シラバス情報

授業科目名
特別活動と総合的な学習の時間
学年
2年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
稲垣 孝章
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
生徒の全人的成長を促すための教育活動としての特質を有する特別活動を指導するために必要な知識・理論、具体的な指導方法などを理解するとともに、各教科等の学びを横断的・総合的に探究し、自己の生き方を考えていく総合的な学習の時間の特質を踏まえ、往還的な探究学習を展開するに必要な知識・理論、具体的な指導方法などを理解する。 授業紹介動画:https://youtu.be/BBg56KjCDE4
授業の概要
①科目名:特別活動と総合的な学習の時間(Special activities and Period for Integrated Studies) 
②授業形態:講義/演習
③内容:多様な集団活動を通して、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を目指して行われる特別活動の教育的な意義を理解し、「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の視点をもとに、各教科等との往還的な関連、家庭や地域と連携した組織的な対応等、特別活動の指導に必要な知識や素養を身に付ける。また、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質能力の育成を目指す総合的な学習の時間の広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、指導計画の作成及び具体的な指導方法並びに学習活動の評価に関する知識・技能を身に付けるよう具体的な事例を通し、考察していく。

授業計画
1回
1回 特別活動の歴史的な変遷と特別活動の目標について
   受講生の理想とする養護教諭としての教師像について発表し合うとともに、特別活動の歴史的変遷と目標について理解する。
到達目標:特別活動の目標について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に特別活動の目標について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説特別活動編」第1章第2章第1節を読み、理解を深める。

2回
2回 現代の子供の現状と教育課程における特別活動の役割について 
   現代の子供の現状を踏まえ、健康診断での養護教諭の実践例について理解する。
到達目標:現代の子供の現状と教育課程における特別活動の役割について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に教育課程における特別活動の役割について調べておく。
事後学習
[2h]]「中学校学習指導要領解説特別活動編」第2章第2節を読み、理解を深める。

3回
3回 社会の変化と学級活動(1)の目標と内容について 
   学級活動の目標及び活動内容、活動過程と養護教諭の役割について理解する。
到達目標:学級活動の目標及び活動内容(1)と養護教諭の役割について理解できる。
  
  

  [事後学習:2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第8章を読み、理解を深める。
事前学習
[2h]事前に学級活動の目標及び活動内容について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説特別活動編」第3章第1節を読み、理解を深める。

4回
4回 学級活動(2)の目標と内容について 
   学級活動(2)の目標と育てたい資質・能力と養護教諭の指導場面について理解する。
到達目標:学級活動(2)の目標と育てたい資質・能力と養護教諭の指導場面について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に学級活動(2)の目標と内容について調べておく。
事後学習
[2h]授業での資料をもとに、学級活動、HR活動(2)の目標について考えをまとめ、理解を深める。

5回
5回 学級活動(3)の目標と内容について 
   キャリア教育の要としての特別活動を踏まえ、学級活動(2)(3)の学習指導案の作成について理解する。
到達目標:学級活動、ホームルーム活動(3)の目標と内容について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に学級活動、ホームルーム活動(3)の目標と内容について調べておく。
事後学習
[2h]授業での資料をもとに、学級活動、HR活動(3)の指導方法についてまとめ、理解を深める。

6回
6回 児童会・生徒会活動、クラブ活動の特質と養護教諭の役割について 
   児童会・生徒会活動の目標と内容及び委員会活動を指導する養護教諭の役割について理解する。
到達目標:児童会・生徒会活動、クラブ活動の特質と養護教諭の役割について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に児童会・生徒会活動の目標と内容について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説特別活動編」第3章第2節を読み、理解を深める。

7回目
7回 学校行事の目標と内容の理解と養護教諭としての関わりについて 
   学校行事の目標と内容及び学校行事に関わる養護教諭としての役割について理解する。
到達目標:学校行事の目標と内容の理解と養護教諭としての関わりについて理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に学校行事の目標と内容について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説特別活動編」第3章第3節を読み、理解を深める。 

