シラバス情報

授業科目名
社会科教育法III
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
阿部 信太郎
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1.中学校社会科教育の意義と目標を踏まえて、内容、方法、評価について理解する。
2.学習指導案の作成や模擬授業など実践的な学習を通して、社会科教員として必要な基礎的な資質・能力を身に付ける。
3.社会科教育法Ⅲにおいては、公民的分野を中心に扱い、優れた実践や教材も適宜紹介して、授業の進め方、教材研究の方法について具体的に理解できるようにする。
4.社会科の特性に応じた情報通信技術の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。

授業紹介動画 Webex ミーティングの録画: 社会科教育法 授業紹介-20220322 0206-1
パスワード: pD2ZPSFM
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=16c4a876c6a143bbbeda49e2ac18fac5
授業の概要
① 科目名(英語名) 社会科教育法Ⅲ (Curriculum and Instructions of Social Studies Ⅲ)
② 授業形態  講義および演習
③ 内容 社会科の意義、目標、内容、方法、評価、学習指導要領など基礎論的な内容と、授業の組み立てや学習指導案の作成、模擬授業など実践的な内容を扱う。グループ分けをして、グループで模擬授業を企画したり実践したりする活動も毎回取り入れる。アクティブラーニングが中心となる。
優れた学習指導案や具体的な教材を紹介して、社会科授業の実践的な能力を身に付けられるようにする。情報機器の活用も含む。
受講生が模擬授業を行う時間をなるべく確保する。社会科教育法Ⅲは主として中学校社会科の公民的分野を取り扱う。
本講義担当者は実際に文部科学省の学習指導要領解説の専門的作業等協力者(高等学校公民科)を務めたので、その経験を踏まえて具体的に述べる。
* 教職科目であるので、教職課程をとっている学生以外は履修することはできない。
社会科教育法Ⅰ・Ⅱで学修したことを踏まえて講義を行う。

授業計画
1回
中学校学習指導要領と社会科公民的分野の目標
到達目標  中学校社会科学習指導要領の公民的分野を読み、その目標について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 毎回、範囲を定めるので、学習指導要領解説の該当箇所及び配布プリントを事前によく読んでおくこと。


事後学習
[2時間] 再度同じところ読み理解を深めること。

2回
社会科公民的分野の内容と教材
到達目標  公民的分野の教科書や具体的な教材を通して、公民的分野の内容と教材について理解する。
事前学習
[2時間] 毎回、範囲を定めるので(下記参照)、学習指導要領解説の該当箇所及び配布プリントを事前によく読んでおくこと。

事後学習
[2時間] 再度同じところ読み理解を深めること。

3回
現代社会の見方・考え方とは
到達目標  公民的分野の具体的な内容と教材を通して、現代社会の見方・考え方について理解する。 
事前学習
[2時間] 毎回、範囲を定めるので(下記参照)、学習指導要領解説の該当箇所及び配布プリントを事前によく読んでおくこと。

事後学習
[2時間] 再度同じところ読み理解を深めること。

4回
社会科公民的分野の授業構成及び学習指導案の作成方法と評価規準
到達目標  公民的分野の学習指導案の作成方法を身に付け、実際に自分で作成する。
事前学習
[2時間] 学習指導案を作成して提出すること。


事後学習
[2時間] 添削されたところを修正して、学習指導案を完成させること。

5回
課題を探究したり解決したりする活動(公民的分野)
到達目標  具体例を通して課題を追究したり解決したりする活動について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 学習指導要領の該当する箇所を読んでくること。

事後学習
[2時間] 課題を追究したり解決したりする活動について、グループを作り自分たちの課題を決めてレポート作成と発表に向けて準備をする。

6回
学習指導案の発表と講評・添削
到達目標  学習指導案の作成と発表を通して、学習指導案の作成方法を身に付ける。
事前学習
[2時間] 学習指導案を作成して事前に提出できるようにする。学習指導案の発表ができるよう準備する。
事後学習
[2時間] 添削されたところを修正して、学習指導案を完成させること。

7回目
第7回:模擬授業と講評(1): 私たちと現代社会
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

8回
模擬授業と講評(2): 市場の働きと経済(価格の働きなど)
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

9回
模擬授業と講評(3): 市場の働きと経済(貨幣と金融など)
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

10回
模擬授業と講評(4): 国民の生活と政府の役割
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

11回
模擬授業と講評(5): 人間の尊厳と日本国憲法の基本原理、民主政治と政治参加
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

12回
模擬授業と講評(6): 私たちと国際社会の諸課題
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民的分野の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 中学校社会科公民的分野について各回、範囲を定めている。中学校の教科書と学習指導要領の該当箇所を必ず読んでくること。模擬授業ができるよう教材研究、板書案、ワークシートなどを作成して十分に準備する。模擬授業では情報通信技術を効果的に活用できるよう工夫すること。
事後学習
[2時間] 教科書と学習指導要領を再読し理解を深める。自分の模擬授業で指摘されたことに基づいて、学習指導案、板書案、ワークシートを修正し再提出できるようにする。他の人の模擬授業についてコメントを書く。また、他の人が受けた指摘や指導を自分もされないよう、自分の授業の改善に役立てること。

13回
全体のまとめ(探究課題の発表及びその講評を含む)
到達目標  授業を振り返り公民的分野の目標、内容、方法、評価について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 探究課題のレポートを提出できるようにするとともに、探究課題の発表準備をすること。
事後学習
[2時間] 課題レポートをまとめること。探究課題の発表でコメントされたことを踏まえて、探究課題のレポートを書き直して提出すること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業への参加、取り組み、発表30%、学習指導案・模擬授業50%、試験(又はレポート)20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
模擬授業は授業内で実施し、 レポートなどは授業内で発表するので、原則その場でコメントする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編
文部科学省
日本文教出版
参考文献・推薦図書
『地理』『歴史』『公民』中学校社会科検定教科書/清水書院、東京書籍など
参考文献・推薦図書/Reference works, recommended readings
『公民教育事典』日本公民学会編/第一学習社/2009年6月(阿部 執筆分担)
月刊『社会科教育』/明治図書(水田記念図書館で閲覧可能)
『新版 社会科教育事典』日本社会科教育学会編/ぎょうせい/2012年6月(阿部、分担執筆)
研究室
F208研究室
オフィスアワー
月曜日昼休み
火曜日昼休み
金曜日3限
上記時間以外に相談のある場合はメールをしてください。abes@jiu.ac.jp
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