Syllabus data

授業科目名
映像作品研究C
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Takefuji Kayo
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
映画として誕生した映像は、現在、様々なジャンルに分かれている。映画やテレビだけではない映像を研究することにより、さらに深くメディアとしての映像の知識を修得し、今後の映像制作や批評に活かすための基礎能力を養う。映像作品の鑑賞を通して映像メディアへの理解を深め、視野を広げることを目標とした授業である。この授業ではその中でも「ドキュメンタリー」を中心に、ドキュメンタリー映像、実験映像、記録映像、あるいはドキュメンタリー的な手法を用いる作家の研究を行うことで、作り手としての視点を学び、作品のバックボーンや作家と社会との関係などについても考察していく。
授業の概要
主に第2次対戦後のドキュメンタリー映像、実験映像などを中心に国内外の映像作家を取り上げ、制作した映像作品を紹介しながら、作り手の背景、社会状況などを解説していく。また、毎回受講者自身が作家やテーマについて研究し、レポート作成や発表を行なっていく。
※紹介予定の作家は変更になる場合がある。また取り上げる内容については、資料の入手状況などにより順序や内容が変更になる場合がある。

授業紹介録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=f597a37dbf6817524984861cbf8ce449
パスワード: Kioi2023

授業計画
1回
実験的アプローチ(1):映像作家、ジョナス・メカスの「日記映画」など作家の人生と作品の関係を考察する。
到達目標:実験映画の生まれた背景について理解する。
事前学習
(2h) 実験映画とは何かリサーチしておく
事後学習
(2h) 日記映画について考察したレポートを作成する。


2回
実験的アプローチ(2):実験映画が社会に与えた影響を紐解いていく。
到達目標:実験映画がどのようなムーブメントだったのかを理解する。
事前学習
(2h)実験映画の日本への影響についてリサーチしておく。
事後学習
(2h)実験映画について考察したレポートを作成する。

3回
ダイレクトシネマ(1):ワイズマンやダイレクトシネマの代表的な作家を取り上げる。
到達目標:ダイレクトシネマの手法について理解を深め、社会を見つめる視点を学ぶ。
事前学習
(2h) ダイレクトシネマについてリサーチしておく
事後学習
(2h)鑑賞した作品ついて考察しレポートを作成する。

4回
ダイレクトシネマ(2):手法の特性
到達目標:ダイレクトシネマの手法の特性について学ぶ。
事前学習
(2h) ダイレクトシネマの作家についてリサーチする。
事後学習
(2h)ダイレクトシネマについて考察したレポートを作成する。

5回
ジャーナリズムとドキュメンタリー(1):映像ジャーナリズムの成り立ち
到達目標:ジャーナリズムとドキュメンタリーの関係を理解する
事前学習
(2h)映像ジャーナリズムについてリサーチしておく
事後学習
(2h)映像ジャーナリズムについて考察したレポートを作成する。

6回
ジャーナリズムとドキュメンタリー(2):世論形成とドキュメンタリー
事前学習
(2h) 世論形成についてリサーチする。
事後学習
(2h)ドキュメンタリーの社会的影響について考察したレポートを作成する。

7回目
取材と表現(1):原一男やマイケル・ムーアといった日米の作家の対象へのアプローチを紹介する。
到達目標:取材相手との距離や関係性をいかに作っていくか、またそれがどのように映像に影響を与えるかについて理解する。
事前学習
(2h) ドキュメンタリーの取材方法にはどんなものがあるかについてリサーチしておく
事後学習
(2h) 取材方法について考察したレポートを作成する。

8回
取材と表現(2):ドキュメンタリーでは再現映像などの手法も取り入れられる場合がある。その意図を映像から紐解いていく。
到達目標:再現映像の意味や使用方法について理解する。
事前学習
(2h)再現映像についてリサーチしておく
事後学習
(2h) 再現映像について考察したレポートを作成する。

9回
表現の自由とドキュメンタリー(1):世界の中では表現活動に様々な制限がある国が存在する。そのような中で作り手はどのように制作を行なっているのかを紹介する。
到達目標:制約の多い制作環境でのドキュメンタリー制作について学ぶ。
事前学習
(2h)表現活動に様々な制限がある国についてリサーチする。
事後学習
(2h) 制約の多い制作環境でのドキュメンタリー制作について考察したレポートを作成する。

10回
表現の自由とドキュメンタリー(2):表現の自由が作品にもたらす影響について考察する。
到達目標:表現の自由について学ぶ。
事前学習
(2h) 表現の自由についてリサーチする
事後学習
(2h)表現の自由について考察したレポートを作成する。

11回
ドキュメンタリーと作家性(1):「A」「フェイク」を始め、虚実の合間をドキュメントする森達也などの作品を紹介する。
到達目標:ドキュメンタリーにおける真実性について理解する。
事前学習
(2h)森達也についてリサーチしておく
事後学習
(2h)森達也とその作品について考察したレポートを作成する。

12回
ドキュメンタリーと作家性(2):森の著作の中でもしばしば語られる「メディアリテラシー」。メディアを読み解く力とは何かを学ぶ。
到達目標:メディアリテラシーについて理解する。
事前学習
(2h)メディアリテラシーについてリサーチしておく
事後学習
(2h)メディアリテラシーついて考察したレポートを作成する。

13回
総括:これまでの内容を外観し、ドキュメンタリーや実験映像について考察する。
到達目標:作り手としてこれから身に着けるべきことを理解する。
事前学習
(2h)これまで取り上げてきた作家の共通点、相違点について考察する。
事後学習
(2h)まとめレポートを作成する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内で授業感想レポート、期末試験としてレポートを提出する。
評価配分は以下の通りとする。

○ 授業への参加・取り組み(課題レポート) 60%
○ 期末レポート 40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
適宜、授業あるいはLMS等で指導する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時適宜資料を配布する
参考文献・推薦図書
書名:ドキュメンタリー撮影問答 ISBN:9784768314791 玄光社
研究室
3号棟3404教室
オフィスアワー
木曜・金曜昼休み:事前にメールにてtakefuji@jiu.ac.jpまで連絡下さい。その他の時間を希望する場合もメールでお願いします。 
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
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