教員名 : 増子 勝義
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授業科目名
人間関係論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
増子 勝義
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、「人間のパーソナリティを作り出す工場」(パーソンズ、T)であり、医療の対象でもある家族の本質を探ることにより、社会学の本質としての様々な人間関係の基礎を学んでいく。
領域はどこまでも広げて考えることは可能だが、本講義では、とくに医療・福祉的援助にとって重要になってくる主な概念を中心に理解し、医療や福祉の現場で現場で応用できるような知識を身につけていくことを目的とする。 授業の概要
単なる生き方指南に堕さないために、家族の恒常的変化と多様性の認識は変わらない底層として、もう一度ニュートラルな視座から「家族」をとらえなおしていく。この視座を身につけることを通して、患者や家族のライフコースに寄り添う援助者としての生涯にわたる態度形成のための「気づき」を提供していく。
授業計画
1回
社会学とは? 社会学は人間関係をどうとらえるか? 対面的相互作用と社会的交換
到達目標: 社会学は、対面的相互作用として人間関係をとらえることを理解する。 事前学習
[2h]社会学はどういう学問か、社会的相互作用とはどういうことを意味するのか、を事前に調べておく。
事後学習
社会学や家族社会学を学ぶことでなぜ人間関係論が学べるのかを理解する。相互作用、互酬性、社会的贈与などの用語を理解する。
2回
家族への新しい視点(1)社会変動と現代家族①家族と人間関係
到達目標:「家族とは何か」について深く考察し、自分なりの家族観を持つ。 事前学習
[2h]第1章前半(P14まで)を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第1章前半(P14まで)を再度精読し、理解を深める。
3回
家族への新しい視点(2)社会変動と現代家族②家族の機能(働き)
到達目標:「家族の機能とは何か」について理解する。 事前学習
[2h]第1章後半(P15からP20)を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第1章後半を再度精読し、理解を深める。
4回
家族への新しい視点(3) 家族とライフコースの視点① 科学としてのライフコース研究
到達目標:ライフコース研究の方法について理解する。 事前学習
[2h]第2章前半(P29まで)を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第2章前半を再度精読し、理解を深める。
5回
家族への新しい視点 (4) 家族とライフコースの視点② ライフコース研究の知見
到達目標:個人のライフコースは、どんなことが作用して形づくられるのかについて理解する。 事前学習
[2h]第2章後半(P37まで)を精読し、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第2章後半を再度精読し、理解を深める。
6回
家族への新しい視点 (5) 近代家族の矛盾① 家族は「安らぎの場」の場といえるのか?
到達目標:家族の抱えるストレスとそれへの対処について理解する。 事前学習
[2h]第3章および第4章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第3章を再度精読し、理解を深める。
7回目
家族への新しい視点(6)ジェンダーからみた家族、カサンドラシンドローム
到達目標:「ジェンダー」という言葉の意味を深く理解し、格差と差別について考えられるようになる。 事前学習
[2h]第4章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第4章を再度精読し、理解を深める。
8回
家族への新しい視点(7)家族と社会保障
到達目標:日本の社会保障における家族の位置づけについて理解する。 事前学習
[2h]第7章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第7章を再度精読し、理解を深める。
9回
家族の危機と再生(1)未婚化・少子化
到達目標:少子化の社会への影響と対処について理解する。 事前学習
[2h]第8章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第8章を再度精読し、理解を深める。
10回
家族の危機と再生(2)ひとり親家族の生活困難
到達目標:ひとり親家族の生活困難特に母子家庭と父子家庭の違い、自己の中のインナーチャイルドについて理解する。 事前学習
[2h]第11章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第11章を再度精読し、理解を深める。
11回
家族の危機と再生(3)オルタナティブ・ファミリー
到達目標:「オルタナティブ」の意味を知るとともに家族形成の自由と責任の両面について理解する。 事前学習
[2h]第12章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第12章を再度精読し、理解を深める。
12回
家族の危機と再生(3)がん患者家族の苦悩
到達目標:「第二の患者」としてのがん患者家族の苦悩について理 解する。 事前学習
[2h]第15章を読み、知らない用語を事前に調べておく。
事後学習
[2h]第15章を再度精読し、理解を深める。
13回
家族の危機と再生(4)がん患者家族とグリーフ
到達目標:グリーフ、グリーフワーク、グリーフケア、自助グループについて理解する。 事前学習
[2h]これまでに新しく学んだ項目をわかるように整理する。
事後学習
[2h]この13回の講義全体で、教師が伝えたかったことを理解する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業内レポート、期末試験を実施する。
○期末試験:50% ○授業内レポート:40% ○授業への取り組み:10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回の授業で解説します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
21世紀の家族づくり(第2版)
増子勝義
学文社
978-4-7620-3222-6
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参考文献・推薦図書
『21世紀の家族づくり』(学文社/2019年/2600円)
研究室
東金キャンパス・A棟・A511
オフィスアワー
S2 水曜3限、木曜3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
社会学
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