教員名 : 木内 希
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授業科目名
表現実習IB
学年
2年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
木内 希
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
この授業は表現基礎演習Bの発展的な位置づけのものである。表現基礎演習Bでは発声・発音、原稿読みやフリートークの基礎を学んできたが、学習は次のステップ、原稿や台本のないフリートークへの挑戦に進む。より効果的な学びのために段階的に履修・修得することが望ましい。
さらに今年度は、ぜひ表現実習ⅠBとⅡBをセットで履修してもらいたい。 まず表現実習ⅠBにおいて、人との対話の中から一番核となる話を見つけ、引き出し膨らませる「インタビュー力」を、 表現実習ⅡBにおいて、人が熱心に耳を傾けたくなるだけのラジオDJとしての「トーク力」を身につけてもらいたい。いずれも自分の見てきたものや経験してきたことが土台となり広がりを見せるものであるだけに、一朝一夕では身につかず、完成までにはかなりの努力を必要とする。これらの力は「主体的にものを考え、意見を明確に表明し、課題に対して的確な提案を行う力」であり、ディプロマポリシーに謳われた理想である。ぜひ、自分の個性を生かした「しゃべりのスキル」を身につけて、これからに生かしてほしい。 この授業を受講予定の人は、以下のGoogleフォームによるアンケートに必ず回答してください。 https://forms.gle/ZZrjbbeWKzYQ8GQ56 授業の概要
授業形態:実習
授業内容:授業中は常に参加学生に発声を求め、教員は一人ずつに徹底的な指導を行っていく。新しい単元に入るたび、常に到達目標と自分が目指す理想系を意識させ、そこに少しでも近づけるよう繰り返し練習を行う。 授業は週に一回。この表現実習ⅠBを履修した学生は、F1,2で表現実習ⅡBを履修することができる。 表現実習ⅠB(担当:木内)では 【アナウンス基礎・インタビュー】を学び、それらにじっくり取り組んだ上で、継続してF1,F2【ラジオDJ・ナレーション】(担当:宮田)を受講するのが望ましい。・・・年間を通した表現の訓練を通して自身のスキルアップを目指してほしい。 授業では、収録→再生を繰り返し、自分のしゃべりを確認しながら進めていく。 教員は、共にテレビ業界で長年の経験を積んだキャスター・アナウンサー・ナレーターである 授業計画
1回
○授業内容:自己PRを考える 〜「伝わる自己PR」とは
○到達目標:自分の良さ、売りが明確に伝わる自己PR完成させる 事前学習
(2h)自己PRを考えておく
事後学習
(2h)教員や友人の指摘を受けて、PRを改善、完成形を作る。
2回
○授業内容:原稿読み 〜インフォメーション原稿を読んでみる
○到達目標:原稿の内容を正確につかみ、情報を分かりやすく伝える読み方を身に着ける 事前学習
(2h)発音・発声の練習文を繰り返し読み、自分の苦手な部分の改善に努める
事後学習
(2h)授業内での指摘箇所が改善されるよう、原稿を繰り返し練習し、日頃のルーティーンに組み込む位置づけを作る。
3回
○授業内容:言葉説明 応用1 〜レポート作成に挑戦
○到達目標:言葉説明のルールの汎用性を理解する。そして、そのルールに基づき、瞬時に頭の中で話を組み立て、適切な表現で説明できるようにする 事前学習
(2h)表現基礎演習でまなんだ「言葉説明」を思い出し、復習しておく。
ニュースで出てくる言葉、話題の人物などについて、スムーズに言葉が出てくるよう練習してみる。 事後学習
(2h)授業内で取り上げたワードについても繰り返し頭の中で構成を立て、実際にしゃべってみることが大事である。言葉が自然に出てくるよう繰り返し練習する。
4回
○授業内容:言葉説明 応用2 〜「恐竜レポート」収録
○到達目標:ビデオカメラで撮影という経験を通して、聴き手を意識した伝え方を学ぶ。 「本番」の緊張感を味わい、どうすれば満足いくパフォーマンスができるか考える。 事前学習
(2h)「恐竜の化石」についてのレポート原稿をまとめる。
「言葉説明」のルールに則っているか、初めて聞く人にわかりやすい内容になっているかをよく考えてまとめる。 事後学習
(2h)自分の課題を整理し、克服するにはどんな練習が必要か考える。そのうえで、具体的な計画を立てて、毎日練習を繰り返す。
5回
○授業内容:言葉説明 応用3 〜「恐竜レポート」 反省
○到達目標:自分のレポートを客観的にみて、自分の課題を理解する 事前学習
(2h)ニュース番組などで「中継リポート」している場面を注意深く見てみる。
話の語順や、言葉の選び方など、細部に注意を払い、自分の表現に生かせる部分がないか考える。 事後学習
(2h)「自分の喋りにおける課題」をきちんと理解し、改善方法を考える。
「わかりやすい説明」のコツを確認し、身近なテーマを設定して話す練習をしてみる。 6回
○授業内容:インタビュー1 導入 〜インタビューとは
