教員名 : 宇田 夏苗
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授業科目名
卒業論文および制作
学年
4年
単位数
4.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
宇田 夏苗
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
プロジェクト研究IおよびIIの成果となる、卒業論文の執筆、制作(展示発表)への準備と完成を目指す。*よって「プロジェクト研究II」履修者は、本講義を必ず履修することが単位認定の条件である。
授業のテーマ:ミュージカル・演劇を"メディア"(情報伝達の手段)としてとらえ、世界を理解し人間力を身につける。楽しいミュージカル作品にも人種、差別、ジェンダー、LGBT Qといった問題が描かれているなど「演劇や映画はその時代や人々を映す鏡」である。このゼミでは国内外のミュージカル・演劇を中心に、映画まで幅広く作品に触れることによって、歴史や社会問題、人間同士のコミュニケションのあり方を学ぶ。それはグローバルな視点を養い、世界を知ることにつながる。こうしたことを掲げて行ってきた本ゼミで考えたことをもとに作品分析、または作品の企画、台本化、映像化など学生各々のやり方で論文や成果物として完成させることを目指す。 授業の概要
「プロジェクト研究II」と併行し、演劇・映像作品に関して、批判的に分析できる手法と視野を手に入れ、それをグローバルな観点から論じることができるような能力を養うことを目指す。論文執筆に必要な分析力、調査力、表現力を獲得することに力点を置く。また上記授業テーマを卒論、あるいは制作物の展示発表(パネル・ポスター発表含む)へと発展させていく。
何を成果物にするかは、学生の希望を尊重して決定する。 授業計画
1回
イントロダクション:卒論・制作の主題の設定
授業内容:何を目的に、何を執筆するか、制作するを考える。 到達目標:主題の方向性をまとめる。 事前学習
[事前学習:2h]個々に論文または制作(展示発表)の主題について候補を考えておくこと。
事後学習
[事後学習:2h]主題について各自考察を深めておく。
2回
卒論・制作についての提案
授業内容:個々の主題について発表する。 到達目標:ゼミ内での主題、目標の共有を行う。 事前学習
[事前学習:2h]主題についての可能性をリサーチする。
事後学習
[事後学習:2h]今後のスケジュール立てをする。
3回
論文とは何か
授業内容:実際に論文を読んでみる。 到達目標:レポートとの違いを理解する。 事前学習
[事前学習:2h]ゼミ内で出た主題について、各自疑問や質問を考えておく。
事後学習
[事後学習:2h]主題の調査方法を検討する。
4回
論文の書き方
授業内容:「最新版大学生のためのレポート・論文術」をもとに執筆の基礎知識の獲得。 到達目標:執筆への準備をする。 事前学習
[事前学習:2h] 自分が扱う主題についての考察を進める。
事後学習
[事後学習:2h]主題をどうタイトル化するかを考えておくこと。
5回
主題をタイトル化する。
授業内容:基礎文献表など、必要な事項の確認。 到達目標:主題を概要にまとめてみる。 事前学習
[事前学習:2h]卒論・制作の調査・創作方法について調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]タイトルを精査する。
6回
卒論および制作(発表・展示)のアウトライン確認
授業内容:主題をどうまとめていくかの考察。 到達目標:主題のアウトラインを完成させる。 事前学習
[事前学習:2h] 卒論および制作(発表・展示)のアウトラインを考える。
事後学習
[事後学習:2h]主題をより掘り下げておく。
7回目
検索エンジンについて
授業内容:卒論・制作に必要な検索方法を学ぶ。 到達目標:検索エンジンを活用できるようにする。 事前学習
[事前学習:2h]卒論および制作に必要な事柄を挙げておく。
事後学習
[事後学習:2h] 実際に主題に関してリサーチを進める。
8回
中間発表1
授業内容:現時点での卒論・制作に関するプレゼンテーション 到達目標:今後に向けて問題点を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h] 主題に関する短いプレゼンテーション(中間発表)の準備。
事後学習
[事後学習:2h]プレゼンテーションを踏まえ、自分の考えをまとめる。
9回
中間発表2
授業内容:現時点での卒論・制作に関するプレゼンテーション 到達目標:今後に向けて問題点を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h]主題に関する短いプレゼンテーションの準備。
事後学習
[事後学習:2h]他のプレゼンテーションを踏まえ、自分の考えをまとめる。
10回
中間発表3
授業内容:現時点での卒論・制作に関するプレゼンテーション 到達目標:今後に向けて問題点を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h]主題に関する短いプレゼンテーションの準備。
事後学習
[事後学習:2h]他のプレゼンテーションを踏まえ、自分の考えをまとめる。
11回
中間発表4
授業内容:現時点での卒論・制作に関するプレゼンテーション 到達目標:今後に向けて問題点を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h]に関する短いプレゼンテーションの準備。
事後学習
[事後学習:2h]プレゼンを通して考えたことをまとめる。
12回
論文の書き方、制作の仕方
授業内容:卒論、制作物を参考に、表現用法を考える。 到達目標:自分の課題を理解する。 事前学習
[事前学習:2h]論文・制作について手法をさらに掘り下げる。
事後学習
[事後学習:2h]ゼミで話したことをまとめる。
13回
フィールドワーク「国立国会図書館」
授業内容:国立国会図書館に訪問し、調査方法を学ぶ。 到達目標:より幅広くリサーチできる力を獲得する。 事前学習
