シラバス情報

授業科目名
ファイナンスの基礎II
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
新谷 理
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
現代の企業活動を理解する上では、ファイナンスの知識は非常に重要なものとなっている。また不確実性を取り扱うファイナンスの知識は社会の様々なものに応用可能である。本授業ではファイナンスの基礎Iで学んだ内容を前提として、不確実性を考慮する世界でのファイナンスについて学ぶ。内容的には不確実性を取り扱う確率論や統計を復習したうえで、株式投資、株式分析、デリバティブなどについての基礎を学ぶ。経営情報学部のディプロマ・ポリシーにおけるDP1の「経営全般における幅広い知識」、並びにDP3の「ヒト・モノ・カネ・情報の活用」に関連した科目であると位置づけられる。

具体的には、以下の作業が実施できるようになることを目的とする。

1. 不確実性を取り扱うために必要な期待値と標準偏差(分散)の概念を理解する。
2. 期待効用最大化や投資家の選好の概念を理解する。
3. 現代ポートフォリオ理論(MPT)の概念を理解する。
4. CAPMの概念を理解する。
5. デリバティブ取引の概要を理解する。

授業紹介の動画は以下のリンクから視聴してください。
https://youtu.be/rjbyIAJ34nk
授業の概要
①科目名:ファイナンスの基礎Ⅱ/ Basics of Finance Ⅱ

②授業形態:講義

③授業内容:高校卒業程度の簡単な数学(Ⅰ,Ⅱ,A,B)知識は求められる。講義は簡単な計算実習等を通じて、なるべく直感的に理解できるような授業を心掛ける。ファイナンスの基礎Ⅰと合わせると証券アナリスト試験における証券分析の分野の土台となる基本的な知識は身に着けられる。また本授業での学びはファイナンシャル・プランナーなどにも活用できる。

授業計画
1回
授業ガイダンス、シラバス教育

到達目標:ファイナンスという学問領域の概要とその学習の過程を理解する。
     
◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(2時間):高校数学で学んだ確率・統計を復習しておく。
事後学習
事後学習(2時間):課題①をする。

2回
授業の準備 期待値と分散、標準偏差、正規分布についての概説

到達目標:ファイナンスを勉学するにあたって最低限必要な統計知識を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題②の提出

3回
株式投資① 投資の基礎概念、個別証券のリスクとリターン、投資家の選好

到達目標: リスクとリターンの概念について理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題③の提出

4回
株式投資② 現代ポートフォリオ理論(MPT) 

到達目標: MPT(平均分散法を含む)についての概念を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題④の提出

5回
株式投資③ CAPM

「到達目標」:CAPMという重要概念を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑤の提出

6回
株式投資④ マーケット・モデルとマルチ・ファクター・モデル

「到達目標」:「市場」という概念の理解

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑥の提出

7回目
株式投資⑤ ファンドを題材としたポートフォリオマネジメントと評価

「到達目標」:ポートフォリオマネジメントについて理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑦の提出

8回
株式分析① 株式の投資尺度 

「到達目標」:新聞の証券欄などで取り扱われる投資指標(PERやPBRなど)について理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑧の提出

9回
株式分析② 配当割引モデルと残余利益モデル

到達目標:株式評価の理論モデルの基礎を理解する。


◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑨の提出

10回
デリバティブ① デリバティブ概説、先物取引

到達目標:デリバティブという金融商品の概略を理解する。オプション取引の概略を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑩の提出

11回
デリバティブ② オプション取引①

到達目標:オプションを使った基本的な投資戦略を理解する。先物取引の概念を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑪の提出

12回
デリバティブ③ スワップ取引

到達目標:スワップ取引を理解する。リスクを取引するという感覚を理解する。

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑫の提出

13回
デリバティブ④ 二項モデルとブラックショールズモデル

「到達目標」:超初歩的な数理ファイナンスの概念を理解する

◆履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡は対面講義および manaba で行う。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は manaba の掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用すること。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
◆学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は原則として対面で行うが、 manaba の掲示板使用も排除しない。
・日常的な学生の皆さんとの議論、及び学生間の議論は 対面で行う。
◆出席確認方法:
・授業時間中に出席を取る。
◆設問解答:
・次回講義内で解説を行う。
事前学習
事前学習(1時間):前回のプリントなどの内容を反芻しておく。
事後学習
事後学習(3時間):課題⑬の提出

14回
期末試験
事前学習
事前学習(4時間):期末試験の準備
事後学習
期末試験の振り返りを行う

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
各回の課題提出 60%
期末試験 40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各回の課題については原則として次回に解説を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
特に指定しない
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参考文献・推薦図書
『大学4年間の金融学が10時間で学べる』 著者:植田和夫 角川書店 2020年 660円+税
『証券アナリスト 1次対策総まとめテキスト 証券分析 2022年試験対策』 著者:TAC証券アナリスト講座 TAC出版 2021年 3,200円+税
研究室
紀尾井町C1号棟3階教員室
オフィスアワー
原則として毎週の月水4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001