Teacher name : 長田 智司
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授業科目名
Production Management II
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
null
授業形態
Lecture
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
当科目のテーマと到達目標は次の通りである。
モノづくり企業における様々な生産戦略を体系的に理解し、生産形態ごとに異なる管理・改善の手法を把握する。 生産マネジメントの問題を解決する製造システムならびに生産管理システムの定石を理解し、演習を通じてモノづくり企業を指導・支援・アドバイスできるスキルの修得を目指す。 1.事例研究により、生産戦略策定の基本フレームおよび生産形態ごとの管理・改善のポイントを理解する。 2.事例研究により、製造システムならびに生産管理システムが現場でどのように導入・活用されているかを把握する。 3.IEによる工程分析、作業分析演習により、具体的な改善提案(問題点抽出、課題設定、具体策の提案)の手法を修得する。 授業の概要
当科目は次の2単元で構成する。
第1単元(4コマ):生産戦略の考え方 第2単元(9コマ):製造システムおよび生産管理システムの改善と変革 <授業の進め方> ものづくり企業の競争力や強みを視点として、多様な生産戦略を分析し、体系化する。また、事例分析や演習課題を通じて改善提案の手法を修得する。 1.生産方式を比較評価することで、その長所短所を把握する。 2.生産戦略策定の基本フレームを修得する。 3.製造システム/生産システムの改善手法を修得する。 4.経営戦略と生産マネジメントとの連携手法を把握する。 授業計画
1回
<第1単元>生産戦略の考え方
日本企業とグローバル企業を比較しながら、ものづくり企業の競争力を分析する。 トヨタ生産方式(TPS)と他の自動車生産方式および他業種の生産方式とを比較しながら、競争力の源泉についてグループ討議する。比較結果をまとめて、グループ別に発表する。発表後の質疑応答により、生産戦略に関する理解を深める。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
2回
<第1単元>生産戦略の考え方
SWOT分析、VRIO分析などの強み分析ツールを利用し、ものづくり企業の事例を分析する。 生産形態の違いと強みの関係を把握する。 グループ別に分析結果をまとめて発表し、質疑応答により理解を深める。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
3回
生産戦略策定の基本フレームについて学ぶ。
生産戦略は、対象の選定方法→工程分析による問題の見える化→生産マネジメント課題の抽出→課題解決のための具体策設定、のステップにより策定されることを理解する。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
4回
<第1単元>生産戦略の考え方
グループ演習により、生産戦略策定の基本フレームを使って、生産戦略を立案する。 グループ別に生産戦略をまとめて、プレゼン資料を作し発表する。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法(基本フレーム)の修得に努めること。
5回
<第2単元>製造システムおよび生産管理システムの改善と変革
製造現場における問題解決のアプローチについて学ぶ。 IEによる工程分析、作業分析を通じた原因究明型の改善手法、およびVEによる、あるべき姿を設定した目的追求型の改善手法を学ぶ。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
6回
<第2単元>製造システムおよび生産管理システムの改善と変革
製造現場の事例を取り上げて、IE/VEのそれぞれの改善スキルを演習形式で修得する。 改善結果をまとめてグループ別に発表する。 発表後の質疑応答により、IEとVE手法の違いについて理解を深める。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
7回目
<IE改善演習>
簡単な工程で生産できる製品を使い、実作業と実測により作業分析による生産性の改善課題に取り組む。 グループに分かれ、役割は固定せずローテーションによりすべての作業を体験する。 作業分析手法の一つである時間研究により実測し、問題点を抽出し、課題を設定する。 事前学習
事前にIEによる改善手法のプロセスを予習しておくこと。
事後学習
最善の改善策に至るフレームワークを復習し、改善手法の修得に努めること。
8回
グループ討議により課題の具体的な改善策を複数案列挙する。生産性の改善指標を用いて最善の改善案を選定し、提案する。
事前学習
事前にIEによる改善手法のプロセスを予習しておくこと。
事後学習
最善の改善策に至るフレームワークを復習し、改善手法の修得に努めること。
9回
最善の改善策は根拠を提示してまとめ、グループ別に発表する。
提案先は経営者を想定してプレゼンを実施し、聞き手の他のグループが評価する。 事前学習
事前にIEによる改善手法のプロセスを予習しておくこと。
事後学習
最善の改善策に至るフレームワークを復習し、改善手法の修得に努めること。
10回
生産管理方式の違いによる問題解決のアプローチを学ぶ。
業種の違いにより、様々な生産管理方式が存在するため、工程別原価や在庫・納期などの共通指標を選定して、生産工程を改善できることを学ぶ。 事前学習
事前に共通指標の選定方法を予習しておくこと。
事後学習
事例の共通指標の使い方を復習し、比較評価手法の修得に努めること。
11回
異なる生産管理方式を有する企業の事例を使用して、共通指標により生産工程を比較し、生産性を評価する。
グループ別に評価結果をまとめ、発表する。質疑応答により、評価手法の理解を深める。 事前学習
事前に共通指標の選定方法を予習しておくこと。
事後学習
事例の共通指標の使い方を復習し、比較評価手法の修得に努めること。
12回
製造現場の改善ツールとして多用される5Sについて学ぶ。
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の定義を確認する。 5Sによる改善結果を営業指標に結び付けている企業事例を分析し、グループ討議により活用展開の可能性をまとめる。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
13回
経営戦略と生産マネジメントとの連携を試みる。
製造現場の改善だけにとどまらず、経営の判断材料としても有効な生産指標を設定している企業の事例を取り上げ、演習形式でスキルを修得する。 事前学習
テキストや参考図書を読み、理解できていない用語・分析・管理手法を確認しておくこと。
事後学習
講義や演習の事例を復習し、知識の理解を深め、手法の修得に努めること。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
講義および演習における発言、発表、参加など(50%)、個人課題(50%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
講義内、またはポータルから適宜フィールドバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『生産管理の基本』
富野貴弘
日本実業出版社
(2017年)
中小企業診断士第2次試験問題
「登録養成課程のカリキュラム標準モデル」
参考文献・推薦図書
・『生産マネジメント概論・技術編』 大場允晶、藤川裕晃編著 文眞堂ブックス (2009年)
・『生産マネジメント概論・戦略編』 大場允晶、藤川裕晃編著 文眞堂ブックス (2010年) 研究室
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