[事前学習:2h]主題についてのリサーチを進める。
事後学習
[事後学習:2h]国会図書館でのリサーチを進める。
14回
章立て・構成について
授業内容:各自の問題点の相談。 到達目標:問題を明らかにし、執筆・制作を進められるようにする。 事前学習
[事前学習:2h] 構成についての再検討を行う。
事後学習
[事後学習:2h]わかった課題をもとに、解決策を考える。
15回
文献調査・執筆および制作過程の相談
授業内容:懸案事項を明らかにして解決に導く。 到達目標:執筆・制作を進める。 事前学習
[事前学習:2h] 文献調査、制作過程における懸案事項を挙げておく。
事後学習
[事後学習:2h]文献表と構成の検討。
16回
成果物の完成に向けた再検討
授業内容:卒論の希望者は文献表を、制作(展示・発表)希望者は構成を練り上げる。 到達目標:成果物を完成さるためのプロセスを進める。 事前学習
[事前学習:2h]主題に関するリサーチの更なる検討を行う。
事後学習
[事後学習:2h]文献表や構成などをできるかぎり練り上げる。
17回
探究力・構想力・論理力・表現力について
授業内容:各自の研究テーマに基づいて、現時点で執筆した文章やレイアウト(写真)などを発表。 到達目標:ゼミ生同士の意見交換をもとに、より良い表現を目指す。 事前学習
[事前学習:2h] 日本語リテラシーについて調べておく。
事後学習
[事後学習:2h] 文章などのブラッシュアップを行う。
18回
グループワーク ディスカッション
授業内容:各自の研究主題を共有、お互いにディスカッションを行う。 到達目標:主題に関する隠れた問題を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h] 各自の研究主題について、ポイントとなる問題を挙げておく。
事後学習
[事後学習:2h] ディスカッションの内容をまとめておく。
19回
グループワーク ディスカッション
授業内容:各自の研究主題を共有、お互いにディスカッションを行う。 到達目標:主題に関する隠れた問題を明らかにする。 事前学習
[事前学習:2h]各自の研究主題について、ポイントとなる問題を挙げておく。
事後学習
[事後学習:2h]ディスカッションの内容を踏まえて、各自作業を進める。
20回
研究成果発表準備
授業内容:最終プレゼンテーションの準備、学生同士の意見交換。 到達目標:主題のさらなる掘り下げを行う。 事前学習
[事前学習:2h]研究成果発表に向け、プレゼン資料やポスターなど展示の準備を行う。
事後学習
[事後学習:2h] 他の学生との意見交換を通して考察を深める。
21回
研究成果発表1
授業内容:各自が決めたテーマをもとにプレゼンテーション 到達目標:プレゼンを通して、研究テーマを掘り下げる。 事前学習
[事前学習:2h]研究成果発表に向け、プレゼン資料やポスターなど展示の準備を行う。
事後学習
[事後学習:2h]他の学生からのコメントを受けて考察を深める。
22回
研究成果発表2
授業内容:各自が決めたテーマをもとにプレゼンテーション 到達目標:プレゼンを通して、研究テーマを掘り下げる。 事前学習
[事前学習:2h]研究成果発表に向け、プレゼン資料やポスターなど展示の準備を行う。
事後学習
[事後学習:2h]他の学生からのコメントを受けて考察を深める。
23回目
研究成果発表3
授業内容:各自が決めたテーマをもとにプレゼンテーション 到達目標:プレゼンを通して、研究テーマを掘り下げる。 事前学習
[事前学習:2h] 研究成果発表に向け、プレゼン資料やポスターなど展示の準備を行う。
事後学習
[事後学習:2h]他の学生からのコメントを受けて考察を深める。
24回
研究成果発表4
授業内容:各自が決めたテーマをもとにプレゼンテーション 到達目標:プレゼンを通して、研究テーマを掘り下げる。 事前学習
[事前学習:2h] 研究成果発表に向け、プレゼン資料やポスターなど展示の準備を行う。
事後学習
[事後学習:2h] 他の学生からのコメントを受けて考察を深める。
25回
プロジェクト研究IIのまとめ1
授業内容:それぞれの成果物に対する批評。 到達目標:卒論・制作(発表・展示)のブラッシュアップ。 事前学習
[事前学習:2h] 卒論・制作(発表・展示)の総仕上げ。
事後学習
[事後学習:2h] 他の学生からのコメントを受けてそれぞれ成果を補足追加修正を行う。
26回
プロジェクト研究IIの総括
授業内容:それぞれの成果物に対する論評会。 到達目標:これまで学んだことをまとめる。 事前学習
[事前学習:2h] 卒論・制作(発表・展示)の総仕上げ。
事後学習
[事後学習:2h]最終論文・制作(発表展示)を完成させる。
試験及び成績評価
ゼミ・プロジェクトへの参加・取り組み50% 研究成果・発表50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題に対するフィードバックについて: 授業内での解説、または個別指導を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
ゼミ生各自の研究テーマや興味により適宜、紹介する。
参考文献・推薦図書
『ミュージカル史』小山内伸(中央公論新社/2016年/1800円)
『マンハッタンのKUROSAWA 英語の字幕版はありますか?』平野共余子(清流出版/2006年/2000円) 『こんな舞台を観てきた:扇田昭彦の日本現代演劇五〇年史』扇田昭彦(河出書房新社/2015年/2900円) 『How Does the Show Go On The Frozen Edition: An Introduction to the Theater』Thomas Schumacher(Disney Books/2019年/2797円) 『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』能勢邦子(サンマーク出版/2021年/1540円) 研究室
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