にも役立つ授業としたい。講義のみでなく、討論やケーススタディなども導入して、受講生が関心をもって授業に取り組めるように心がけていく。
④使用言語:日本語 

授業計画
1回
経済学基礎 企業の経済活動と国際経済について学ぶ
到達目標:国際社会情勢に関心を持てるようになる。
日本の自動車メーカートップが法律違反をしたものの、海外に逃亡をするといった事件が発生し、一方で多国籍企業の在り方、社会的責任に関心が寄せられている。社会の中で企業の経済活動を考えるとともに企業の多国籍化により複雑化する経営について考えていく。(事例:日産自動車など)
事前学習
事前学習(2hr.):社会における企業の経済活動について、その役割を考えてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):日産自動車のケースはどのようなものだったか自分なりに調べてみよう。

2回
国際社会における企業経済活動を考える
中国とアメリカに代表される国家間の貿易摩擦が国際経済社会や企業活動に大きな影響をあたえ、またファーウエイや日産をはじめとする多国籍企業の経営者が逮捕されるなど、企業経営者の行動も国家や国際経済社会にも大きな影響を与えるようになってきている。
到達目標:状況を理解して事柄や争点を整理できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):多国籍企業と国家の関係を考えてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):企業が国家に与える影響を考えておこう。

3回
マーケティング活動の基礎の復習
まずマーケティングの基礎を復習する。マーケティングの重要な基礎となる考え方を身に着ける。
到達目標:マーケティングのニーズ、ウォンツ、需要などの用語を説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):マーケティングの基礎を復習し忘れている個所をしっかりと勉強しておこう。
事後学習
事後学習(2hr.):マーケティングの基礎をノートに整理しておく。

4回
国際マーケティングとは何かを考えてみる
自国で流行したものが海外でも人気になったり、外国で流行した商品やサービスが自国にも入ってくることはどういこうことかを考えてみよう。
到達目標:自国市場から海外市場に製品、サービスがわたり、海外市場で支持されるための経営工夫にどういうものがあるか説明できる。
事前学習
事前学習(2hr.):日本から海外に輸出して売れるもの、売れないものを考えてみよう。文化が異なる社会の中で、企業はどのように異文化適応を学んでいくだろうか。
事後学習
事後学習(2hr.):日本から海外に発信されて、海外の消費者に支持されている製品やサービスを探し、なぜ海外で売れたのかを自分なりに説明してみよう。

5回
マーケティングの構造を知る マーケティングミックスとPLC
古典的な考え方のマーケティングミックスとプロダクトライフサイクルを国際マーケティングで考えてみよう。異文化の中でどのような影響を受けるだろうか。
到達目標:4PとPLCについて自分なりに説明できるようなる。
事前学習
事前学習(2hr.):これまでの授業、講義ノートを整理して、マーケティングの基礎用語を整理しておく。
事後学習
事後学習(2hr.):マーケティングミックスとプラダクトライフサイクルは何かを説明できるようにノートを整理しよう。

6回
バーノンの国際プロダクトサイクルモデルについて学ぶ
到達目標:国際プロダクトサイクルモデルは学会で批判も多いが、企業の海外進出を考える上では歴史的に見て有用であった。そのIPLCの基本的な考え方を説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):国際プロダクトサイクルが当てはまる業界、製品にどんなものがあるだろうか。
事後学習
事後学習(2hr.):IPLCモデルの限界について考えてみよう。このモデルへの批判にはどのようなものがあるだろうか。

7回目
絶対優位について考える 国際貿易理論
到達目標:貿易理論の基礎となる絶対優位について自分の言葉で説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):アダムスミスによる貿易を説明する絶対生産費説について調べてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):授業で与えられた課題を計算して回答できるようになろう。国際経済学と国際マーケティング論の関係について考えてみよう

