教員名 : 後藤 武
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授業科目名
臨床薬理学
学年
4年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
後藤 武
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
疾病の治療・症状の改善には、適切な診断と投薬が行われる。薬は疾患の原因を除去するために投与されるということを理解の根幹においておく必要がある。疾患の発症機序とその発症過程のどこを抑えようとするものかが薬の作用のメカニズムになる。同時に、薬が望まない作用もするメカニズムも知っておかねばならない。
本授業では、代表的な疾患について、よく使う薬について、そのメカニズムと起りうる有害事象について学習する。調査学習も含めることによって、臨床に臨んだ場合でも、患者が服用している薬の何を知っておく必要があるかが応用できるようになる。 授業の概要
薬の効果発現のメカニズムを理解するため、疾患の発症機序と合せて学習する。効果と同時に望まない作用が出るメカニズムについても学習をする。患者と向き合う時に目の前でおきている症状が疾病によるものか薬によるものか把握できるか、少なくとも疑問を提議できるということは、患者の薬物療法中の(看護の注意点として)安全確保の観点から重要である。
本授業では、代表的な疾患について、よく使う薬について、そのメカニズムと起りうる有害事象について学習する。また、調査研究によって、将来知らない薬に触れた時にも応用できる調べ方も学ぶ。 授業計画
1回
「くすり」とは何か?
「くすり」でからだを知る ・講義内容 「くすり」について考える。どういうものをくすり(医薬品、薬剤)というか理解する。 「くすり」によって、「からだ」の仕組みを探ることができたことを理解する。 医薬品の用法用量は? 安全に医薬品を使用するには? ・講義内容 医薬品の使用方法はどうやって決められるかを理解することで正しい用法用量を理解する。 医薬品を適正かつ安全に使用するための注意事項を理解する。ハイリスク薬を理解する。 事前学習
身近にある医薬品の使用説明を読んでくる。
細胞・細胞小器官について復習しておく。「受容体」とは何か調べる。 (2時間) 事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
2回
内臓に効く薬
・講義内容 内臓に作用する薬は、自律神経に作用するものが多い。自律神経から理解する。 生活習慣病に関して ・血圧を調節する薬について理解する。 事前学習
知っている医薬品の添付文書を検索し、読んでくる。
テキストの該当部分を読んでくる。 (2時間) 事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
3回
心臓に作用する薬
・講義内容 狭心症,心筋梗塞,不整脈,心不全の治療薬の中でも心臓に作用する薬剤の機序が理解できる. 事前学習
交感神経・副交感神経について調べる。(2時間)
事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
4回
尿排泄を調節する薬
・講義内容 腎臓の機能として尿排泄がある。体の水分量や塩分量の調節する医薬品について理解する。 事前学習
テキストの該当部分を読んでくる。
腎臓の機能について、復習しておく。 (2時間) 事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
5回
脂質異常症・糖尿病を治療する薬
・講義内容 主な生活習慣病である脂質異常症,糖尿病の治療手順および使用する薬剤の機序を理解する。 事前学習
テキスト該当部分を読んでくる。
インスリンについて調べてくる。脂質代謝について復習をしておく。 (2時間) 事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
6回
がんと闘う薬
・講義内容 抗がん薬の作用機序の基本と有害作用とその対策を理解する。 事前学習
がんの治療法について復習をしておく。テキストの該当部分を読んでくる。
(2時間) 事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
7回目
炎症と痛みを和らげる薬
・講義内容 「WHO方式がん疼痛治療法」の原則を理解する。 オピオイド鎮痛薬の特徴を理解する。ステロイド薬、抗炎症薬の作用と副作用について理解する。 事前学習
モルヒネについて調べておく。テキストの該当部分を読んでくる。(2時間)
事後学習
鎮痛補助薬について調べる。確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
8回
脳神経系に作用する薬(1):てんかん、パーキンソン病、抗精神病薬(抗うつ薬)
睡眠薬 抗不安薬 気分安定薬(抗躁薬) ・講義内容 中枢神経系の機能と神経伝達物質について理解する。 中枢神経系の各疾患治療薬の作用・副作用から、注意すべき点を考える。 事前学習
中枢神経系の構造について復習しておく。テキストの該当部分を読んでくる。(2時間)
事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
9回
脳神経系に作用する薬(2):抗精神病薬(睡眠薬、抗不安薬、気分安定薬(抗躁薬))、認知症
・講義内容 中枢神経系の機能と神経伝達物質について理解する。 中枢神経系の各疾患治療薬の作用・副作用から、注意すべき点を考える。感染症に使用する薬 事前学習
中枢神経系の構造について復習しておく。テキストの該当部分を読んでくる。(2時間)
事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
10回
・講義内容
病原微生物に有効な代表的薬物を説明できる。病原微生物に有効な薬物の重要な有害作用を説明できる。消毒薬・予防接種の種類とその対象疾患について説明できる。 事前学習
病原体について復習する。テキストの該当部分を読んでくる。(2時間)
事後学習
確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。各疾患とその薬剤について特徴をまとめる。(2時間)
11回
消化器系と薬・呼吸器系と薬
・講義内容 消化器系疾患の病態生理と治療薬について説明できる。 呼吸器系疾患とその治療薬について、特徴を理解する。 事前学習
消化器系について復習する。
呼吸器系について復習する。 (2時間) 事後学習
各薬剤の作用機序についてまとめる。確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
12回
血液・造血系/生殖器系/物質代謝系(ビタミン・ホルモン系)と薬
・講義内容 血液・造血系/生殖器系/物質代謝系(ビタミン・ホルモン系)と薬について、特徴を理解する。 事前学習
ホルモン分泌器官について復習する。(2時間)
事後学習
各薬剤の作用機序についてまとめる。確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
13回
医薬品投与に関連した緊急状態にはどのようなものがあるかについて理解する。ショック発生時の治療に使用する薬について理解する。医薬品に関連した中毒時の一般的治療法と解毒薬について理解する。
(補講) 期末テスト実施 解説 事前学習
テキストの該当部分を読む。(2時間)
事後学習
救命救急時に用いる薬の使用上の注意点について、まとめる。確認テストの内容を調べながら実施し、整理する。(2時間)
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
受講態度(提出物等)20%、期末試験80%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
確認テストの解説は授業中に行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
ナ−シング・グラフィカ臨床薬理学 第4版
古川裕之/赤瀬智子
メディカ出版
9784840453752
3400円
参考文献・推薦図書
「イラストレイテッド薬理学 」丸善出版 7600円+税
「疾患からみた臨床薬理学」じほう 6825円(税込) 「イラストでまなぶ薬理学」医学書院 3150円(税込) わかりやすい薬理学」ヌーヴェルヒロカワ 2415円(税込) 「やさしい薬理のメカニズム 」学研 2520円(税込) 研究室
K315
オフィスアワー
質問等は、tgoto@jiu.ac.jp まで連絡頂ければ別途対応します。
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