シラバス情報

授業科目名
コミュニケーション技法I
学年
2年
単位数
4単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
林 和歌子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
この授業は、社会福祉の一端を担う介護専門職として、利用者や家族、同僚、地域社会と信頼関係を確立できるよう、相手の立場や環境を理解するための基本的態度を体得を目指す。
具体的な到達目標は、以下のとおりである。
1.介護専門職としての自己理解と他者理解の方法及び基本的なコミュニケーション技術を習得する。
2.介護専門職に求められる価値と倫理について確認を行い、権利擁護と人権尊重などの基本的態度を習得する。
3 必要な情報、意思の伝達を行うことができ、集団の意見を整理して発表できるようにするために、プレゼンテーションの基本的知識、技能、態度を習得する。
授業紹介動画:
https://youtu.be/ECbC6744Wm8
授業の概要
①科目名(英語名):コミュニケーション技法Ⅰ(Communication Skills for Certified Care Worker Ⅰ)
②授業形態:演習
③内容:
「人間関係とコミュニケーション」と関連させながら、小グループでロールプレイや検討、討議、発表など行う。さらにそこで得られた体験の振り返りや解説を通して、個人の反省、分析、考察を深め、一定の整理された概念としてコミュニケーション技術を習得していく。

授業計画
1回
オリエンテーション
授業のテーマと到達目標、授業の方法について理解する
到達目標:授業の全体像を理解し受講する心構えができる
事前学習
[事前学習2h]シラバスを読んでおくこと
事後学習
[事後学習:2h]注意点を理解し学び方の確認をする

2回
実習場面のコミュニケーションの振り返り1
実習で作成したプロセスレコードをもとにグループディスカッションをおこなう
到達目標:プロセスレコードの内容を振り返ることができる
事前学習
[事前学習:2h]実習のプロセスレコードを見直しておく
事後学習
[事後学習:2h]ディスカッションでの意見をもとに修正する

3回
実習場面のコミュニケーションの振り返り2
修正したプロセスレコードをロールプレイで再現する
到達目標:ロールプレイでの再現を通して新たな課題に気付くことができる
事前学習
[事前学習:2h]前回修正したプロセスレコードを見直しておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

4回
援助者の姿勢を学ぶ
バイスティックの原則を理解する
到達目標:バイスティックの原則の意味を理解できる
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

5回
バイスティックの原則の実際
事例を通してバイスティックの原則を理解する
到達目標:介護場面でのバイスティックの原則を説明できる
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく

6回
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する
事前学習
言語コミュニケーション技法演習1
演習を通して「受け止め」「促し」の技法を学ぶ
到達目標:「受け止め」「促し」の技法を身につけることができる
事後学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく

7回目
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する
事前学習
言語コミュニケーション技法演習2
演習を通して「明確化」「反射」「要約」の技法を学ぶ
到達目標:「受け止め」「促し」の技法を身につけることができる
事後学習

8回
言語コミュニケーション技法演習3
演習を通して「質問」「指示情報の共有」の技法を学ぶ
到達目標:「質問」「指示情報の共有」の技法を身につけることができる
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

9回
非言語コミュニケーション技法演習
演習を通して非言語コミュニケーションの技法を学ぶ
到達目標:非言語コミュニケーションを駆使してコミュニケーションがおこなえる
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

10回
コミュニケーション技法演習 ビデオ撮影1
グループで事例をもとにコミュニケーション場面をロールプレイし録画する
到達目標:コミュニケーションの技術をロールプレイで再現できる
事前学習
[事前学習:2h] 事例を読み直し必要なコミュニケーション技術を確認する
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

11回
コミュニケーション技法演習 ビデオ撮影2
グループで事例をもとにコミュニケーション場面をロールプレイし録画する
到達目標:コミュニケーションの技術をロールプレイで再現できる
事前学習
[事前学習:2h] 事例を読み直し必要なコミュニケーション技術を確認する
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

12回
コミュニケーション技法演習 ビデオ確認
グループで撮影をした映像を確認する
到達目標:自他のコミュニケーションの技術を映像で確認することができる
事前学習
[事前学習:2h]事例を読み直し必要なコミュニケーション技術を確認する
事後学習
[事後学習:2h]グルーメンバーからのコメントを読み自身の課題を整理する

13回
チームケアと情報の共有 記録の方法1
記録の目的と種類、留意点、様式を学ぶ
到達目標:介護現場の記録の知識を身につけ活用方法を理解できる
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

14回
チームケアと情報の共有 記録の方法2
マッピングの技法(ジェノグラム、エコマップ)を学ぶ
到達目標:介護現場の記録の知識を身につけ活用方法を理解できる
事前学習
[事前学習:2h]授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

15回
対象者の特性に応じたコミュニケーション1
視覚障害のある人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

16回
対象者の特性に応じたコミュニケーション2
聴覚障害のある人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

17回
対象者の特性に応じたコミュニケーション3
構音障害のある人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

18回
対象者の特性に応じたコミュニケーション4
失語症の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

19回
対象者の特性に応じたコミュニケーション5
認知症の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

20回
対象者の特性に応じたコミュニケーション6
うつ病・抑うつ状態、統合失調症の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

21回
対象者の特性に応じたコミュニケーション7
知的障害・発達障害の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

22回
対象者の特性に応じたコミュニケーション8
高次脳機能障害の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

23回目
対象者の特性に応じたコミュニケーション9
重症心身障害の人とのコミュニケーションを学ぶ
到達目標:対象者の特性を理解しコミュニケーションを行うことができる
事前学習
[事前学習:2h]対象者の特徴について予め調べておく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

24回
介護におけるチームのコミュニケーション
チームのコミュニケーションの意義と方法、報告・連絡・相談の技術を学ぶ
到達目標:チームのコミュニケーションを円滑にする知識と技術を身につけることができる
事前学習
[事前学習:2h] 授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

25回
介護事例検討の方法
事例検討に関する知識と技術を学ぶ
到達目標:事例検討の基礎的な理解をすることができる
事前学習
[事前学習:2h] 授業で提示した資料を読んでおく
事後学習
[事後学習:2h]学習した内容をまとめノートに整理する

26回
これまでの学習のふりかえりと解説を行い授業の総括をおこなう
到達目標:介護福祉士に求められるコミュニケーション技術の全体を理解できる
事前学習
[事前学習:2h]これまでの学習を振り返り疑問点や理解を確認する
事後学習
[事後学習:2h]授業のまとめノートを整理し期末テストの準備をする

試験及び成績評価
試験及び成績評価 授業ごとに示される課題、期末テストを実施する。  
評価配分は以下の通りとし、60%以上の評価を取得した場合、単位を取得することができる。
○授業中に実施する課題50%
○学期期末テスト:50%  

評価対象に該当する者は、学期ごとに授業前に連絡のあった欠席回数5分の1までの者とする。なお、20分以上の遅刻は欠席、遅刻3回で欠席1回と換算する。

課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内で解説する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業内で適宜指示をする
参考文献・推薦図書
『 最新 介護福祉士養成講座 5コミュニケーション技術 』 介護福祉士養成講座編集委員会編集(中央法規社 、2019年、2420円)
研究室
A418
オフィスアワー
S1:火曜3限、水曜1限 S2:火曜3限、水曜3限 F1:火曜2限、木曜1限 F2:水曜2限、木曜4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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