Teacher name : Masuko Katsuyoshi
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授業科目名
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学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Masuko Katsuyoshi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、地域福祉のみでなく福祉観光やソーシャル・インクルージョニズムの視点も加えた「トータルなまちづくり」のあり方について考える。すなわち、前者でいえば、住んでよしの「まちづくり」の視点だけでなく、旅する当事者(ゲスト)のノーマライゼーション、そしてゲストを迎えるまち(ホスト)のユニバーサリティをも問題にする。すなわち「まちづくり」とは、どのようなところにおいても一分野や一部の人たちだけのものではなく、すべての住民、来訪者が共同で当たるべき重要課題だという考えを自分たちのまちを実例に身につけたい。後半では、近年話題となっている「看取り」のまちづくりについても考える。
授業の概要
地域の福祉や環境を重視した持続可能なまちづくりをあえて「トータルな(包括的)まちづくり」といい、この件について事例を交えながら詳細に検討を加えていく。「住んでよし、訪れてよし,生涯を全うしてよし」のまちづくりをするために、何が必要かということとその地で奮闘の末、いのちを全うしていくことの意味をゲストとホスト、そして地域のQOLという視点からトータルに考えていくものである。このことのために、学生一人一人にフィールドを持ってもらい、最低限でも当該地域での「安心生活創造」、そして生涯暮らすのための方途を実践的に学べるよう演習形式の授業を展開する予定である。したがって、毎回その回のキーワードに関する簡単な解説のあとそれぞれの課題に取り組んでいただく。
授業計画
1回
・この授業はすべて対面で行われます。
オリエンテーション:「福祉のまちづくり」と「福祉でまちづくり」の違い 到達目標:「福祉でまちづく」の意味を理解する。 事前学習
[2h]あらゆる角度からまちづくりの意味を考える。
事後学習
[2h]「福祉でまちづくり」の事例を調べる。
2回
日本の現状と地域福祉という考え方
到達目標:日本独自の地域福祉の考え方を理解する。 事前学習
[2h]「「地域福祉」の内容の確認
事後学習
[2h]地域福祉の歴史的背景について調べる
3回
公的介護保険と地域の課題
到達目標:公的介護保険の仕組みを理解する。 事前学習
[2h]配布済みのある地方都市の「公的介護保険」に関するパンフレットを理解しておく。
事後学習
[2h]公的介護保険について理解を深める。
4回
福祉を中心としたトータルなまちづくりについて知る。
到達目標:ある地域を自分のフィールドとする。 事前学習
[2h]フィールドとするまちを決め、基礎データを収集しておく。
事後学習
[2h]フィールドとなるまちの基礎データと社会福祉資源を調べる
5回
安心生活創造事業と福祉観光 、福祉観光でまちづくり
到達目標:「安心生活創造事業」と「福祉観光」の考え方を理解する。「福祉観光」の考え方を自分のフィールドに応用して「まちおこし」を考える。 事前学習
[2h]「包括的まちづくり」について理解しておく。
事後学習
[2h]まちの問題を掘り下げるため、人びとの困りごとについて考える。住民の福祉とまちの産業を結びつけて、自分のフィールドについてどんな解決方法があるかを詳細に考察する。
6回
保健・医療・福祉のまちづくり
到達目標:生涯住み続けられるまちについてのイメージを持つ。 事前学習
[2h]もう一度「福祉でまちづくり」の考え方を復習する。
事後学習
[2h]「地域医療・保健」とまちづくりを結びつけて「保健・医療・福祉のまちづくり」のための条件を理解する。
7回目
地域包括ケアと在宅の看取り
到達目標:「地域包括ケア」と在宅死について理解する。 事前学習
[2h]「地域包括ケア」と日本における「死」の現状について調べておく。
事後学習
[2h]地域の病院、高齢者施設における生活と地域生活そして「自宅で旅立つ」ための条件を考えておく。
8回
ターミナルケアと緩和ケア
到達目標:福祉におけるターミナルケアと医療における緩和ケアについて理解する。 事前学習
[2h]自分のフィールドのまちにある高齢者施設や病院について調べる。
事後学習
9回
ターミナル期のメンタルヘルス—スピリチュアル・ケアとグリーフケア
到達目標:高齢者・病者と家族へのスピリチュアル・ケアとグリーフケアについて理解する。 事前学習
[2h]高齢者やがん患者の心理について調べておく。
事後学習
[2h]スピリチュアル・ケアとグリーフケアについて理解する。
10回
グリーフケアの方法を知る
到達目標:グリーフケアの中核である傾聴法について学ぶ。 事前学習
[2h]グリーフケアの詳細についてあらかじめ確認しておく。
事後学習
[2h]グリーフケアの方法について総括する
11回
グリーフケアとコミュニティデザイン
到達目標:自分の暮らすまちで旅立った後の残された家族の生活を理解する。 事前学習
[2h]グリーフケアとビリーブメントケアの違いについて調べておく。
事後学習
[2h]地域にあるサロンでのグリーフケアの可能性について理解を深める。
12回
生涯にわたって住むことのできるまちづくり、
到達目標:当事者中心主義の徹底。 事前学習
[2h]改めて人間の生老病死について、調べて、考えておく。
事後学習
[2h]残された家族の苦悩について復習する。
13回
保健・医療・福祉を生かすコミュニティデザイン
到達目標:これまでの内容からすべての住民を包み込む「包括的(インクルージョナルな)まちづくり」を理解する。 事前学習
[2h]これまでに学んだキーワードをまちづくりに関連させて理解する。
事後学習
[2h] 住民の福祉を中心としたまちづくりを学ぶことを通して、地域の問題を複眼的にとらえる習慣と方法を身につける。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業レポート、期末試験を実施する。評価配分は以下の通り。
〇期末試験:70% 〇授業レポート:30% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時にプリントを配布する
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参考文献・推薦図書
必要に応じて授業内で提示する。
研究室
東金キャンパス・A棟・A511
オフィスアワー
F1 水曜3限、金曜2限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
福祉まちづくり論
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