Syllabus data

授業科目名
Graduation Research
学年
4Grade
単位数
4.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Oikawa Yoshihiro
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
ドラマとは人間と人間との、或いは人間と社会との関わりの中に生じる葛藤を描くものである。この授業では、3年のゼミで各自が研究・発表した人物研究と、執筆した『人物』の葛藤に関する映像ストーリーを元に、それをシナリオ化して、 大学4年間の学びの集大成となる卒業制作作品(ドラマ)に取り組んでいく。 答えのない問題を解決する能力と、新たな表現方法を創造する能力を備え、クリエイティブな活動に自発的に取り組む向上心を身につける。

授業の概要
受講生それぞれがプロジェクト研究1で執筆した人物研究をベースとして、卒業制作作品のシナリオを提出する。それを検討して1〜2本の作品を選定し、撮影・仕上げを行い、卒業制作作品として完成を目指す。また、選にもれた作品の中でも、個人での作品制作を希望する学生に対しては、その指導を行っていく。映画作品としての完成を目的としないシナリオ執筆のみを目指す学生には、定期的に直しの指導を行い、個人提出の卒業制作シナリオとして仕上げていく。全26回の開講。毎週火曜の2限目に行う。

授業計画
1回
オリエンテーション・スケジュールの決定  
事前学習
[事前学習4h]各自、卒業制作の取り組みを考えておく。

事後学習
[事後学習2h]卒業制作作品用プロットを執筆しておく。

2回
卒業制作作品個別指導1(プロット)
事前学習
[事前学習4h]卒業制作作品用プロットを書き終えていること。


事後学習
[事後学習2h]他のゼミ生のプロットを読み、自分の意見をまとめる。

3回
卒業制作作品用個別指導2(プロット)

事前学習
[事前学習1h]教員や他のゼミ生からの助言をメモしておく。
事後学習
[事後学習4h]シナリオ第一稿を執筆する。

4回
卒業制作作品シナリオ指導1(シナリオ第一稿)


事前学習
[事前学習4h]シナリオ第一稿を書き終えていること。
事後学習
[事後学習2h]他のゼミ生のシナリオ第一稿を読み、自分の意見をまとめる。 

5回
卒業制作企画プレゼン準備1


事前学習
[事前学習2h]卒制プレゼンに向けた企画書を作成する。
事後学習
[事後学習1h]他のゼミ生の企画書を読み、自分の意見をまとめる。

6回
卒業制作企画プレゼン準備2


事前学習
[事前学習1h]教員や他のゼミ生からの助言をメモしておく。
事後学習
[事後学習2h]指導を受け、企画書に直しを入れる。参考資料の準備も行う。

7回目
卒業制作作品シナリオ指導2(第二稿)




事前学習
[事前学習4h]シナリオ第二稿を書き終えていること。
事後学習
[事後学習2h]他のゼミ生のシナリオ第二稿を読み、自分の意見をまとめる。

8回
ゼミ選出卒業シナリオの決定1

事前学習
[事前学習4h]シナリオ準備稿を書き終えていること。
事後学習
[事後学習2h]他のゼミ生のシナリオ準備稿を読み、ゼミ選出卒業シナリオを1本選ぶ。選出作品にスタッフ参加するか、個人で映画制作に取り組むか、シナリオの形での提出を目指すか、各自、卒業制作への関わり方を決めておく。また、シナリオ執筆者は決定稿に向けて直しを進める。

9回
卒業制作作品準備1(スタッフ編成・準備稿での打ち合わせ)・個人制作指導1(第一稿)

事前学習
[事前学習2h]準備稿を配布し、メインスタッフを決定する。個人制作の学生は改めて第一稿を提出する。
事後学習
[事後学習2h]他のゼミへスタッフ・キャスト参加を募る。インまでの準備スケジュール・香盤表・スタッフ表の作成。個人制作の学生は、第二稿を執筆する。

10回
卒業制作作品準備2(ロケハン)・個人制作指導2(第二稿)


事前学習
[事前学習2h]無駄と無理のない効率的なロケハンのスケジュールを作成しておく。
事後学習
[事後学習2h]ロケ交渉を開始する。決定したロケ地に関する使用許可申請を行う。個人制作の学生は直しの指導を受け、第三稿を執筆。

11回
卒業制作作品準備3(美術打ち合わせ)・個人制作指導3(第三稿)

事前学習
[事前学習2h]衣裳香盤を作成しておく。ロケ・セット・学内撮影の区分けをしておく。
事後学習
[事後学習2h]地下スタや教室の使用申請。作り物や原稿の役割確認。個人制作の学生は指導を受け、第四稿を執筆する。

12回
卒業制作作品準備4(決定稿完成/予算の決定)・個人制作指導4(第四稿)


事前学習
[事前学習2h]シナリオ決定稿を出す。予算表を作成しておく。個人制作の学生は第四稿を提出する。
事後学習
[事後学習2h]キャスティングを行う。

13回
卒業制作作品準備5(技術打ち合わせ/衣小合わせ)・個人制作指導5(第五稿)

