教員名 : 安藤 淸
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授業科目名
地理歴史科教育法I
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
安藤 淸
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
高等学校地理歴史科の学習指導について,学校現場で求められる授業づくりの力とその改善に積極的に取り組む姿勢を身に付ける。
授業の概要
地理歴史科地理分野における学習指導及び授業づくりの目標や留意点等を理解し,学習指導案の作成方法を習得するとともに,生徒の主体的で対話的な学習活動を促し思考力や表現力を育てる授業展開や教材活用の方法を身に付ける。とくに,令和4年度から実施された新たな必履修科目「地理総合」の指導で必要とされる概念や方法を理解する。
授業計画
1回
授業ガイダンス,高校地理歴史科の構成と目標
目標:授業のテーマと内容,進め方,評価の仕方等について理解する。高校地理歴史科の目標と構成,各科目の目標と内容を理解する。 事前学習
[2h] 『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(平成30年)の「総説(第1章)」,「地理総合(第2章第1節)」「地理探究(同第2節)」の部分を読んで要点をまとめる。
事後学習
[2h] 「地理総合」の教科書を読み考えたことをまとめる。
2回
地理教育で求められるもの−地理的見方・考え方,持続可能性,社会参画等−
目標:地理教育の目標や役割について考え,学習に求められる主要概念を理解する。 事前学習
[2h] 自分が小・中学校及び高校で受けた地理の授業の経験をまとめる。
事後学習
[2h] 地理教育の意義について自分の考えをまとめる。
3回
地図−学習を支えるツール①−
目標:地図の役割について考え,その使い方を実習する。 事前学習
[2h] 身のまわりにある地図の特徴について考察しまとめる。
事後学習
[2h] 地形図に関する課題を完成する。
4回
地理情報システム−学習を支えるツール②−
目標:地理情報システム(GIS)の原理を知り体験するとともに,その教材化を構想する。 事前学習
[2h] 地理情報システムについて調べまとめる。
事後学習
[2h] ウェブ上に公開されている地理情報システムを使った授業構想をまとめる。
5回
各種資料−学習を支えるツール③−
目標:学習における統計資料や写真等の使い方を理解し,その教材化を構想する。 事前学習
[2h] 学習指導要領を読んで「地理的技能」の内容や授業での扱い方等についてまとめる。
事後学習
[2h] 統計資料を使った学習指導例について考えたことをまとめる。
6回
アクティビティ−学習を支える手法①−
目標:参加型授業とアクティビティ教材の意義を理解する,アクティビティ教材を構想する。 事前学習
[2h] 学習指導要領を読んで「主体的,対話的で深い学び」についてまとめる。
事後学習
[2h] 指示されたテーマについてのアクティビティ教材を構想する。
7回目
フィールドワーク−学習を支える手法②−
目標:フィールドワークの目的と方法を知ったうえで大学周辺において実体験する。 事前学習
[2h] 東金市の概要について調べまとめる。
事後学習
[2h] フィールドワークの結果をまとめる。
8回
学習指導案の概要
目標:学習指導案の役割と内容,作成上の留意点を理解したうえで,「地理総合」大項目「地図や地理情報システムで捉える現代世界」に関する授業の学習指導案を構想する。 事前学習
[2h] 学習指導案作成上の留意点について調べまとめる。
事後学習
[2h] 学習指導案の構想をまとめる。
9回
防災をテーマとする学習指導案の試作
目標:学校防災教育のあり方を展望し考察する。防災をテーマとする授業の学習指導案を試作する。 事前学習
[2h] 従来学校で行われてきた防災教育の内容について調べまとめる。
事後学習
[2h] 学習指導案の試作を完了する。
10回
模擬授業のための学習指導案の作成
目標:「地理総合」大項目「国際理解と国際協力」または「持続可能な地域づくりと私たち」に関する模擬授業のための学習指導案を作成する。 事前学習
[2h] 学習指導案を作成するための準備をする。
事後学習
[2h] 学習指導案を完成する。
11回
作成した学習指導案の発表と検討
目標:作成した学習指導案を発表し,相互評価と意見交換を行う。 事前学習
[2h] 作成した学習指導案を発表するための準備をする。
事後学習
[2h] 学習指導案を修正し改善する。
12回
作成した学習指導案にもとづく模擬授業の実施
目標:模擬授業を実施し,相互評価と意見交換を行う。 事前学習
[3h] 模擬授業の準備をする。
事後学習
[1h] 模擬授業の反省をまとめる。
13回
授業のまとめと振り返り
目標:本授業全体の内容を振り返り,要点を確認するための小テストを受ける。 事前学習
[3h] 本授業内容全体を復習し要点等をまとめる。
事後学習
[1h] 小テスト問題について復習する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業課題の提出及び授業への取組状況(概ね30%),学習指導案(概ね20%),模擬授業(概ね30%),確認試験(概ね20%)により評価します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題については授業内で適宜フィードバックします。学習指導案及び模擬授業については,その成果と課題を総括してフィードバックします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
指定しません
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参考文献・推薦図書
授業の中で適宜紹介します。
ただし,次の資料等は各自で必ず準備してください。 ・『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(平成30年 文部科学省) ※書店で販売されていますが,文部科学省のウェブサイトからダウンロードもできます。 ・高等学校「地理総合」教科書(文部科学省検定済み) ※複数の出版社(実教出版,第一学習社,帝国書院,東京書籍,二宮書店)から出ています。県内各地の教科書取次店で購入できます。 研究室
非常勤講師控室
オフィスアワー
木曜日 10:30〜11:00,12:45〜13:25
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
授業の中で適宜紹介します。授業中にウェブサイトにアクセスすることが多いので,各自PC等を用意し,インターネット接続を確認しておいてください。
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