シラバス情報

授業科目名
日本語学概論A
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
syllabus04、萩原 幸司
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日本語学の専門的な知識を身につけることを目的とし、具体的な到達目標は下の(1)〜(3)の通りである。
(1)音声と音韻、文字と表記、意味体系、待遇表現の基礎概念を理解する。
(2)日本語の変遷と系統の基礎知識を理解する。
(3)共通語と標準語の概念を理解する。
「日本語学概論b/B」と併せて、日本語の構造に関する領域を幅広く学ぶ。それによって、日本語教育の視点や国際的な視点から日本語についての理解を深めるとともに、グローバル社会における言語の多様性や国際社会の課題を理解し、国際交流の知識とコミュニケーション能力の習得に役立てる。
授業の概要
この授業と「日本語学概論b/B」で、日本語学の基礎知識を広く学ぶ。
この授業では、初めに、日本語の系統や「共通語」と「標準語」の概念などを学ぶ。
その後、語の形(音声と音韻、アクセントとイントネーション等)、文字と表記(漢字、仮名、ローマ字、種々の表記法)、文法(文構造と品詞)、意味(語の意味、意味の体系等)、待遇表現について基礎的な概念を学ぶ。

授業計画
1回
授業のガイダンス、言語とその働き、共通語と標準語、日本語の系統
到達目標: 言語の基本的特徴、「共通語」と「標準語」、「日本語の系統」について理解する。
事前学習
[2h]テキスト第1章を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

2回
音声と音韻(1) 音韻と音声
到達目標: 「音韻」と「音声」の違いと、それぞれの基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト2.1を予習し、辞書や日本語の教科書で発音について調べる。
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

3回
音声と音韻(2)音節と音節構造
到達目標: 日本語の「音節」「モーラ」「特殊音素」の基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト2.2を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

4回
音声と音韻(3)アクセント
到達目標: 共通語のアクセントの基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト2.3を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

5回
音声と音韻(4)イントネーションとプロミネンス、
文字・表記(1) 文字の種類と機能
到達目標: 日本語のイントネーションの基本事項を理解する。文字の種類と機能、世界の文字と日本の文字の概要を理解する。
事前学習
[2h]テキスト2.4、3.1を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

6回
文字・表記(2)漢字、万葉仮名
到達目標: 漢字と万葉仮名の特徴を理解する。
事前学習
[2h]テキスト3.2〜3.3.1を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

7回目
文字・表記(2)平仮名、片仮名、ローマ字
到達目標: 平仮名と片仮名、ローマ字の由来や使用法の概要を理解する。
事前学習
[2h]テキスト3.3.2〜3.4.1を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

8回
文字・表記(3)日本語の表記法
到達目標: 日本語の正書法の基本事項を理解し、説明できる。
事前学習
[2h]テキスト3.5を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

9回
文法 文のしくみと品詞
到達目標: 文構造の捉え方と品詞分類の基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト5.1-5.2を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

10回
意味(1) 語の意味と語彙の構造
到達目標: 語の形式と意味、語彙の構造の基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト4.2.1を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

11回
意味(2)意味関係、意味変化
到達目標: 意味関係と意味の変化の基本事項を理解する。
事前学習
[2h]テキスト4.2.2〜4.2.3を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

12回
待遇表現(1)待遇表現とは、敬語の種類、敬語の表現形式
到達目標: 待遇表現の分類と形式、基本的用法を理解する。
事前学習
[2h]テキスト6.1.1〜6.1.3を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

13回
待遇表現(2) 注意すべき敬語
授業のまとめと補足説明
到達目標: 注意すべき待遇表現を理解し、例を説明できる。
事前学習
[2h]テキスト6.1.4を予習
事後学習
[2h]テキストと参考文献等を用いて復習

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価配分は以下の通りとする。
○授業への取り組み:40%
○期末試験:60%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
試験は評価し、解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『日本語概説』
沖森卓也(編著)
朝倉書店
978425415237
「日本語学概論b/B」と同じテキスト
参考文献・推薦図書
教室で提示する。
研究室
教室で提示する。
オフィスアワー
教室で提示する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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