Teacher name : Teramoto Takuji
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授業科目名
Introduction to Sociology
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Teramoto Takuji
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online
授業の到達目標及びテーマ
社会とは、その実体はないのに、なにかある気がする。例えば日本人とは、アメリカ人と言っても一人ずつ違うはず。それなのに、日本人は皆と同じことをしたがる、アメリカ人は英雄になりたがる、などという言い方をしたりする。それはなぜか。
実はその答えは、しっかりとはありません。社会学者それぞれが異なる答えを持っていたりします。ただし、共通しているのは「社会はそれを構成する個人の総和以上のもの」という認識です。こうした社会とは何という視点を受講者が持つことがこの授業の目標です。 授業の概要
授業形態:本授業は同時双方型オンライン授業として開講します。
この授業では、基本的には講義形式で行ないます。一つのテーマに関して3回連続で講義を行ない、それぞれのテーマに関して、皆さんに必要な情報、知識 を伝えると共に、同時に皆さんにもそれらについて考えてもらいます。理解度の確認やフィードバック、レポートを不定期に課します。 [授業紹介動画(WebEx)] 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=94e73cc2b5a89bd45f1f8bd47c1c90fc パスワード: Media202 授業計画
1回
1. ガイダンス 授業の進め方について
到達目標:本講義の到達目標及びテーマ、概要について、コンテキストを含めて理解する 事前学習
[事前学習:2h]このシラバスをよく読み、社会学的思考とは何か、自分なりに考えてくること。可能であれば、参考文献を読んでおくこと。
事後学習
[事後学習:2h]社会学的思考について、まとめておくこと。
2回
2. 自分と他人の社会学(1)「心の理論」
到達目標:心の成長は、他人と自身との区別から始まることを理解する 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。なぜ人によってファッションセンスが違うのか考えてくること。
事後学習
[事後学習 [事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
3回
3. 自分と他人の社会学(2)「自我と社会化」
到達目標:社会化のプロセスを理解し、自身の社会化を分析できるようになること 事前学習
3. 自分と他人の社会学(2)「自我と社会化」
到達目標:社会化のプロセスを理解し、自身の社会化を分析できるようになる 事後学習
[事後学習:2h]他人と自分の違いについて自分なりにまとめておくこと。
4回
4. 自分と他人の社会学(3)「Looking Glass Self」
到達目標:ミードによる個性の発達の理論を理解し、自身の性格の経緯を考察できるようになること 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]ミードの理論について自分なりにまとめておくこと。
5回
5. 昼飯の社会学(1)「パーソンズのシステム論」
到達目標:システム論の経緯と機能構造主義を理解し、その成果と限界を考察できるようになること 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]コンピュータは人間の心を再現できるか考える。
6回
6. 昼飯の社会学(2)「マートンの機能論」
到達目標:中範囲の理論を理解し、社会学の日常への応用性を検討できるようになること 事前学習
[事前学習:2h]配布したシラバスをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]預言の自己成就の例を考えておくこと。
7回目
7. 昼飯の社会学(3)「ルーマンの社会システム論」
到達目標:「可能性」の本質を理解し、選択の重要性とその機能を認識する 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]自分の周りの複雑性の例とそれをどのように縮減しているか分析しておくこと。
8回
8. 大人の社会学(1)「近代と通過儀礼」
到達目標:近代とは近代以前と何が異なるか、またその特異性を認識する 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]近代とは、それまでの時代とどう違うのかを考える。
9回
9. 大人の社会学(2)「ウェーバーの近代社会論」
到達目標:近代の特徴を、ウェーバーの諸理論から読み解けるようになること 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]一神教的「神」の存在しない日本における価値のあり方について考える。
10回
10. 大人の社会学(3)「エリクソンのアイデンティティ論」
到達目標:アイデンティティ(自己同一性)とその性質について理解する 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]自分が社会から身に付けたアイデンティティについて考える。
11回
11. 変態の社会学(1)「近代と逸脱、そしてラベリング」
到達目標:犯罪を単に憎悪の対象としてではなく、その理由から考えられるようになる 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。犯罪者はどうして犯罪をおかすのかについて考える。
事後学習
[事後学習:2h] ラベリング理論のについてまとめておく。
12回
13. 変態の社会学(2)「フーコーの権力論」
到達目標:フーコーの権力論のインパクトと意義を理解すること 事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]フーコーの権力論をもとに、自分が知らない間に世の中の仕組みを受け入れていることが無いか、考えてみること。
13回
13. まとめ もう一度「社会とは一体何だろうか」
事前学習
[事前学習:2h]配布したレジュメをよく読むこと。
事後学習
[事後学習:2h]これまでの議論をもとに、社会についてのイメージをまとめておくこと。
到達目標:社会学的思考を獲得し、状況に応じて活用できるようになること 14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
期末レポートを実施する
期末レポート:50% 授業中に実施するレポート:25% 授業への参加・取り組み・発表:25% 期末試験は決まったことを暗記するような内容ではありません。この授業で重視されるのは、社会学ならではの考え方を理解し、それをいくらかでも身につけるということです。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業中に数回程度、課題を発表します。翌週までにmanabaで提出してください。1人当たり、最低3回以上課題を提出するようにして下さい。
提出された課題の中から、興味深いもの、優秀なもの、共有すべきものを翌週の授業で共有します。 同時双方型でオンライン授業を行うので、その時間に参加者からのコメントを求めてさらに議論を深めます。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
教科書は設定しないが、レジュメを配布する
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参考文献・推薦図書
作田啓一・井上俊(編)『命題コレクション社会学』筑摩書房
研究室
・紀尾井町キャンパス4号棟4階(月・木・金)
・東金キャンパスH棟2階(火) オフィスアワー
月曜3限、金曜3限(紀尾井町もしくはオンライン)
火曜2限(東金もしくはオンライン:F1、F2クォーターのみ) 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
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