Syllabus data

授業科目名
国際ソーシャルワーク特論
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
null
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online
授業の到達目標及びテーマ
(1)テーマ
  国際比較の視点から日本の医療と介護を考える
(2)授業の目的
 12回の講義を通して、日本の医療と介護の存在意義、歴史、基本的構造、改革の方向性などの知識ついて理解し、説明できるようになることを目的とする。
(3)修得できる力
 ①国際比較の視点から日本の医療と介護に関する体系的な知識の修得と理解することになる。
 ②医療と介護の必要性とその機能などを理解したうえで、自ら制度の仕組みと内容を理解し、自ら説明できることと適切な評価を行うことができるようになる。
(4)授業の到達目標
 本講義を履修することによって、医療と介護に関する体系的な知識の修得と理解することになり、医療と介護の必要性とその機能、仕組みと内容、改革の方向性などを理解したうえで、自ら説明することと適切な評価を行うことができるようになる。
授業の概要
(1)授業形態:演習+講義
(2)授業内容:
   社会保障制度は、年金や医療及び福祉などの「子制度」を通して、けがや病気、失業、高齢など、人生で起こりうる様々なリスクに対して、生活の安定と安心をもたらしてくれる最も重要な仕組みであり、今や私たちの生活になくてはならない存在である。本講義では、社会保障制度のなかの医療と介護に焦点を当て、国際比較の視点から医療と介護の歴史と構造、そして改革の方向性を研究する。


※事前学習と事後学習について:
各回の授業内容に合わせて、テキストとその関連内容の文献(授業時に指示)を2時間以上読み、理解を深めてください。

授業計画
1回
1.講義の目的、方法について。また、最近の社会保障制度の話題を紹介する
本特論の目的・内容・進行方法・成績評価などについての概説をうけることで、何を学ぶかについて理解することができるようになる。
事前学習
本講義を履修したい目的と心構えを考えてください。また、社会保障制度、特に医療と福祉についての最近の話題を調べてみてください。
事後学習
第1回目の授業で話した内容を復習し、本講義を履修するための諸準備を整えてください。

2回
2.医療と介護に関する基本的な考え方と視点
医療と介護に関する基本的な考え方と視点を学ぶことで、医療と介護に関する本質的な問題を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第2回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第2回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

3回
3.医師と医療機関の成り立ちと直面する諸課題
医師や医療機関の成り立ち、医局制度や専門医制度などに関する基本知識を学ぶことで、日本の医療供給体制を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第3回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第3回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

4回
4.医療保険制度の成り立ちと直面する諸課題(Ⅰ)
公的医療保険制度の基本知識・仕組みなどを学ぶことで、公的医療保険制度の成り立ちを理解し説明することができるようになる。
事前学習
第4回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第4回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

5回
5.医療保険制度の成り立ちと直面する諸課題(Ⅱ) 
税からの助成と保険者間の財政調整、皆保険体制の維持と今後の改革の視点などを学ぶことで、公的医療保険制度の財政運営や改革の方向性などを理解し説明することができるようになる。

事前学習
第5回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第5回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

6回
6.診療報酬制度の概要   
診療報酬制度の歴史的変遷、仕組み、改定率などを学ぶことで、診療報酬制度の基本的な構造を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第6回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第6回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

7回目
7.診療報酬制度の包括的評価
DPC制度の導入や慢性期包括評価制度などを学ぶことで、診療報酬制度の評価基準と評価の視点を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第7回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第7回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

8回
8.薬と医療材料について
新薬の開発と薬価の設定、薬価改定の仕組み、後発薬品の課題と医療材料などを学ぶことで、医療分野における薬と医療材料の役割と医療費との関係について理解し説明することができるようになる。
事前学習
第8回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第8回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

9回
9.医療計画の歴史と課題
日本における医療計画の制定、地域医療計画の変遷や病床規制などを学ぶことで、医療計画の課題や今後の改革方向を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第9回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第9回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

10回
10.介護の歴史と介護保険の制度設計 
介護とは何か、介護と医療との関係、介護保険の基本設計、要介護度と支給方法などを学ぶことで、介護保険制度の基本的な構造と内容を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第10回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第10回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

11回
11.介護保険の課題とその対応
制度設計上の優先課題、介護報酬の改定、介護給付費の抑制と介護人材確保などを学ぶことで、介護保険制度の直面する課題と今後の改革方向を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第11回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第11回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

12回
12.終末期ケアの特性と課題
「死のパターン」と医療の対応、延命治療のあり方などを学ぶことで、終末期ケアに対する基本的な考え方を理解し説明することができるようになる。
事前学習
第12回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第12回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

13回
13.生と死について考える
やや哲学峰感じるかもしれないが、これまで学んできたことを振り返り、生きることと死ぬことを考えながら、医療サービスの目的を再確認してもらう。
事前学習
第13回目の授業内容を確認し、指定テキストの該当部分を予習してください。
事後学習
第13回目の授業で教授した内容を復習し、指定するディスカッションテーマを取り組んでみてください。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
受講態度(30%)、報告内容(30%)、レポート(20%)、および質疑応答や討論への参加度(20%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対する解説をおこなう。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『日本の医療と介護』
池上直己
日本経済新聞出版社
参考文献・推薦図書
土田武史編著(2015)『社会保障論』成文堂。
埋橋孝文・于洋・徐栄編著(2012)『中国の弱者層と社会保障—「改革開放」の光と影—』明石書店。
研究室
オフィスアワー
講義日の空き時間
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学位授与方針との関連
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