事前学習
[事前学習2h]使用機材のリストを作成する。衣小合わせ会場を確保する。使用する衣裳の手配を行う。個人制作の学生は第五稿を提出する。
事後学習
[事後学習2h]機材使用を申請する。衣裳香盤を作成する。個人制作の学生は指導を受けて、第六稿を執筆する。

14回
卒業制作作品準備6(オールスタッフ打ち合わせ)・個人制作指導6(第六稿)
事前学習
[事前学習2h]オールスタッフ会場のセッティングを行う。総合スケジュール表・日毎のスケジュールをコピーし、全スタッフに配布する。
事後学習
[事後学習2h]作り物・原稿の最終確認を行う。個人制作の学生は指導を受けて、準備稿を執筆する。
       (※卒業制作の撮影は、基本的には夏季休業中に行うものとする。)

15回
卒業制作作品仕上げ1(編集ラッシュ1)・個人制作指導7(準備稿)


事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を行う。個人制作の学生は準備稿を提出する。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、引き続き作業を行う。

16回
卒業制作作品仕上げ2(編集ラッシュ1)・個人制作指導8(準備稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を行う。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、作業を続ける。個人制作の学生は指導を受けて、準備稿直しを進める。 

17回
卒業制作作品仕上げ3(編集ラッシュ2)・個人制作指導9(準備稿直し)

事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を行う。個人制作の学生は準備稿直しを提出する。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、作業を続ける。 

18回
卒業制作作品仕上げ4(編集ラッシュ2)・個人制作指導10(準備稿直し)





事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を続ける。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、作業する。個人制作の学生は決定稿を執筆する。

19回
卒業制作作品仕上げ5(編集ラッシュ3)・個人制作指導11(決定稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を行う。個人制作の学生は決定稿を提出する。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、作業を行う。

20回
卒業制作作品仕上げ6(編集ラッシュ3)・個人制作指導12(決定稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制の編集作業を行う。
事後学習
[事後学習2h]卒制の編集直しの方向について確認し、作業する。個人制作の学生はOKが出れば完成。それ以外は決定稿直しを行う。

21回
卒業制作作品仕上げ7(オールラッシュ)・個人制作指導13(決定稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制の音楽・SEの入れ方のプランを立てる。個人制作の学生は決定稿直し提出する。
事後学習
[事後学習2h]卒制のMAスケジュールを作成する。MAルームの確保を行う。

22回
卒業制作作品仕上げ8(MA準備)・個人制作指導14(決定稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制の音楽・効果音等に関する打ち合わせを行い、素材を収集し、MA諸準備を行う。
事後学習
[事後学習2h]カラコレ・タイトル入れのスケジュールを組み、卒制の完成を目指す。個人制作の学生はOKが出れば完成。それ以外は決定稿再度直しを行う。

23回目
卒業制作作品仕上げ9(ダビング作業)・個人制作指導15(決定稿)




事前学習
[事前学習2h]ミキシングの最終チェックを行う。個人制作の学生は決定稿直しを再度提出する。
事後学習
[事後学習]カラコレ・タイトル入れのスケジュールを組み、卒制の完成を目指す。

24回
卒業制作作品仕上げ10(カラコレ作業)・個人制作指導16(決定稿)

事前学習
[事前学習2h]卒制カラコレの教室を確保する。
事後学習
[事後学習2h]技術部によるチェックを行う。個人制作の学生はOKが出れば完成。それ以外は決定稿再々度の直しを入れる。

25回
卒業制作作品仕上げ11(カラコレ作業)・個人制作指導17(決定稿完成)

事前学習
[事前学習2h]カラコレ作業用の教室をセッティングする。個人制作の学生は決定稿直しを提出し、完成させる。
事後学習
[事後学習2h]0号試写の段取りを確認しておく。(※0号試写は関係者を集め、ゼミとは別日に行う予定。)

26回
短篇映画制作・完成試写/ゼミのまとめ

事前学習
[事前学習2h]試写のためのフォーマットを整えておく。
事後学習
[事後学習2h]2年間でのゼミでの各自の取り組みを記録としてまとめておく。

試験及び成績評価
レジュメやシナリオの提出とその内容によって成績評価を行う。評価配分は以下の通り。
◯授業への取り組み(レジュメの下読み・積極的関与・発言の有無):40%
◯授業内での発表(研究成果・シナリオ執筆):60%


課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
シナリオに関しては、授業内に直しの指導を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する。
授業時に適宜プリントを配布する。
授業時に適宜プリントを配布する。
適宜プリントを配布
授業時に適宜プリントを配布する。
参考文献・推薦図書
『シナリオの基礎技術』新井一/ダヴィット社/2009年/1,650円 /ISBN 4804801758
『ヒッチコック 映画術』/晶文社/1990年/4、400円  /ISBN  9784794958181
研究室
紀尾井町キャンパス3号棟4階10研究室
オフィスアワー
S1/2は月曜3限・火曜5限、F1/2は月曜2限・火曜3限
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