Teacher name : Wu Xiaoli
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授業科目名
Theory of Acclturation
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Wu Xiaoli
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online
授業の到達目標及びテーマ
グローバル化が急速に進んでいる日本社会で、様々な文化的背景を持つ人間との関わりが増えている。また、海外研修や留学により、直接異文化に接触する機会も多くなっている。そのような環境の中では異文化社会への適切な対応が重要となってくる。この授業を通して、異文化の人々と接触する際に、真摯に相手の文化を理解する姿勢をもち、グロバール・マインドを育成する。同時に、第二言語コミュニケーション習得と異文化適応の関係性、異文化適応に影響を及ぼす要因、人間の成長の過程としての異文化適応を理解し、コミュニケーション能力の重要性を認識する。そして、学んだ理論と知識を活かし、最終的には海外留学や勤務・居住によって異文化環境に適応できるスキルの習得を目標とする。本講義の学修は本学部DP3の「多様な価値観について理解し、異文化社会に属する人々とコミュニケーションをとりながら、積極的に連携・協働することができる。」の実現に寄与する。
授業紹介動画:https://youtu.be/H58SwjArYnI 授業の概要
この授業では、異文化コミュニケーション学、第二言語習得及び社会心理学の諸分野の視点から異文化適応を考えていく。具体的には、まず、文化や適応などの基礎概念を導入し、異文化体験により生じた不適応の実態と要因を紹介する。次に、カルチャーショックの諸相、U字曲線の適応、W字曲線そしてらせん型の適応について解説する。さらに第二言語コミュニケーションはどのように異文化適応に影響を与えるのか、適応するための相手との違いへの気づき、そして自分自身を知ることなどの大切な知覚要素を取り入れる。最後に適応の条件を紹介し、異文化適応は成長の過程でもあることを認識し、少しでも異文化適応力を身につけることを期待する。
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。履修者は次の点をよく理解しておくこと。 〇履修者への連絡及び教員への連絡方法: ・履修者全体への連絡はJIUポータルで行う。 ・教員から履修者へ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールを利用する。 ・教員への連絡はJIUポータルを利用すること。 ・個人的な内容を含む場合は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。 〇学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法: ・授業内容について、履修者との議論はJIUポータルを用いて行う。履修者相互の議論にもJIUポータルを利用する。 ・毎週のオフィスアワーで意見交換をすることができる。 〇出席確認方法 ・JIUポータルの機能を用いた理解確認により、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とする。 〇設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導 ・課題やレポートはJIUポータルに提出すること。解答は講義内で解説を行います。 授業計画
1回
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。
イントロダクション:授業の進め方と評価の仕方、文化移動と不適応の実態【オンデマンド型】 到達目標:講義の全体を把握し、進め方や評価の仕方が理解できる。そして異文化不適応の現状が理解できる。 事前学習
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。
(2時間)事前にシラバスと配布資料を通読しておくこと。不適応の事態を調べておくこと。 事後学習
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。
(2時間)配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。 2回
文化とは何か【オンデマンド型】
到達目標:文化の定義、特性、構造及び文化モデルが理解できる。 事前学習
(2時間)事前に文化の定義、特性、構造及び文化モデルについて調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト29頁〜54頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
3回
異文化適応とコミュニケーション【オンデマンド型】
到達目標:コミュニケーションの定義、特性とレベル、文化とコミュニケーションそして異文化コミュニケーションの概念が理解できる。 事前学習
(2時間)事前にコミュニケーションの定義、特性とレベル、文化とコミュニケーションそして異文化コミュニケーションの概念について調べておくこと。
事後学習
(2時間)配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
4回
カルチャーショックの症状とU字曲線の適応【オンデマンド型】
到達目標:カルチャーショックの症状とカルチャーショックカーブが理解できる。 事前学習
(2時間)事前にカルチャーショックとU字曲線の適応について調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト55頁〜63頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
5回
逆カルチャーショックとW字曲線の適応【オンデマンド型】
