シラバス情報

授業科目名
起業マネジメントケーススタディC
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
酒向 浩二
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
今まで日本経済を支えてきた製造業がいかなる強みを持っているか、業種別の成長モデルがどういうものであるか、より広い視野で、特に国際的な視野で考える力を培うこと。

1.生産管理や組織・制度において企業の同質性を把握する。
2.経営戦略、マーケティング、技術情報において業種による企業の異質性を理解する。
3.日本国内の企業と海外の企業をより広い視野でみる。
4.現代産業社会に存在する企業の経営戦略、マーケティング、組織・制度などを分析する能力を身につける。

もちろん、理論ばかりではなく、個別企業、特に有名な企業を取り上げ、それらの成長軌跡を観察したうえ、持続可能な企業の特質を考えてみることにする。

授業の概要
世界を舞台に活躍する日本企業はいまや無数に存在する。しかしそれらは、多くの決断や工夫や努力、そして失敗の繰り返しの中から生まれてきた。10以上の企業事例を取り上げ、それぞれの起業の契機、激しい競争下の経営存続の要因を多面的に(例えば、経営戦略、マーケティング、生産管理、組織・制度と情報技術などの側面から)見ることにする。また、日本企業と海外の企業との違いがより理解するためにいくつかの海外のケースを取り上げ、日本の企業と対比しながらそれらの相違を説明する。

授業計画
1回
第1回 日本の製造業の現状と課題(1)全体像の把握
到達目標:日本の製造業の現状と課題について総合的に取り上げ、現在起きている潮流を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に日本の経済産業省が刊行している「通商白書」・「ものづくり白書」について調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、日本の製造業への理解をより深める

2回
第2回 日本の製造業の現状と課題(2)国際展開の把握
到達目標:日本の製造業の国際展開における現状と課題について取り上げ、現在起きている潮流を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に日本の国際協力銀行(JBIC)が刊行している「海外直接投資アンケート」、日本貿易振興機構(JETRO)が刊行している「海外進出日系企業実態調査」について調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、日本製造業の国際展開への理解をより深める

3回
第3回 トイレタリー・化粧品(1)インバウンドとECに期待
到達目標:化粧品メーカーの代表として資生堂を取り上げ、日本の化粧品産業とメーカーの変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に化粧品市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、化粧品産業と企業の変化への理解をより深める

4回
第4回 トイレタリー・化粧品(2)乳幼児から高齢者までカバー
到達目標:トイレタリーメーカーの代表としてユニ・チャームを取り上げ、日本のトイレタリー産業とメーカーの変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前にトイレタリー市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、トイレタリー産業と企業の変化への理解をより深める

5回
第5回 飲料・食品(1)内需型企業がM&Aで国際展開して直面する課題
到達目標:飲料メーカーの代表としてキリンを取り上げ、日本の飲料産業とメーカーの変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に飲料市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、飲料産業と企業の変化への理解をより深める

6回
第6回 飲料・食品(2)M&Aで食品複合企業へ
到達目標:食品メーカーの代表として味の素を取り上げ、日本の食品産業とメーカーの変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に食品市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、食品産業と企業の変化への理解をより深める

7回目
第7回 繊維・アパレル(1)地方の輸入販売型産業から世界へ
到達目標:アパレルメーカーの代表としてユニクロを取り上げ、OEM、ODM、OBM、SPAなどの生産を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前にアパレル市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、SPAへの理解をより深める

8回
第8回 繊維・アパレル(2)繊維から高級素材メーカーへ
到達目標:繊維メーカーの代表として東レを取り上げ、日本の繊維産業と繊維メーカーの変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に繊維市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、繊維産業と企業の変化への理解をより深める

9回
第9回 家電・重電(1)家電メーカーからデバイスで利益を上げるメーカーに
到達目標:映像音響機器メーカーの代表としてソニーを取り上げ、世界のソニーの発展を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前にソニー製品の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、家電メーカーの変化への理解をより深める

10回
第10回 家電・重電(2)リーマンショック後復活を遂げる
到達目標:インフラ重電メーカーの代表として日立を取り上げ、重電産業の変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に重電・インフラ市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、重電・インフラメーカーの企業行動への理解をより深める

11回
第11回 自動車・部品(1)日本を代表する企業は今後もトップの座を維持できるのか
到達目標:自動車メーカーの代表としてトヨタを取り上げ、自動車産業と生産構造の変化を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に自動車市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、日本自動車産業の変化への理解をより深める

12回
第12回 自動車・部品(2)電動化を加速、航空機にも参入
到達目標:ホンダを取り上げ、イノベーション型企業の企業行動を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に自動車市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、日本自動車産業の変化への理解をより深める

13回
 第13回 自動車・部品(3)サプライヤーから新たな段階へ
到達目標:自動車産業サプライヤーの代表としてデンソーを取り上げ、日本的取引関係と中小企業の成長過程を説明する
事前学習
「事前学習:2時間」事前に自動車市場の変化を調べる
事後学習
「事後学習:2時間」専門誌や日本経済新聞などを読み、日本的取引関係への理解をより深める

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・授業参加(50%)
・レポート(50%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
・授業内およびmanabaで、随時、コメント及びフィードバックを行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
・みずほ証券エクイティ調査部『業界分析ハンドブック』(東洋経済新報社/2017年/2,200円) 
・経済産業省『通商白書』『ものづくり白書』(各年度)
・国際協力銀行『海外直接投資アンケート』(各年度)
・日本貿易振興機構『海外進出日系企業実態調査』(各年度)
・みずほ銀行産業調査部『みずほ産業調査』(各年度)
 
研究室
東金キャンパス・F棟・F312
オフィスアワー
月曜日(昼休み)、水曜日(昼休み)、水曜日(1限目)

科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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