○到達目標:インタビューとはどういうものかを理解し、大切なポイントを押さえる 事前学習
(2h)テレビ番組などで「インタビュー」している場面を注意深く見てみる。
インタビューがどのようなもので、どんな場面で行われているか意識する。 事後学習
(2h)授業内のメモをよく読みなおし、インタビューの目的を理解する。テレビ番組のインタビューシーンを更によくみて、自分が聴き手だと仮定して、自分だったらどんな質問をするか、考えてみる。
7回目
○授業内容:インタビュー2 準備 〜インタビューのための準備とは
○到達目標:インタビューの際の準備の重要性を理解する 事前学習
(2h)与えられたテーマについて、「ゴール」と「具体的な質問」を考えてみる
事後学習
(2h)授業内のメモをよく読みなおし、インタビューの目的を理解する。今度はテレビのインタビューの内容に注視してみる。どこに行き着こうとして話を進めてきたか、インタビュアーの「目指そうとしてる方向性」を察してみる。
8回
○授業内容:インタビュー3 実践 〜インタビューをしてみる
インタビューのための準備とは ○到達目標:インタビューの際の準備の重要性を理解する 事前学習
(2h)与えられたテーマに対し、「ゴール」を設定。
自分の想定する「ゴール」に向けて、どんな質問をしていったらよいかよく考え、具体的に書き出してみる 事後学習
(2h)反省点を踏まえ、「ゴール」「質問」を再度練り直してみる。どのように聞けばよかったのか、全体として何が足りなかったのかを考える。
9回
○授業内容:インタビュー4 実践 〜インタビューをしてみる
○到達目標:実際にインタビューをしてみて、新たな課題に気づく 事前学習
(2h)本番を想定した十分な準備を行う。自分でいくつかのテーマを設定して、話を聞き出す場合の様々な視点をあげてみる。できるだけ多角的に。
事後学習
(2h)相手の答えを書き起こすことにより俯瞰的に点検。この話はもう少し突っ込んで聞いたら面白かったかもしれないなど、足りなかったところをしっかり整理する。
10回
○授業内容:インタビュー5 街頭インタビュー 〜街頭インタビューをしてみる
○到達目標:街頭インタビュー本番を体験し、楽しさ、難しさを学びとる 事前学習
(2h)これまでの学習を踏まえ、どんな準備をしておけば当日安心して街頭インタビューに臨めるかを考え、十分に準備をする
事後学習
(2h)街頭でのインタビューを振り返る。何が足りなかったか、どこがよかったか、自分なりに考えると同時に授業内での指摘を振り返る。
11回
○授業内容:インタビュー6 まとめ 〜街頭インタビュー 反省
○到達目標:「人に話を聞く」とはどういうことか、改めて考える 事前学習
(2h)街頭インタビューの実践において、他の学生の取り組みの姿勢についても参考にできることがなかったか、まとめておく。
事後学習
(2h)インタビューを客観的に聞き、これまでの学習の成果、課題を考える。日常生活で学んだことを活かせるよう、整理する
12回
○授業内容:朗読 準備 〜「朗読」とは
○到達目標:文学作品を朗読する際の基本を学び、表現方法を考える 事前学習
(2h)作品の背景を調べたうえで下読みをし、表現方法を考えておく
事後学習
(2h)グループ内で共有した表現方法を意識して読みを完成させる
13回
○授業内容:朗読 発表 〜朗読ミニ発表会
〇到達目標:数人のグループで朗読作品を完成させ発表、「表現」の可能性を感じる。 事前学習
(2h)作品をじっくり読みこみ、納得できるまで練習する
事後学習
(2h)収録したものを改めて聞き直す時間を作り、反省をする。
半年間の学びを通して得た「自分の表現」を振り返り、課題を整理する。 そして、どのようにして克服していくか具体的に書き出してみることで、Ⅱの受講につなげる。 14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業内の単元ごとに収録を伴うテストを行い、それを評価対象とする。
評価は、収録した作品に対し60%、日頃の授業への取り組み全般に対し40%の割合で行う。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で行う成果発表については、その都度フィードバックを行い、次の単元に生かせるよう位置付ける。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
平田オリザ「わかりあえないことから」
阿川佐和子「聞く力」 永井一郎「朗読のススメ」 岡本夏木 「言葉と発達」 池上彰「伝える力」 授業内で使用する原稿・参考資料については授業内でその都度配布する。 研究室
4号棟 4階 非常勤講師用研究室(ただし、出校日が限られていますので、事前にmessanger で確認してください。)
オフィスアワー
メッセンジャーで連絡をいただけたら随時スケジュール調整いたします。
科目ナンバリング
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