8回
8回 総合的な学習の創設と目標及び特質について
   生活科と総合的な学習の時間の創設及び横断的・総合的な学習について理解する。
到達目標:総合的な学習の時間の目標及び特質について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に総合的な学習の時間の目標及び特質について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第2章を読み、理解を深める。

9回
9回 総合的な学習の時間で育てたい資質・能力と考えるための技法について
   現代社会の課題に関するテーマ例と考えるための技法(順序付け・比較)について理解する。
到達目標:現代社会の課題に関するテーマについて理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に現代社会の課題に関するテーマについて調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第4章を読み、理解を深める。

10回
10回.総合的な学習の時間で育てたい資質・能力と実践上の課題について 
    学校段階での主体性・共同性、自己理解・他者理解、内面化・社会参画の視点について理解する。
到達目標:総合的な学習の時間で育てたい資質・能力について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に総合的な学習の時間で育てたい資質・能力について調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第5章第3節を読み、理解を深める。

11回
11回.総合的な学習の時間の授業改善に向けた指導計画の作成と内容の取扱いについて 
    総合的な学習の時間における探究学習のプロセスと単元計画作成及び職場体験学習を踏まえた養護教諭の役割について理解する。
到達目標:総合的な学習の時間の授業改善と指導計画の作成と内容の取扱いついて理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前に探究学習のプロセス、指導計画の作成と内容の取扱いについて調べておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第5章を読み、理解を深める。

12回
12回 総合的な学習の時間の探究課題と授業改善の方法について  
    興味・関心に基づく課題を踏まえ、総合的な学習の時間における探究学習のプロセス及び考えるための技法について理解する。
到達目標:総合的な学習の時間の授業改善及び養護教諭が授業等で活用できるパネルシアター等の活用について理解できる。
  
  

事前学習
[2h]事前に探究学習のプロセス及び養護教諭が授業等で活用できるパネルシアター等について調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第5章第3節及び第7章を読み、理解を深める。 

13回
13回 総合的な学習の時間の地域や学校の特色に応じた探究課題と評価活動について 
    地域や学校の特色に応じた探究課題及び外部連携での留意点と評価活動について理解できる。
到達目標:地域や学校の特色に応じた探究課題及び外部連携での留意点と評価活動について理解できる。
  
  
事前学習
[2h]事前にこれまで学んだ特別活動、総合的な学習の時間についてまとめておく。
事後学習
[2h]「中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編」第8、9章を読み、理解を深める。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業での感想、レポート、確認テストを実施する。評価配分は以下の通り。
○授業への参加意欲、対面授業での感想記録やレポート65%(毎回の授業を5点満点で評価する;5点×13回)
○確認テスト35%(100点を35点に換算する)
〈オンライン授業の場合〉
○オンライン授業では毎回のレポートで評価し、確認テストを実施する。
〇評価配分は、対面授業と同様。
※教職課程の科目であることから、やむ得ぬ事情のないかぎり、すべて出席することが前提です。
 根気強く休まずに出席して学習できるということは、教師になるための必要な資質要件の1つです。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業での解説、または解説コメントを提示します。
オンライン授業では、レポートに対してのフィードバックは、manabaで個別にコメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領解説 特別活動編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1562-7
平成30年3/\256+税
中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1561-0
平成30年3/\209+税
参考文献・推薦図書
『小学校 学習指導要領解説特別活動編』(文部科学省/東洋館/平成30年2月/\141+税)  
『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省/海文堂/平成30年7月/\216+税)
『小学校 学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』(文部科学省/東洋館/平成30年2月/\126+税)  
『高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間編』(文部科学省/学校図書/平成30年3月/\270+税)
『1年間で学級・学校が劇的に変わる 教師の一般教養』稲垣孝章著(文溪堂/令和3年11月/1.500円)
加えて、授業中に適宜プリントを配付する。
研究室
本部棟2階 非常勤講師室
オフィスアワー
14:30〜15:10
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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