シラバス情報

授業科目名
起業マネジメント研究指導
学年
1年
単位数
12単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
染谷 芳臣
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
授業のテーマ 『企業価値と会計・財務』
到達目標は、企業価値評価のための会計情報の活用方法と企業価値向上のための財務戦略の在り方を研究し、博士(経営学)の学位取得に必要な理論的な枠組みとリサーチ・メソドロジーを学修する。

授業の概要
授業は、3つの段階から構成される。第一に理論的な枠組みを構築するために必要な関連領域における先行文献を渉猟して整理・要約してもらう。特に指導教授が標記の授業テーマに関連して重要であると考える文献を提示し、一緒に読み合わせしながら学生には当該文献を要約し発表してもらう。第二に先行研究の渉猟を通じて学位論文のテーマを画定する。この段階では当該学問分野における研究者としての立ち位置を明確にする。第三段階では学位論文のテーマに則した研究方法を選択してもらう。

授業計画
1回
会計の基礎概念(1) 会計情報の質的特性 発表
授業目標 会計情報の質的特性を理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布論文のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布論文をスライド10枚程度に整理・要約すること。

2回
会計の基礎概念(2) 取得原価主義会計と公正価値会計 発表
授業目標 取得原価主義会計と公正価値会計の異同が理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布論文のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布論文をスライド10枚程度に整理・要約すること。

3回
会計の基礎概念(3)収益・費用アプロートと資産・負債アプローチ 発表
授業目標 収益・費用アプローチと資産・負債アプローチの異同を理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布論文のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布論文をスライド10枚程度に整理・要約すること。

4回
効率的資本市場と会計情報の有用性 株価と会計上の利益との関係  発表
授業目標 会計情報の価値関連性に関する古典的な研究が理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

5回
会計理論の基礎理論としてのエイジェンシー理論 実証会計学とは? 発表
授業目標 現代会計学の古典的な会計理論を理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

6回
会計上の利益と企業価値 企業価値とは? 発表
授業目標 企業価値に関する現代会計学の考え方を知る。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。特に企業価値について調べる。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

7回目
株主資本主義と企業価値 一元的な企業価値 発表
授業目標 会計における企業観又は会計主体論、資本主理論の系譜を理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

8回
ステークホルダー資本主義と企業価値 多元的な企業価値 発表
授業目標 会計における企業観又は会計主体論、企業主体理論の系譜を検討する。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスラドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

9回
第9回 資本資産評価モデルから残余利益(オルソン)モデル 発表
授業目標 会計情報の価値関連性に関するモデルを理解できる。



事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

10回
M&Aと企業価値評価 発表
授業目標 会計とファイナンスの交差するM&Aを巡る課題が理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

11回
M&Aと買収のれん 無形資産の価値評価  発表
授業目標 無形資産の価値評価の課題を理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。企業結合会計に関して調べておく。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

12回
会計及び財務上のトピカルな研究テーマ 発表
授業目標 会計及びファイナンスの今日的な課題を理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布文献のスライドを作成する。
事後学習
事後学習2時間 配布文献をスライド10枚程度に整理・要約すること。

13回
研究テーマの画定 
到達目標 研究テーマを具体的かつ明確な問題意識を持って決める。
事前学習
事前学習2時間 今までの演習の中から問題意識を以って研究テーマを決める。
事後学習
事後学習2時間 問題意識をスライドでまとめる。

14回
事例研究の仕方
授業目標 ケーススタディの基礎的な仕方や方法を理解し限界も理解できる。
事前学習
事前学習2時間 配布プリントを熟読する。
事後学習
事後学習2時間 事例研究の限界を理解する。

15回
インタビューと『事実』の記述
授業目標 インタビュー調査から『事実』を記述することの難しさを理解する。
事前学習
事前学習2時間 インタビュー調査の仕方を調べる。
事後学習
事後学習2時間 配布資料をよく読んで理解を深めること。

16回
R統計を使った実証研究の概要
授業目標 実証研究の意味を理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布資料を熟度する。
事後学習
事後学習2時間 配布資料を見ながらR統計の仕方を学んでいく。

17回
データの収集
授業目標 JIUで利用できるeolデータベースにて理解する。
事前学習
事前学習2時間 配布資料を読みeolデータベースを理解する。
事後学習
事後学習2時間 配布資料をよく読んで理解を深めること。

18回
R統計の基礎
授業目標 Rを使って計算ができる。
事前学習
事前学習2時間 配布資料を読む。
事後学習
事後学習2時間 配布資料をよく読んで理解を深めること。

19回
2標本の平均値間の有意差検定
授業目標 Rを使ってt検定ができる。
事前学習
事前学習2時間 Rを使ったt検定の仕方を予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データを使ってt検定を実施する。

20回
一元配置の分散分析と多重比較。
授業目標 Rを使ってANOVAができる。
事前学習
前学習2時間、Rを使ってANOVAの仕方を予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データを使ってANOVAを実施する。

21回
多元配置の分散分析と交互作用
授業目標 Rを使って二元ANOVAができる。
事前学習
事前学習2時間 配布資料とRを使って二元ANOVAを予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データとRで二元ANOVAを実施する。

22回
相関
授業目標 Rで相関関係を記述できる。
事前学習
事前学習2時間 配布資料とRで相関関係の記述を予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データとRで相関分析を行う。

23回目
回帰
授業目標 Rで単回帰分析ができる。
事前学習
事前学習2時間 配布資料とRで単回帰分析を予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データとRで単回帰分析を実施する。

24回
多変量回帰分析の実施
授業目標 Rで多変量回帰分析ができる。
事前学習
事前学習2時間 配布資料とRで多変量回帰分析を予習する。
事後学習
事後学習2時間 配布データとRで多変量回帰分析を実施する。

25回
会計の実証研究
授業目標 先行する実証研究の論文を読みRで追試できる。
事前学習
事前学習2時間 先行研究の論文を読み実証方法を理解する。
事後学習
事後学習2時間 先行研究を模範に追試を行う。

26回
 ファイナンスの実証研究
授業目標 先行する実証研究の論文を読みRで追試できる。
事前学習
事前学習2時間 先行研究の論文を読み実証方法を理解する。
事後学習
事後学習2時間 先行研究を模範に追試を行う。

試験及び成績評価
授業評価は、スライドでの発表内容及び指定した統計解析の課題提出で行う。評価配分は以下の通りである。
ス指定した統計解析の課題提出50%ライドでの発表の内容50% 
なお、『経営情報学論集』への投稿を勧める。従って、1年に1本の論文は作成すること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題提出などは、次回の授業で解説コメントを行う。
また、配布プリントなどはmnabaで掲載す
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
適宜、プリント・資料を配布する。
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参考文献・推薦図書
『Rで学ぶ統計学入門』嶋田正和・阿部真人著東京化学同人2017年2,700円+税 ISBN 978-4-8079-0859-2
『楽しいR R時計分析入門』豊澤栄治著 翔泳社 2015年 2,200円+税 ISBN 978-4-7981-3901-2

研究室
東金キャンパス・・F棟・F203
オフィスアワー
月曜日・火曜日・水曜日及び金曜日の昼休み
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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