シラバス情報

授業科目名
運動学(運動方法学を含む)
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐野 智樹
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1.運動の学習場面および指導場面において重要になる発生運動学(スポーツ運動学)の基礎理論を理解する。
2.運動学の基礎理論を理解した上で、自らの運動経験をもとに考え、説明することができる。
授業の概要
運動学では、体育授業やスポーツ指導場面などの実践現場の問題を取り上げます。運動学習の場面では、「どのようにすればできるようになるか」という学習者の問題と、「どのようにすればできるようにさせられるか」という指導者の問題があります。このような問題について、運動を身体で理解し、考えることが重要になります。運動を身体で理解する、そして学習者に教えることができるというこの能力は、体育教師やスポーツ指導者にとって必要な能力です。運動学では、そのような運動に対する考え方を学んでいきます。講義の際には出来る限り具体的な例を通して理解し、自らの運動経験をもとに考え、理解を深めていきます。

授業計画
1回
第1回:運動学とはどんな学問であるか
学習内容:運動学の学問としての特徴について
到達目標:運動学の学問としての特徴が理解できる
事前学習
テキストの第1,2講を読んでおくこと。(2h)
事後学習
テキストの第1,2講を読み、運動学的な運動の見方とその意義について復習すること。(2h)

2回
第2回:運動構造の運動学的認識
学習内容:運動学における運動構造の理解について
到達目標:運動学における運動構造の捉え方を理解することができる
事前学習
テキストの第4,27講を読んでおくこと。(2h)
事後学習
テキストの第4,27講を読み、運動構造について復習すること。(2h)

3回
第3回:動きを覚えることと教えること
学習内容:動きを覚えることと教えることについて
到達目標:運動の創発と促発について理解することができる
事前学習
テキストの第5講を読む。(2h)
事後学習
テキストの第5講を読み、創発と促発について復習する。(2h)

4回
第4回:創発身体知①
学習内容:創発身体知① 始原身体知
到達目標:創発身体知の始原身体知について理解することができる
事前学習
テキストの第10,28講と『身体知の形成(下)』の講義22を読んでおくこと。(2h)
事後学習
テキストの第10,28講と『身体知の形成(下)』の講義22を読み、創発身体知について復習すること。(2h)

5回
第5回:創発身体知②
学習内容:創発身体知② 形態化身体知と洗練化身体知
到達目標:創発身体知の形態化身体知と洗練化身体知について理解することができる
事前学習
テキスト第13,20講と「身体知の形成(下)」の講義23,24を読んでおくこと。(2h)
事後学習
テキスト第13,20講と「身体知の形成(下)」の講義23,24を読み、形態化身体知と洗練化身体知について復習すること。(2h)

6回
第6回:動きの質
学習内容:動きの質について
到達目標:動きの良し悪しの物差しとなる「動きの質」の考え方について理解することができる
事前学習
テキスト第6,7,8講を読んでおくこと。(2h)
事後学習
テキスト第6,7,8講を読み、動きの質について復習すること。(2h)

7回目
第7回:学習位相論、形成位相論①
学習内容:学習位相論と形成位相(原志向位相、探索位相、偶発位相)について
到達目標:学習位相論と形成位相(原志向位相、探索位相、偶発位相)について理解することができる
事前学習
テキスト第12講と「わざの伝承」417頁−423頁を読む。(2h)
事後学習
テキスト第12講と「わざの伝承」417頁−423頁を読み、学習位相と形成位相(原志向位相、探索位相、偶発位相)について復習する。(2h)

8回
第8回:形成位相論②
学習内容:形成位相(形態化位相、自在位相)について
到達目標:形成位相(形態化位相、自在位相)について理解することができる
事前学習
テキスト第12講と「わざの伝承」423頁−430頁を読む。(2h)
事後学習
テキスト第12講と「わざの伝承」423頁−430頁を読み、形成位相(形態化位相、自在位相)について復習する。(2h)

9回
第9回:まとめと小レポート①
学習内容:これまでに行った講義の内容のまとめ 〜創発身体知と形成位相について〜
到達目標:創発身体知と形成位相について説明することができる
事前学習
これまでに行った講義の内容、とくに創発身体知と形成位相について復習すること。(2h)
事後学習
講義の内容をもとに、自らの運動現場の問題に置き換えて考えること。(2h)

10回
第10回:運動観察論
学習内容:運動観察論について
到達目標:運動観察論について理解することができる
事前学習
テキスト第26講を読む。(2h)
事後学習
テキスト第26講を読み、運動観察について復習する。(2h)

11回
第11回:促発身体知
学習内容:促発身体知
到達目標:促発身体知の観察、交信、代行、処方について理解することができる
事前学習
テキスト第11講を読む。(2h)
事後学習
テキスト第11講を読み、観察分析、交信分析、代行分析、処方分析について復習する。(2h)

12回
第12回:「できる」ための現場の運動分析
学習内容:「できる」ための現場の運動分析
到達目標:実践現場において行われるスポーツ運動学的分析について理解することができる
事前学習
テキスト第32,33講を読む。(2h)
事後学習
テキスト第32,33講を読み、スポーツ運動学的分析方法について復習する。(2h)

13回
第13回:まとめと小レポート②
学習内容:これまでに行った講義の内容のまとめ 〜運動観察と促発身体知について〜
到達目標:運動観察と促発身体知について説明することができる
事前学習
これまでに行った講義の内容、とくに運動観察と促発身体知について復習すること。(2h)
事後学習
講義の内容をもとに、自らの運動現場の問題に置き換えて考えること。(2h)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義日に毎回小レポートを実施する。全講義終了後、期末レポートを実施する。評価配分は以下の通りとする。
小レポート60% :15点×4回
期末レポート40%:40点
計100点満点で評価する。
レポートはいずれも、講義の内容を理解したうえで、自らの運動経験を例に挙げて考察されているかを評価する。

授業の質問については、授業前後の時間で対応します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポート等に対するフィードバックについて:次回の授業内での解説、または解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
基礎から学ぶスポーツ運動学
佐野淳
大修館書店
978-4-469-26956-7
参考文献・推薦図書
運動学講義(金子明友・朝岡正雄編著、大修館書店、ISBN:9784469261776)
わざの伝承(金子明友、明和出版、ISBN:9784901933001)
身体知の形成(下)(金子明友、明和出版、ISBN:9784901933094)
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