到達目標:逆カルチャーショックとW字曲線の適応が理解できる。 事前学習
(2時間)事前に逆カルチャーショックとW字曲線の適応について調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト63頁〜68頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
6回
文化移動とらせん型の適応、「私の異文化適応」【オンデマンド型】
到達目標:らせん型の適応が理解できる。「私の異文化適応」を紹介した後、皆さん自身の異文化適応を考えてみる。 事前学習
(2時間)事前にらせん型の適応について調べておくこと。自分自身の異文化適応を思い出しておくこと。
事後学習
(2時間)配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
7回目
異文化への認識:違いに気づく【オンデマンド型】
到達目標:行動・視点・環境による文化の違いが理解できる。 事前学習
(2時間)事前に行動・視点・環境による文化の違いについて調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト77頁〜89頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
8回
ステレオタイプ・偏見・差別を考える【オンデマンド型】
到達目標:固定観念、ステレオタイプと偏見の概念、そして差別の種類及び差別が生まれる背景を理解できる。 事前学習
(2時間)事前に固定観念、ステレオタイプ、偏見そして差別の概念について調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト94頁〜113頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
9回
適応のための自分を知る【オンデマンド型】
到達目標:異文化適応のために自分を知ることが理解できる。 事前学習
(2時間)事前に自分を知るための「ジョハリの窓」について調べること。
事後学習
(2時間)テキスト153頁〜163頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること
10回
異文化受容と文化的アイデンティティ【オンデマンド型】
到達目標:異文化受容のプロセスと5つのステージおよび文化的アイデンティティが理解できる。 事前学習
(2時間)事前に異文化接触、異文化受容のプロセスと5つのステージについて調べること。
事後学習
(2時間)テキスト141頁〜152頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
11回
異文化適応の法則性と条件【オンデマンド型】
到達目標:異文化適応の法則性と異文化適応の条件が理解できる。 事前学習
(2時間)事前に異文化適応の法則性と異文化適応の条件について調べておくこと。
事後学習
(2時間)配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
12回
適応に影響を与える非言語要素【オンデマンド型】
到達目標:非言語コミュニケーションの特徴、種類、機能そして非言語コミュニケーションの重要性が理解できる。 事前学習
(2時間)事前に非言語コミュニケーションの特徴や種類そして非言語コミュニケーションの重要性について調べておくこと。
事後学習
(2時間)テキスト141頁〜152頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
13回
「成長」過程としての異文化適応と総まとめ【オンデマンド型】
到達目標:①ベネットが提唱した異文化感受性発達モデルと異文化体験によるアイデンティティの変化が理解できる。②第二言語運用能力と第二言語コミュニケーション行動は異文化適応に与える影響が理解できる。③さらに講義で紹介したテーマを整理し、理解を深める。 事前学習
(2時間)事前にベネットが提唱した異文化感受性発達モデルと異文化体験によるアイデンティティの変化について調べておくこと。第二言語運用能力や第二言語コミュニケーション行動と異文化適応との関係性に調べておくこと。さらにこれまでに学んだテーマの関連性について理解すること。
事後学習
(2時間)配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。これまでの講義内容を理解した上で、学期末レポートを作成し、提出すること。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末課題を実施します。評価配分は以下の通りです。
◯ フィードバックシートの提出と小テスト 40% ◯ 中間テスト 20% ◯ 期末レポートあるいは期末課題 40% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
JIUポータルで課題・レポート提出後、授業内においてフィードバックを行います。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
異文化理解入門
原沢伊都夫
研究社
978-4-327-37734-2
授業内容に応じてプリントを配布する。
参考文献・推薦図書
『異文化適応講座』近藤裕(TBSプリタニカ/1989年/1262円+税)
『異文化と関わる心理学』渡辺文夫(サイエンス社/2002年/880円+税) 『第二言語コミュニケーションと異文化適応』八島智子(多賀出版/2004年/5000円+税) 『異文化社会適応の理論—グローバル・マイグレーション時代に向けて』水上徹男(ハーベスト社 /1996年/2200円+税) 『異文化ストレスと心身医療』筒井未春監修・牧野真理子著(新興医学出版社/2002年/1900円+税) 研究室
東金キャンパス・F棟・F309
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