Syllabus data

授業科目名
Medicine Radiochemistry
学年
4Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Shingaki Tomoteru
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
 放射性医薬品を扱う薬剤師として放射線や放射性物質の「有益性」と「危険性」を科学的に正しく理解できるようにする。また放射線を学習するにあたり物理学、化学、生物学など幅広い知識を必要とすることから、放射線を軸にこれらの知識を統合することで、物理学、化学、生物学をサイエンスとして有機的に結びつけて日常に活用できるようその素地を養う。
授業の概要
本授業では講義を中心に実施していくが、毎回講義内容を確認するために演習も行い、この演習の取り組みをふまえて、授業への取り組みについて評価を行っていく。また必要に応じて臨時試験を実施し、それまでの講義の理解度を測るとともに、理解度が充分でない場合には振り返りの機会の提供も行う。

授業計画
1回
第1回 物理学(1) 原子・原子核の構造、放射性壊変
放射線の基本となる原子や原子核の構造を理解し、代表的な放射線の種類や放射性壊変について概説できるようになる。
コアカリキュラム C01900, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の193−203頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

2回
第2回 物理学(2) 荷電粒子・光子と物質の相互作用
荷電粒子や光子が物質に及ぼす作用について概説できるようになる。
コアカリキュラム C01900, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の237−245頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

3回
第3回 物理学 (3) 中性子と核反応
中性子について理解し、物質との相互作用について概説できるとともに、核反応について例を挙げて説明できるようになる。
コアカリキュラム C02000, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の216−236, 246−248頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

4回
第4回 化学(1) 代表的な核種と壊変系列
周期表を用いながら様々な放射性核種について学び、壊変系列をもとにして代表的な天然放射性核種について概説できるとともに、人工放射性核種について例を挙げて説明できるようになる。
『臨床放射薬学』の211−215頁を読み、理解を深める。
事前学習
『臨床放射薬学』の211−215頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

5回
第5回 化学(2) 放射能と壊変率
放射能の単位について概説できるとともに、放射性壊変の法則(壊変率)を用いて放射能を計算できるようになる。
コアカリキュラム C02000, H03800, H04100, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の204−210頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

6回
第6回 化学(3) 放射化学分析
放射性同位体を使った分析法について学び、ラベル化やトレーサーについて概説できるようになる。
コアカリキュラム F07900, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の267−288頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

7回目
第7回 測定(1) 気体の検出器
測定とはそもそも何を測定しているのかを学ぶとともに、気体を用いた代表的な検出器について例を挙げてその測定原理を概説できるようになる。
コアカリキュラム C02100, H03800, H04100, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の249−253頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

8回
第8回 測定(2) 固体・液体の検出器
固体や液体を用いた代表的な検出器について例を挙げてその測定原理を概説できるようになるとともに、個人被曝線量の測定器について例を挙げて説明できるようになる。
コアカリキュラム C02100, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の 254−266頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

9回
第9回 生物(1) 放射線が分子・細胞に及ぼす影響
放射線が生体にどのようにして影響を及ぼすのかを分子・細胞レベルで概説できるようになる。
コアカリキュラム D05500, D05600, D05800, H03800, H04200

事前学習
『臨床放射薬学』の 147−165頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

10回
第10回 生物(2) 放射線が組織・臓器・個体に及ぼす影響
臓器ごとの放射線の影響の受けやすさの違いや、放射線が個体に及ぼす影響について概説できるようになる。
コアカリキュラム D05500, D05600, D05800, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の166−176頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

11回
第11回 生物(3) 医学における放射線の利用
放射線の医療への応用について例を挙げて説明できるようになる。
コアカリキュラム D05500, D05600, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の1−36頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

12回
第12回 生物(4) 放射性医薬品と核医学
代表的な放射性医薬品の例を挙げ、その用法などを概説できるようになる。
コアカリキュラム F07900, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の83−146頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

13回
第13回 管理技術と法令
放射線から身を守る方法について概説できるとともに放射性物質を正しく管理する上で必要な法令およびその内容について概説できるようになる。
コアカリキュラム D05700, H03800, H04200
事前学習
『臨床放射薬学』の177−179、267−279頁を読み、理解を深める。(2 hr)
事後学習
事後テスト(課題)に合格し、理解を深める。(2 hr)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義への取り組み、臨時試験、期末レポート、期末試験によって総合的に評価する。
講義への取り組み(臨時試験も含む):60%、期末試験あるいは期末レポート:40%
定期末試験までの総合評価で合格基準を超えなかった学生には、追再試験またはレポート(状況により判断)100%を行う。
対面試験及びレポートにて試験を実施する。オンラインとなった場合には、そちらに変更する可能性もありえるが、その際にはあらためて試験方法を告知する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(期末レポート)に対するフィードバックについて:提出期間終了後に一定レベルに達していない場合、フィードバックを行い、再提出を求めることがある。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
臨床放射薬学
河嶋 秀和 他 編
京都廣川書店
978-4-9009197-15-3
事前学習などで使用
参考文献・推薦図書
『薬学放射化学』坂本 光 著(京都廣川書店/平成21年/2,800+税)
『放射線概論 第12版』柴田 徳思 編(通商産業研究社/平成31年/4,800+税)
研究室
K棟2階 K202
オフィスアワー
水曜1限、木曜1限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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