Teacher name : Someya Yoshiomi
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授業科目名
起業マネジメント演習(修士論文指導を含む)IA
学年
1Grade
単位数
4.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Someya Yoshiomi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標 会計の理論研究と実証研究に必要な研究方法を理解・実践でき、将来研究者の道を歩むための基礎的な科学的方法論と高度な専門職業人としての知識を修得すこと目標とする。
テーマ 会計、特に財務会計の理論と会計行為の実証研究 授業の概要
会計学は、企業の経済活動を測定す測定科学としての側面と会計測定という人間の行為に関する説明を対象とする実証研究とからなる。また、会計はビジネスの言語であるために、言語学のアナロジーを使って、①構文論・②意味論・③語用論の視点から、会計の構造理論、特に計算構造論、会計言語の意味論(経済活動を表現する会計概念や測定基準)、及び会計行為の経済的影響に関する理論とに分別できる。本授業では会計の語用論的理論を扱う。13回の授業を通じて、会計の実証研究に関して学修する。授業のスタイルは所定の著書や論文を読破し、小レポートを作成してもらいながら討論しつつ研究方法を学修する。なお、本授業では研究発表計画に従って、修士論文指導を並行して実施する。
授業計画
1回
実証会計学とは何で、どのような役割を担っているかを検討する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
実証会計学の研究領域を整理し理解する。
2回
経営者の裁量的行動と会計選択理論を学修する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
経営者の機会主義的行動と情報誘導理論を理解する。
3回
資本市場・情報の非対称性と会計規制の必要性を理解する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
アカロフの中古車市場の説明
4回
エイジェンシー理論と実証会計学を理解する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
ワッツとジマーマンの『実証理論としての会計学』須田一幸訳を読む。
5回
実証会計理論を理解する上で重要な3つの経済学上の理論を学修する。
①エイジェンシー理論、②取引コスト理論、③所有権理論 事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
エイジェンシー理論・取引コスト理論・所有権理論をまとめ・整理する。
6回
組織の経済学と実証会計理論 コーポレートファイナンス理論の新たな流れ
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
企業が経営戦略を必要とする理由を考える。
7回目
R統計入門 R統計を活用して会計データの分析を行う。eolデータベースの活用方法を学修する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
会計情報の価値関連性の研究を調べる。
8回
ファクター・モデルの入門 CAPMとイベント・スタディを学修する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
R統計でCAPMを理解する。
9回
簡単なイベント・スタディの方法を理解する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
事後学習
簡単なイベント・スタディを実施してみる。
10回
会計の実証研究の方法を理解する。特に統計的検定モデルの構築。
事前学習
イベント・スタディの成果の発表の準備をする。スライド(PPT)10枚程度に纏める。
事後学習
R統計の応用力を身に付ける。
11回
コロナ禍と会計方法の選択問題を検討する。会計行為の実証研究の課題を発見する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。特にコロナ禍における会計方法の選択に関する実証研究のテーマを検討する。
事後学習
コロナ禍と実証会計に関する先行研究を調べる。
12回
仮説の定立及びR統計を使った会計行為の実証研究に関する統計検定モデルを構築する。
事前学習
事前に所定の著書又は論文を提示して簡単な小レポート、スライド(PPT)で5枚程度を作成し発表する準備をする。
先行研究を整理し要約する。 事後学習
統計検定モデルを使ってパイロットテストを実施する。
13回
仮説の定立と統計検定の結果を検討する。次年度に向けた課題の確認と改善
事前学習
パイロットテストの結果をスライド(PPT)10枚程度で作成し発表の準備をする。
事後学習
R統計の応用力を高める。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
毎回の小レポートの発表内容・討論50%
S2時点での研究中間発表 研究方法の選択・研究方法実行の適格性50% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
小レポートは授業中コメントする。
研究中間発表会用のスライド及び修士論文の骨格のチェックと評価・訂正。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
プリント・資料をLMS等で事前に配布する。
参考文献・推薦図書
伊藤邦雄著『Accounting 新・現代会計入門第5版』日本経済新聞出版 2022年3月 4,000円+税 ISBN 9784532135256
笠原晃恭・村宮克彦共著『実証会計・ファイナンス Rによる財務・株式データの分析』新世社 2022年6月 2,800円+税 ISBN 9784883843497 宮川壽夫著 『企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路』中央経済社 2022年 3,200円+税 ISBN9784502201912 研究室
F棟203号室
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