シラバス情報

授業科目名
初級簿記
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
鈴木 勝浩
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 複式簿記の理論的、技術的側面を有機的に関連づけて理解し、簿記会計に関する基礎的能力を養うことを目標とする。複式簿記は14世紀から15世紀にかけてイタリアを中心として生成し、その原理・原則と構造は現在に至るまでほとんど変わっていない。この授業では、複式簿記の基本原理・原則を理解した上で、簿記一巡の流れに従いながら取引の判断から財務諸表の作成に至る過程を学習する。さらに商品売買業における中心的な活動に関連する個別論点についても学習の対象とする。

授業紹介の動画は以下のリンクから視聴してください。
https://youtu.be/303_6LIpl7I
授業の概要
 簿記とは、特定の経済単位における経済活動を、特定のルールに従って記録・計算する技法である。簿記はあらゆる業種の企業ばかりではなく、非営利組織においても用いられている汎用性の高いものである。簿記は極めて実践的なもので、反復的に学習を繰り返さないとなかなか理解しにくい科目である。そこで授業では、理論の修得だけでなく、実践的に問題を解き自分でなぜそうなるのかを理解できるように、講義と演習を織り交ぜながら学習を進めていく。

授業計画
1回
簿記の意義、簿記の5要素及び簿記一巡の流れ
到達目標:簿記の必要性、簿記の5要素及び簿記一巡の流れを理解できる。
事前学習
[2h]事前に簿記の意義・役割について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

2回
資産・負債・純資産と貸借対照表
到達目標:貸借対照表の意義と理解し、貸借対照表を作成することができる。
事前学習
[2h]事前に貸借対照表について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

3回
収益・費用と損益計算書・利益計算のしくみ
到達目標:損益計算書の意義と理解し、損益計算書を作成することができる。
     貸借対照表と損益計算書の関係と利益計算の仕組みを理解できる。
事前学習
[2h]事前に貸借対照表について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

4回
勘定の記入法則と試算表の原理・精算表のしくみ(6桁精算表)
到達目標:勘定の記入法則・試算表の原理を理解し、試算表の作成ができる。
      6桁精算表の仕組みを理解し、精算表を作成することができる。
事前学習
[2h]事前に貸借対照表・損益計算書・利益計算の仕組みについて復習しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

5回
仕訳と転記
到達目標:仕訳と転記の意義を理解し、特に仕訳を正確に行うことができる。
事前学習
[2h]事前に勘定の記入法則と簿記一巡の流れについて復習しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

6回
商品売買取引と代金決済
到達目標:商品売買の意義を理解し、商品売買に関する仕訳と転記を正確にできる。
事前学習
[2h]事前に商品売買業の仕組みについて調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

7回目
現金・預金取引
到達目標:現金・預金の意義を理解し、正確に仕訳を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に現金と預金の種類について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

8回
手形取引
到達目標:手形の意義と仕組みを理解し、正確に仕訳を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に約束手形の仕組みについて調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

9回
固定資産取引
到達目標:固定資産の意義・購入・売却・減価償却を理解し、正確に仕訳を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に固定資産の意義について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

10回
貸倒れと貸倒引当金        
到達目標:貸倒れ・貸倒引当金の意義を理解し、正確に仕訳を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に貸倒れと引当金の意義について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

11回
売上原価の算定
到達目標:売上原価の計算の必要性を理解し、正確に仕訳を行うことができる。
事前学習
[2h]事前に商品売買益について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

12回
費用・収益の見越し・繰り延べ
到達目標:見越し・繰り延べの意義を理解し、簡単な計算と仕訳ができる。
事前学習
[2h]事前に費用と収益について調べておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

13回
総まとめ
到達目標:簿記の基本原理を理解し、各種取引の会計処理ができる。
事前学習
[2h]事前に前回までの内容を概観しておくこと。
事後学習
[2h]事後に配付資料の問題を解き、理解を深める。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末試験を実施します。評価配分は以下の通りとします。
○ 期末試験:60%
○ 授業中に実施する小テスト及びレポートの内容:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題提出後、manabaにて解説コメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配付する
参考文献・推薦図書
『商流対応 体系簿記会計学』 早田巳代一著(学文社/ISBN-10: 4762022748)
『検定簿記講義 3級商業簿記』 渡部裕亘編著(中央経済社/ISBN-10:4502835633)
『簿記ワークブック 日商3級 For LECTURES』 東京CPA会計学院著(税務経理協会/ISBN-10: ‎4419066229)
研究室
1号棟3階
オフィスアワー
S1・S2:火曜日3時限・木曜日3時限
W1・W2:火曜日4時限・木曜日4時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
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