8回
比較優位について考える 国際貿易理論
到達目標:絶対生産費説と比較生産費説の違いを説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):リカードが説明した比較生産費説について調べてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):授業で与えられた課題を計算して回答できるようになろう。国際経済学と国際マーケティング論の関係について考えてみよう。

9回
国際マーケティング戦略とグローバルマーケティング戦略の違いを考える
国際マーケティング戦略とは、グローバルマーケティング戦略とは、「国際」と「グローバル」がイメージするものの違いを考えてみよう。
到達目標:グローバルマーケティング戦略とは何か説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):国際とグローバルが付く言葉や製品などを調べてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):世界に同時に販売される製品について調べてみよう。

10回
ケーススタディ 企業の海外進出の実際を考える
実際に海外で商品を売る、販売すること、海外に進出することとはどういうことか考えてみよう。
到達目標:ケーススタディを通じて論理的思考を身につけられるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):企業が海外進出する際に直面する課題は何だろうか。
事後学習
事後学習(2hr.):世界で活躍する営業人、ビジネスパーソンはどんな人だろうか。

11回
IT技術の普及と国際マーケティング
ECビジネスは国境がない、国際マーケティングの市場空間ともいえる。IT技術によって、どのような市場取引が行われているだろうか。ネットワーク外部性を考えてみよう。
到達目標:ネットワーク外部性を用いたビジネス、マーケティング活動を説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):ネットワーク外部性を狙った様々な企業活動を調べてみよう。
事後学習
事後学習(2hr.):ネットワーク外部性を用いたビジネスを探して情報収集しよう。

12回
国際ビジネスコミュニケーションスキルと海外派遣要員
海外で商品を販売する人材に求められるスキルや資質とは何かを考えてみよう。
到達目標:海外における異文化理解の重要性を理解できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):海外で働くにはどのようなスキルが求められ、またどんな性格の持ち主が適しているだろうか。国によって違いはあるだろうか。
事後学習
事後学習(2hr.):グローバルビジネス人材として求められる能力を考えてみよう。

13回
国内マーケティングと国際マーケティングの違いを振り返る。
到達目標:国内マーケティングと国際マーケティングの異同について説明できるようになる。
事前学習
事前学習(2hr.):国内と国際マーケティングの違いをしっかりと整理しておく。
事後学習
事後学習(2hr.):企業が利益を生む仕組みについてしっかりと考えてみよう。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末課題レポート(70%)並びに授業の中での発表・小テスト、課題取り組み(30%)で成績評価をおこないます。

授業中の課題、小テスト、発表などには積極的に取り組んでください。
期末課題レポートにおいても大学生として求められるレポート作成技法が必要です。脚注や参考文献リストの作成、客観的に論じることができれば高く評価されます。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業で出された課題については次の授業で解説をしたり、フィードバックコメントをするようにします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
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参考文献・推薦図書
テキストは指定せずに授業の中でオンラインで無料で読むことができる資料やテキスト等を適宜紹介していきます。

大石芳裕著、『実践的グローバル・マーケティング (シリーズ・ケースで読み解く経営学)』(ミネルヴァ書房、2017年)2200円(税込み)
『International Marketing』 Cateora, Philip R,.(ネットでフリーのものを読んでください)
他にも多くの国際マーケティング関連書籍が出版されており、深く考えずに興味を持ったものから講読することを推奨したい。
研究室
研究室:東金キャンパスF棟217
オフィスアワー
水曜日昼休み、木曜日1時間目、金曜日昼休み(S1)
木曜日1時間目、木曜日昼休み、金曜日昼休み(S2)
水曜日昼休み、木曜日1時間目/金曜日昼休み(F1,F2) 
面談の重複を避けるためにご自分のJIUメールアドレスから、私のメール nanai@jiu.ac.jp 宛で事前にアポイントメントを取るようにするとスムーズです。
また、木曜日1時間目、金曜日昼休み以外でも必要に応じて担当授業時間以外で対応可能です。ご連絡・ご相談ください。
科目ナンバリング
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