シラバス情報

授業科目名
ジェンダー研究:社会B
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
遠藤 惠子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本科目では、労働とジェンダーについての文献輪読を通じて、女性学・ジェンダー研究の専門的知識を身につけ、視点や研究方法を理解し、自らの課題設定、課題探究の力を養うことを目標とする。
授業の概要
はじめに、社会科学における労働の論じ方を学ぶ。ついで、女性解放運動や日本のジェンダー平等の取り組むについて理解する。その後、労働領域についてのジェンダー研究の視点や現状分析を理解するために文献精読を行なう。

授業計画
1回
第1回 オリエンテーション
授業全体の流れを説明する。各自の自己紹介ののち、発表分担を決める。
事前学習
[1h]事前に自己紹介資料を400字程度で準備すること。
事後学習
[3h]次以降の回に向けて、配布資料を精読する。文献を入手し、精読を始める。

2回
第2回 20世紀後半の日本における女性解放運動
女性解放運動の歴史を、ビデオ等の資料から把握する。
事前学習
[1h]内閣府男女共同参画局HPなどで歴史を読んでおくこと。
事後学習
[3h]内閣府男女共同参画局HP、文献などで歴史を調べて、要約を行なうこと。

3回
第3回 現代の労働について
近代以降の経済システム出現と変容による無償労働/有償労働のありようを理解する。
事前学習
[2h]配布資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]出身国の労働統計を調べ、資料の指摘があてはまるか、考察すること。

4回
第4回 女性就労、母性と主婦
日本の歴史を主としつつ、女性就労の歴史、家族生活における女性役割、母性と主婦の歴史を理解する。
事前学習
[2h]配布資料を読んでおき、各自で、要点と、考察すべき点を整理しておくこと。
事後学習
[2h]授業の復習をすること。そのうえで、内閣府男女共同参画局HP「男女共同参画白書」の就労、ワーク・ライフ・バランス等の指示した箇所を読み、発表資料を用意すること。

5回
第5回 女性就労の現状:発表と検討
受講者の発表と検討を通じて、女性就労の課題についての理解を深める。
事前学習
[3h]内閣府男女共同参画局HP「男女共同参画白書」の女性就労の指示箇所をよく読み、要点発表資料を作成すること。
事後学習
[1h]各自の研究テーマにもとづいた、考察すべき点を整理すること。

6回
第6回 ワーク・ライフ・バランスの現状:発表と検討
受講者の発表と検討を通じて、家庭での女性役割等の課題の理解を深める。
事前学習
[3h]内閣府男女共同参画局HP「男女共同参画白書」のワーク・ライフ・バランスなどの指示箇所をよく読み、要点発表資料を作成すること。
事後学習
[1h]各自の研究テーマにもとづいた、考察すべき点を整理すること。

7回目
第7回 文献『家父長制と資本制』精読:報告と討論(1)理論篇 前半
マルクス主義フェミニズムの理論的展開を理解する。
事前学習
[3h]上野千鶴子『家父長制と資本制』の報告を聞く章を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

8回
第8回 文献『家父長制と資本制』精読:報告と討論(2)理論篇 後半
マルクス主義フェミニズムの理論的展開を理解する。
事前学習
[3h]上野千鶴子『家父長制と資本制』の報告を聞く章を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

9回
第9回 文献『家父長制と資本制』精読:報告と討論(3)分析篇 前半
家族・市場・国家等の近代以降の歴史を理解する。
事前学習
[3h]上野千鶴子『家父長制と資本制』の報告を聞く章を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

10回
第10回 文献『家父長制と資本制』精読:報告と討論(4)分析篇 後半
家族・市場・国家等の近代以降の歴史を理解する。
事前学習
[3h]上野千鶴子『家父長制と資本制』の報告を聞く章を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

11回
第11回「労働とジェンダー」に関する近年の文献精読:報告と討論(1)
受講者の研究に関心に基づく近年の文献を検討し、喫緊の課題を理解する。
事前学習
[3h]報告される文献を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

12回
第12回「労働とジェンダー」に関する近年の文献精読:報告と討論(2)
受講者の研究に関心に基づく近年の文献を検討し、喫緊の課題を理解する。
事前学習
[3h]報告される文献を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

13回
第13回「労働とジェンダー」に関する近年の文献精読:報告と討論(3)
受講者の研究に関心に基づく近年の文献を検討し、喫緊の課題を理解する。
事前学習
[3h]報告される文献を精読し、分からない言葉などは調べる。報告担当者は報告を準備する。
事後学習
[1h]報告者の報告と討論を受けて、気になることを文献などから調べる。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業中の取り組み・小課題40%、報告60%によって成績評価を行う。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内で解説します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
家父長制と資本制:マルクス主義フェミニズムの哲学
上野千鶴子
岩波書店
9784006002169
1200円+税
参考文献・推薦図書
『ジェンダーと権力』ロバート・コンネル
『家事の社会学』アン・オークレー
『家事労働に賃金を』マリアローザ・ダラ・コスタ(インパクト出版会/1997年)
『セカンドシフト 第二の勤務:アメリカ共働き革命の今』アーリー・ホックシールド(朝日新聞社/1990年)
『現代フェミニズムと労働:女性労働と差別』ヴェロニカ・ビーチ(中央大学出版会/1993年)
『国際分業と女性:進行する主婦化』マリア・ミース(日本経済評論社/1997年)
『企業のなかの男と女』ロザベス・モスカンター(生産性出版/1995年)
  ***
『働き方の男女不平等:理論と実証分析』山口一男(日本経済新聞出版/2017年/3520円)
『貧困専業主婦』周燕飛(新潮選書/2019年/1320円)
『働く女子の運命』濱口桂一郎(文春新書/2015年/780円+税)
『家事労働ハラスメント:生きづらさの根にあるもの』竹信三恵子(岩波新書/2013年/840円+税)
『家事労働の国際社会学』伊藤るり編(人文書院/2020年/6300円;税)
『アジアの家族とジェンダー』落合恵美子・山根真理・宮坂靖子(ミネルヴァ書房/2007年/3500円+税)
『女性のキャリア継続:正規と非正規の間で』乙部由子(勁草書房/2010年)
研究室
H504
オフィスアワー
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