Teacher name : Fukutani Rie
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授業科目名
ファミリーソーシャルワーク特論
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Fukutani Rie
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online
授業の到達目標及びテーマ
子どものウェルビーイングを考えるときには、子どもと関わる大人の側の精神衛生、ウェルビーイングも関わってくる。次世代を背負う子どもの最善の利益を考えるときに、大人の側もどうあるべきかを考える力について受講生には培ってもらいたい。
授業の概要
今年度は、現代日本の子ども家庭福祉を中心に据えながら、子どもを取り巻く大人への支援も視野に入れてすすめたい。価値観多用性の社会と言われる現代日本社会において、どのように今日の問題に対応しているのか、そしてこれからの課題について問い直していきたい。受講生どうしで意見を出し合い、学びを深められる授業展開にしたい。
授業計画
1回
広義にみたファミリーソーシャルワークについて学ぶ。
家族・家庭とはどのようなものか。国により、子どもだけでなく大人も含めた様々な取り組みが行われているが、日本の場合はどうなっているのかについて概説する。 事前学習
日本だけでなく世界各国の「ファミリーソーシャルワーク」とは、どのような範囲、どのようなアプローチがあるのかに関心を持って、インターネットなどで検索しておいてもらいたい。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
2回
日本の子ども・家庭福祉の意義と保育士および社会福祉士の使命、役割、責任について学ぶ。
事前学習
日本の子ども・家庭福祉の意義と保育士・社会福祉士の役割について調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
3回
子ども観の変遷と子どもの権利について学ぶことにより、子ども・家庭福祉の理念とは何かについて考える。
事前学習
子どもの権利条約について調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
4回
子ども・家庭福祉の歴史的変遷について、日本と欧米について概観することにより、子どもの権利条約へと至る道筋を学ぶ。また、各自が調べてきた各国の状況についても発表してもらいたい。
事前学習
子ども・家庭福祉の歴史について、自分の関心のある国について調べてみる。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
5回
現代日本社会における子ども・家庭の状況について、大人の働き方の状況から考える。
事前学習
現代日本社会における大人の働き方の状況についてインターネットなどで検索しておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
6回
現代日本社会における子ども・家庭の状況について、子育て環境はどのようになっているのかについて学ぶ。
事前学習
現代日本社会における子ども・家庭の状況について、子育て環境はどのようになっているのかについてインターネットなどで検索して調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
7回目
日本の子ども・家庭福祉を支える法制度について児童福祉法を中心としながら学ぶ。
事前学習
日本の子ども・家庭福祉に関する法制度について調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
8回
日本の児童・家庭福祉の実施体制について、フォーマルな資源とインフォーマルな資源の役割分担について概観し、さらに財源について考える。
事前学習
自分の生活する地域では、どのような体制で子ども・家庭福祉を実施しているのかについて、自治体のホームページなどを見て調べてみる。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
9回
日本では本当に「核家族化」は進んでいるのかについて考えるとともに、子ども・子育て支援を取り巻く状況について、制度やサービスを見ていく。
事前学習
子ども・子育て支援について調べるとともに、本当に日本で「核家族化」は進んでいるのかについても調べてみる。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
10回
日本の母子保健について、どのような制度やサービスがあるのかを見ていく。
事前学習
日本の「母子保健」とは何か調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
11回
日本のひとり親家庭の状況と課題、それに対してどのような施策が取り組まれているのかについて学ぶ。
事前学習
日本のひとり親家庭を取り巻く状況、課題について調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
12回
日本の社会的養護の体系と状況、課題について学ぶ。
事前学習
「社会的養護」という用語について調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
13回
福祉の立場からの非行への対応について学ぶ。
事前学習
「非行」とは何か、子ども・家庭福祉においてはどのようなケースがあるのかについて、調べておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
14回
近年の日本の社会問題の一つとして、子ども虐待をいかに予防するかがあげられる。子ども虐待を取り巻く状況や対応の仕組みについて学び、これからの課題について考えていく。
事前学習
子どもの虐待について、近年の発生件数や新聞記事などを調べて目を通しておく。
事後学習
授業で学んだ資料を配布するので、読み返して復習してほしい。
15回
14回まで学んだ内容を踏まえ、社会変化を踏まえながら課題と使命について考えてみよう。これからどのように改善していけばよいのか、意見を出し合い、まとめとしたい。
事前学習
14回まで学んだ内容を踏まえ、一人ひとりが「これからの子ども家庭福祉」について、社会変化を踏まえながら課題と使命について考えておく。
事後学習
これまで学んだ資料を見返し、学期末試験・レポートの課題に向けて考察を深めてほしい。
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業での課題提出状況 60%
学期末試験・レポート 40% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
JIUポータルを通じて行う。
なお、出席確認については、授業開始時だけではなく、終了時にミニ課題を出す。その提出状況を確認して、教員のほうで出欠登録を行う。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
「児童・家庭福祉」
林 浩康ほか編著
ミネルヴァ書房
978-4-623-09270-3
教員の方でパワーポイント資料を準備するので、経済的に苦しい学生は無理に購入しなくても構わない。
参考文献・推薦図書
『演習・保育と社会的養護実践』橋本好市ほか編集 みらい社 ISBN 978-4-86015-470-7 C3036
研究室
riefukutani@outlook.com
オフィスアワー
平日 9:00〜17:00
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
この授業のガイダンス動画です。
https://youtu.be/Nzydfa8qSJw |