シラバス情報

授業科目名
生徒指導
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
稲垣 孝章
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
一人一人の児童・生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めるための生徒指導の原理原則を確実に理解し、併せて、実践の手立ても総合的に習得する。他の教職員や関係機関と連携しながら組織的に生徒指導を進めていくために、養護教諭として必要な知識・技能や素養を身に付ける。  授業紹介動画:https://youtu.be/0RRptxsdVyA

授業の概要
①科目名 :生徒指導(Student guidance)  
②授業形態:講義/演習  
③内容: 教育課程における生徒指導の位置付けを捉え、生徒指導の意義や重要性を理解する。学校における集団指導・個別指導の方法原理の理解と共に生徒指導体制・教育相談体制、それぞれの考えや違いについても学ぶと同時に、それぞれの学校段階における現実的な取組を把握する。一人一人の児童生徒の基礎的な生活習慣・規範意識の醸成と共に個別の課題を抱える児童生徒にとって、自身の存在感が育まれるようなきめ細かな指導を養護教諭として日々どのようにしているか、現職の養護教諭の努力・成果・課題等についても深く考察していく。

授業計画
1回
1回 生徒指導の意義と原理について
   教育の動向を踏まえ、生徒指導の意義と原理及び教育課程における生徒指導の位置付けについて理解する。
到達目標:生徒指導の意義と原理について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に生徒指導の原理について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第1章第1、2節を読み、理解を深める。

2回
2回 生徒指導の教育観と指導観、集団指導と個別指導について 
   生徒指導の教育観・指導観及び集団・個別指導の原理を踏まえ、学習指導での生徒指導について理解する。
到達目標:生徒指導の教育観と指導観、集団指導と個別指導とについて理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に生徒指導の教育観と指導観について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第1章第3、4節を読み、理解を深める。

3回
3回 学級経営・学級活動の特質と生徒指導との関連について 
   個性の伸長を図る視点及び学級活動と生徒指導との関連について理解する。
到達目標:学級活動と生徒指導との関連について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に学級活動について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第2章第4節を読み、理解を深める。

4回
4回 道徳教育・特別活動と生徒指導との関連について 
   教科における生徒指導の意義を理解するとともに道徳教育・特別活動における生徒指導について理解する。
到達目標:道徳教育・特別活動と生徒指導の関連について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に道徳教育について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第2章第2、4節を読み、理解を深める。

5回
5回 生徒指導における児童生徒理解について 
   児童期の発達と心理を踏まえ、総合的な学習の時間における生徒指導について理解する。
到達目標:総合的な学習の時間における生徒指導について理解できる。
事前学習
[2h]事前に総合的な学習の時間について調べておく。  
  
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第2章第3節を読み、理解を深める。 

6回
6回 児童期の発達と発達障害の理解について 
   児童期の発達の特徴を踏まえるとともに、LD,ADHD,高機能自閉症等発達障害の特性を理解する。
到達目標:児童期の発達と発達障害について理解できる。
事前学習
[2h]事前に発達障害について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第3章第1,2節を読み、理解を深める。

7回目
7回 青年期の発達と学校の生徒指導体制について 
   青年期の発達の特徴や思春期の課題を理解するとともに、学校における生徒指導体制について理解する。
到達目標:青年期の発達と生徒指導体制について理解できる。
事前学習
[2h]事前に青年期の発達について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第3章第3節、第4章第1節を読み、理解を深める。

8回
8回 進路指導・キャリア教育の理解と養護教諭としての関わりについて
   進路指導の原理を踏まえ、進路指導の活動領域と内容及び進路指導を進める上での視点について理解する。
到達目標:進路指導の原理と目標について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に進路指導の原理について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」P4,78,191を読み、理解を深める。

9回
9回 学級活動(2)(3)の授業における養護教諭としての関わり方について
   学級活動(2)(3)の特質と内容と指導過程及び教師の在り方と説話のポイントについて理解する。
到達目標:学級活動(2)(3)の授業における養護教諭としての関わり方について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に学級活動(2)(3)の特質と内容について調べておく。
事後学習
[2h]授業での資料をもとに、学級活動(2)(3)の養護教諭としての関わり方について理解を深める。

10回
10回 教育相談・生徒指導との関連と養護教諭の役割について 
    教育相談の意義と特質を踏まえ、学級担任・養護教諭が行う教育相談について理解する。
到達目標:教育相談・生徒指導との関連と養護教諭の役割について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に教育相談について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第5章第1,2,3節を読み、理解を深める。

11回
11回 カウンセリングのスキルと養護教諭としての役割について 
    カウンセリングの基本について理解するとともに、「育てる教育相談」の考え方についても理解する。
到達目標:カウンセリングの手法について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前にカウンセリングの手法について調べておく。
事後学習
[2h]授業での資料をもとに、養護教諭としてのカウンセリングの手法について理解を深める。

12回
12回 発達課題と生徒指導上の課題に対する具体的な対応について  
    人格と発達課題との関連を踏まえるとともに、刑事告発、守秘義務、説明責任、児童虐待、不登校などについての現実的な課題と対応について理解する。
到達目標:発達課題と生徒指導との関連及び生徒指導上の現実的な課題と対応について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に発達課題を調べるとともに、新聞記事等で生徒指導上の現実的な課題について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第5章第3節並びに第6章を読み、理解を深める。

13回
13回 生徒指導に関する法制度と関係機関との連携について 
    生徒指導に関する法制度と学校と家庭・地域・関係機関との連携について理解できる。
到達目標:生徒指導に関する法制度について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に生徒指導に関する法制度について調べておく。
事後学習
[2h]文部科学省発行「生徒指導提要」第7章、第8章を読み、理解を深める。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業での感想、レポート、確認テストを実施する。評価配分は以下の通り。
○授業への参加意欲、対面授業での感想記録やレポート65%(毎回の授業を5点満点で評価する;5点×13回)
○確認テスト35%(100点を35点に換算する)
〈オンライン授業の場合〉
○オンライン授業では毎回のレポートで評価し、確認テストを実施する。
〇評価配分は、対面授業と同様。
※教職課程の科目であることから、やむ得ぬ事情のないかぎり、すべて出席することが前提です。
 根気強く休まずに出席して学習できるということは、教師になるための必要な資質要件の1つです。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業での解説、または解説コメントを提示します。
オンライン授業では、レポートに対してのフィードバックは、manabaで個別にコメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
生徒指導提要
文部科学省
文部科学省
記載なし
平成22年3月/290円
参考文献・推薦図書
授業中に適宜プリントを配付する。
○『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説特別活動編』(東山書房/平成30年3月/276円)
○『1年間で学級・学校が劇的に変わる 教師の一般教養』稲垣孝章著(文溪堂/令和3年11月/1.500円)
研究室
本部棟2階 非常勤講師室
オフィスアワー
火曜日 12:30〜13:15
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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